2006年6月14日〜18日 粟国島
6月14日(水)
粟国414時55分セントレア発のJALに乗る。初めて747の二階席に乗ったが空いている。60席ほどあるが乗客は二人だけ。客室乗務員は二人居るので専属みたいなもんだ(笑)。5時過ぎに那覇着。

ユイレールで美栄橋へ。閉店したダイエーと国際通りの間にあるドミトリーの月光荘にチェックインした(写真左)。建物の説明を受け1500円を前払いする。同宿の人に挨拶したり、「ゆんたく」したりするのが通常のコースと思うが、今日は忙しいので全部省略。早速、牧志の公設市場に出かける。

特に買うものがあるわけではないが、ぶらぶらして魚屋の奥さんと話していると「昔はこんな魚食べなかったんだけどねー。」とブダイを指す。

グルクンは昔からよく食べるけど、イラブチャーは海人しか食べなかったらしい。煮てもダシが出ないし、刺身も淡白なので酢味噌でしか食べられないと笑っていた。
結局、日持ちのする島らっきょうと肉味噌を買って店を出た。

ぶらぶら歩いて58号線を渡り、前回3日間通った例のおでん屋さんへ。3ヶ月振りだが小母さんもよく顔を覚えていて、一週間振りのお客を迎えるような調子。早速好物の厚揚げにかぶりついた。今日は珍しく出勤前のお姐さんらしい若い女性が一人入ってきた。腎臓結石だとか言いながら泡盛を飲む。ビールにしたほうが良いんじゃないかと笑う。2時間ほど居て天地へ。

粟国1 粟国2 粟国3

前回の居た女性は先月末で郷里に帰ったとかで新しい女性が。自己紹介しながら話していると珍しく十文字さんが顔を出した。1年以上逢ってないので話に花が咲いた。明日はRACの一便なので早めに切り上げて宿に帰る。2段ベッドに横になるとすぐ寝てしまった。

6月15日(木)

粟国56時半にさわやかな目覚め。荷物をまとめて7時にはユイレールに乗った。チェックインすると1便は天候調査中とか。待合室で昨夜コンビニで買っておいたサンドイッチで朝食。8時の天候調査でともかく行くことになり、ほっと一息。8時半に出発、20分で粟国空港に着いた。

一本目は10時出航で筆ん崎へ。この季節はともかくギンガメ狙いだ。バディは前回も居た常連さんや東京の女性二人など5人。専用のブイに係留する。水底集合でエントリーするとすぐギンガメの居そうな場所に移動する。でも今回は不発。

水底の魚に切り替える(笑)。沖縄では珍しいクダゴンベが居る。アカモンガラ、ハナゴイ、カスミチョウチョウオは群れている。タテキン、ツノダシなどなど魚影は濃い。ウメイロの群がとてもきれいだ。40分のダイビングです。

2本目は2時出航なので、その間に中華食堂で昼食、そして民宿へ行って荷物を解く。
2本目も筆ん崎へ。今回は結構ギンガメが居る。何百匹かは居るのだが、ペアリングして夫々泳いでいて塊にはなっていない。カツオやカスミアジが時々通る。ウメイロもきれいだ。帰ってきてブイの近くには大きなナポレオンが居た。満足して安全停止していると、ガイドのかなちゃんが指を指す。一寸離れたところにギンガメが群れている。5mを保ちながら水平移動。近づくと1000匹から2000匹のギンガメが渦巻いている。ミニトルネイドだ。しばらく眺めて船に登った。
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筆崎とマハナ展望台 クダゴンベ ミニトルネード

ギンガメのトルネイドは渦巻きながら少しづつ移動していくので、見るのは運の要素が強い。同じ場所を同じ時間に潜ってもコースが違えば見ることが出来ないし、エントリー時間が10分違えばコースが同じでも変わってくる。今日は満足して帰途についた。

宿の夕食は7時。夕食は酒を飲むので副食だけでご飯は要らないと言うと、ダイビングの人はそういう人が多いねと笑った。でも、うちには酒もビールも置いてないから、近所の売店で買ってきて飲んでくださいという。これが近所付き合いのこつなのですね。
さっそくオリオンビールを買ってきて、湯上りの一杯が美味い。夕食用には泡盛のボトルをキープすることに(笑)。

8時頃例によってログ付けに出かける。地元の人達や船長さんらも混じって賑やかなログ付けは前回と同じだ。10時頃から船長さんらはカラオケに出かけると言うが、今回は遠慮してそのまま飲むことにした。前回の反省から今回は体調の保持に努めることにする(^▽^;)。11時頃には退散した。

6月16日(金)

民宿の朝食は8時、ショップへの集合は10時とのんびりする。
今日も1本目は筆ん崎、エントリーして何時もの場所まで移動、周囲を眺める。3本目になるとギンガメが居るか居ないかなんとなく予想がつく。今回は居ない。表層にはカツオが数匹泳いでいる。

今度は水底に目を向ける。ハタタテハゼ、クロユリハゼなどハゼ系も居る。タテキンやオニハタタテダイを見ながら40分を過ごす。水温は24〜25度だが船上は暑いので寒さは感じない。
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ナポレオン ギンガメのペア 黒いのがオス ギンガメはこんな感じ

今日はRACの1便は欠航した。那覇の天気が悪いからだという。1便のお客はフェリーに変更した。フェリーは10時発12時着だ。朝の1本目は3人だった。

2本目はやはり2時出航、また筆ん崎だ。エントリーして移動中、大きなナポレオンに遭遇、しばらく観察する。現場に到着すると今度はギンガメが結構居る。でもペアばかりで群は居ない。ウメイロの群を見て満足して変える途中、またナポレオンの今度は子供を見た。結構ナポレオンは居るんだと思う。

午後到着のゲストは2本目を希望。でも私はリタイア、一寸予定がある。
民宿に帰り一風呂浴びてビールを飲んだ後、島の北部にある鍾乳洞を見に行く予定だった。小母さんに言うと「歩くと50分かかる」という。歩くのは好きだからと出かけることに。10分位歩くと顔見知りのログ仲間が通りかかった。
これ幸いと車で送ってもらった。
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洞寺公園入口 鍾乳洞の一部

洞寺(てら)という公園で北部の海岸の近くの台地にある。塩工場も遠くに見える。入っていくとセンサーが感知して順に灯りが点くようになっているが、センサーが壊れている部分は真っ暗闇になる。10分位で全体が見られる。帰りはぶらぶら歩いた。サトウキビや粟の畑の中を歩いていると島の雰囲気が感じられて、私の大好きなひと時です。
食後例によってログ付けに行くと、明日はゲストが多く2台の船で行く。また、土曜日で那覇からの船も来るので9時半出航と告げられる。
ログ付けは例によって盛り上がるが適当に切り上げてお暇した。

6月17日(土)
粟国111本目、勿論筆ん崎です(笑)。我々の船は4人で今日はドリフトと告げられる。
エントリー後例の場所に行くと、既に他のショップのダイバーが多勢来ていた。ペアのギンガメの他に隠れ根の先端付近にギンガメが群れている。そのうち数十匹のカツオの群が来てしばし見とれる。

他のショップが帰った後隠れ根を回りこんで外洋側にでると、ガイドのかなちゃんが手を振っている。急いで近づくと、これまで見たことも無いギンガメの川で、その先端でトルネイドが始まっていた。1万匹を越えるかという大群です。しかも見ているのは我々5人だけ。少しずつ動いて遠ざかって行くまで、うっとりと飽きずに見ていました。

元の根の方に帰ると同じショップの他のグループが来ていました。

なんと、1mを越える大型のイソマグロが50〜60匹、直径20m位の円を描きながらぐるぐる廻っているではありませんか。これはこれですごい迫力です。この1本で粟国へ来た目的はすべて果たしました。

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かなちゃんに、今日のギンガメはこれまで見たなかでどの程度かと尋ねると、3番目位だと言う。同じショップで潜っても、他のグループはイソマグロだけで大満足、我々はそれにギンガメとカツオの群。一寸のずれがこの差になる。

午後からの2本目も又筆ん崎のドリフト。朝の1本で満足したので意欲は少し衰えたけど出かけることに。
一寸コースを変えたが今回は流れが強い。ギンガメはペアリングが数百匹、そのうちイソマグロが出てきて迫力は満点だが、片手で岩に捕まっているので、カメラやビデオの操作ができない。ガイドに誘われて岩から手を離し、流れに乗って楽しいドリフトです。カマスの群やウメイロの群を見ながら、楽ちん楽ちんの最後の1本でした。
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ログ付け1 ログ付け2

3本目は辞退して機材を洗い、明日の帰りの準備です。あっとゆう間の4日間でした。
夜は、今回初めて作ったというショップのTシャツが届いたので、早速それを着てログ付けです。前は小さくクダゴンベ、背中は大きくトルネイドがデザインされています。

粟国176月18日(日)
9時15分発のアイランダーで那覇へ帰還です。今回は高度500mだそうです。天候によっては3000フィート位飛ぶこともあるとか。

写真右は帰りの機中から見たチービシ辺りの風景です。

11時55分まで時間があるので、ユイレールで小禄のジャスコへ向かった。そこの県産品売り場で少しお土産を買い、食品売り場で「島豆腐」や「厚揚げ」を買った。これで、今夜のおかずは万全です(笑)。


2005年11月3〜6日 粟国島

粟国RAC11月3日、10時発のJALで那覇に向かう。名古屋高速が工事中通行止めなので空港バスは止めて名鉄にする。9時頃セントレアに着きカードラウンジで一休み。40分頃セキュリティーを通過するが、ここでトラブル。

今回利用の「ダイブハウスあぐに」さんは機材のフルレンタルが1日1500円と格安なので、送るより安いとフルレンタルにした。それで、カメラや着替えを登山用のザックに詰めて出かけたのだが、中に登山用のナイフが入っていた。これが見つかって根掘り葉掘り、時間も無いので焦った(^▽^;)。

12時過ぎ那覇に着いて、RACは初めてなので、乗り継ぎカウンターで要領を尋ねると、まず28番搭乗口で座席指定を受けろという。窓口で荷物と体重をチェックされ体重のバランスで座席が決まる。荷物は10キロまで無料で、超過1キロ毎に160円だという。

粟国ジャスコ出発まで時間があるので外へ出て、まず空港食堂でやきそばとビール(笑)。ユイレール200円で小禄(おろく)駅へ。特に宛は無いが降りてみるとジャスコがあった。食料品売り場をチェックしていると県産品売り場があった。ここでみやげ物はほとんど揃うし、駅に直結、値段も大衆価格なので今後は利用しょうかなと思う。

15時30分9人乗りのRACで粟国に向かう。聞きしに勝る小型機で心細いことこの上ない。機体の奥から順番に乗り込む。離陸するとすぐチービシの浅瀬。海は非常に穏やかです。巡航高度2000フィートで慶良間付近を通過、20分で粟国空港です。粟国は人口900人、野原の真中にぽつんと空港があります。ところが迎えに来てくれるはずの大城さんが居ない。ショップへ電話するも誰も出ない。初めての粟国なので途方にくれる。

粟国操縦席何回か電話するうちにようやく電話が繋がる。「フェリーと勘違いして、迎えに行ったのですが」と言うことだった。まあ、狭い島のこと、すぐ迎が来てほっとする。ショップに着くとタイでガイドをしていたというTさんがお客で来ていた。まあビールでもとオリオンビールを勧められる。これが恐ろしいログ付けの始まりだったとは(笑)。

すぐ近くの民宿に送ってもらうと、「6時から飲んでいるから来てください。」と言う。ええっ、慶良間でも何処でも、民宿で食事を済ませて8時半頃からログ付けなのにと思う。民宿の夕食は6時半なので近くの海岸まで散歩に出る。この島の海岸は溶岩で出来ている。砂浜はほとんど珊瑚の屍骸です。粟国からは渡名喜島が一番近くはっきり見える。その左に慶良間諸島がこれもはっきり見えている。


粟国ログ1一寸時間を早めてもらった量のある民宿の食事を生ビール(350円)と泡盛の水割り(350円)で食べて、7時前にショップに行った。昼間のTさんの他に東京のSさん、女性2人。そしてブログではアルバイトの期間を終えて北海道へ帰ったはずの「かなちゃん」と言うアシスタントの女性も居てびっくりした。

テーブルにはボートの船長さんが釣ったというサワラの刺身やカルパッチョが並んでいる。民宿で腹いっぱい食べた直後なのでとても食べられない。流動食のみに徹することにした(笑)。

そのうち近所のSさんと娘さん、船長さん、製塩工場の工場長?さんなど5〜6人も加わって、何時まで飲んだか覚えていないが、相当飲んだらしい。後で聞くと船長さんが心配して宿までついて来たそうです。

粟国フデン111月4日、目がさめると8時だった。昨夜飲み過ぎたみたいなので心配だったが朝食は美味しかったので大丈夫。出航は10時なので余裕です。レンタル機材とスーツを選んだ後、1本目は「フデン崎」へ。港から10分弱です。2瀬に船を繋いで3瀬に行くという。ブリーフィングは簡単なものです。エントリーすると透明度は抜群、水温も26〜27度、あこがれの粟国の海です。バディは1000本以上のダイバーばかりとか、動きもバラバラに3瀬に向かいます(笑)。

アルミの12Lなので4キロの錘を着けましたが、4〜5mの浅瀬では浮気味です。魚はフダイの大小、アカモンガラの群、遠くだったけどナポレオンも居たような。3瀬には人工物のような竪穴がいくつかあり、海底遺跡かもと言われている。魚も結構居ましたが、ふとゲージを見ると40です。えーっ、まだ25分しか経ってないのにと思いましたが仕方ありません。レギュからエヤーが漏れていたけどこれほどとは思いませんでした。

粟国遊歩道港に帰りシャワーを浴びて、午後の出航は2時です。私は1日3本潜るつもりで居ましたが、そんな気配は全く無い(笑)。宿に戻って昼食、1時間位昼寝です。

2本目は「さくら」、フデン崎から回り込んだ島の西海岸です。レギュを交換してウエイトも1キロ増やしてエントリー。ブルーの海と地形はすばらしいです。浅瀬にはコロダイとか結構大きな魚が群れています。皆はトビエイを見たとか。私は見ていない(^▽^;)。他にはウメイロの群やクロユリハゼ、ハタタテハゼなどなど。今回はエア漏れも無く50分のダイビング、満足して上がりました。

民宿に帰った後、夕食まで時間もあるので、昨日と反対の海岸を散歩。プチホテルの前辺りから海岸の溶岩の上に立派な遊歩道があった。てくてく歩いたけど結構長い。2キロぐらいありそうで途中でリタイア。シュノーケルに良さそうなビーチもあった。帰りの飛行機で確認すると、遊歩道の終点あたりも良さそうなビーチだった。

粟国夕食1例によってボリュームたっぷりの民宿の夕食を食べ、ログ付けに出かける。ここは夕食が2度あるので、このまま滞在すると太るのは間違いない(笑)。その上肝臓がよほど丈夫でないと勤まらない(笑)。この日は港に見慣れぬ船が入ってきた。聞けば那覇警察の船で、飲酒運転の検問に来たとか。この夜は島全体の動きが止まり、捕まった人は居なかったらしい。

女性二人はダイビングの後シュノーケルに行ったらしいが、疲れたと見えてログ付けに現れない。

この日はSさんとかなちゃんが釣ってきたグルクンやオジサンをBBQにして食べた。とっても美味しいが、なんせ満腹なのでそうは入らない。、近所の人たちと飲んでいると9時頃に漁師さんが二人加わった。サワラの刺身がぎっしり詰まった大きなタッパーを持参だ。食べはじめると、なんと、刺身が2段重ねに詰めてある。一体何十人前の刺身なんだろう。大城さんも早寝したので、私も昨日の今日だし11時ごろそっとお暇する。
粟国釣り 粟国ログ3 粟国刺身
釣ってきた魚 ログ付け?風景 サワラの刺身差し入れ

聞くところでは、残った有志はカラオケの後、夜中干潮時に網を上げに行き、掛かったウミガメを逃がしたりして最終は3時だったとか。それでも朝一には仕事をしていた。粟国パワー恐るべし。

粟国街11月5日、今朝は6時半にさわやかな目覚め。8時の朝食まで散歩に出かける。今度はまだ歩いていない「浜」の集落の中を歩く。島の字は3つに分かれていて、港の近くが「浜」、真中が「東」、西海岸近くが「西」だ、解り易い(笑)。浜と東には集落があり、ショップは当然浜にある。現在3軒。民宿は浜と東に点在する。西はほとんど無人では無いか。

1本目は「パイプライン」。魚はあまり居ないが洞窟のポイント。港からみるとフデン崎の手前だ。近くに「電波塔下」というポイントもある。昨日に比べ少し波がある。1週間近く続いた穏やかな海も明日は荒れてくるのか。いろんな洞窟をぐるぐる廻る。ある洞窟の出口にオドリハゼが居たが、身体半分しか見せない。キンチャクガニは探したけどみつからなかった。大城さんはネムリブカを見たとか。

2本目は電波塔下にするかとの話もあったけど、昨日のフデン崎が消化不良だったのでフデン崎をリクエスト。流れが出てきたが、なんとか行けそう。エントリーしてハダカハオコゼを見に行くが、流れが強く、岩を掴みながら這って行く。

粟国ハダカハオコゼ他にはヤッコやハタの類、ハゼ系もけっこう居る。今回はフデン崎を十分満喫してエクジットしました。たった4本ですが、粟国の透明なブルーの海を堪能しました。ゴールデンウイークから7月中頃までは有名なギンガメトルネードが見られるそうです。真冬でも20度は切らないそうで、クジラも時々通るそうです。釣り舟のすぐ傍をマッコウクジラが通って行くそうです。

さて最後なので大城さんが女性二人と私を島内観光に連れてくれました。まず、北の端にある製塩工場へ。女性が工程を案内してくれました。粟国の塩は有名ですが、釜炊きの塩と天日干しの塩があります。勿論、天日干しの塩は手間隙かかり生産量も限られるので値段は倍します。でも粒も大きくて泡盛のおつまみにも最適なので一袋買いました。

次は映画「ナビーの恋」で使われたナビーの家へ。ここは現在無人で映画の面影はありません。ブーゲンビリアは撮影の小道具だったようです。
次いで島の南西端、フデン崎の上にある「マハナ展望台」へ。ここは80mの断崖の上にあり、近くには風力発電の風車や灯台もある広い広場です。夕陽の方角には久米島も見えます。サンセットまで居れば素晴らしい光景が見られそうです。ここで一寸のんびりして別れを惜しみました。
粟国塩 粟国ナビー 粟国マハナ2
製塩工場最初の工程 ナビーの家のシーサー マハナ展望台から下を覗く

ショップに帰って荷物をまとめ宿に帰ろうとすると近所のSさんに呼び止められました。Tさんが居るから飲んで行けと。取りたてのコブシメの足が刺身になっていました。こんな所で腰を落ち着けると2度の夕食が3度の夕食になってしまうので早々に退散しました。
粟国夕食2宿の夕食にはアオリイカの刺身が出て結構美味しかった。毎日生ビールと水割りを飲んでから2度目の夕食にお出かけです。

今日は最後の夜ということで、常連の近所ご家族や船頭さん。そのうち昨日の漁師さん達やその奥さんも加わって賑やかになりました。なんのかんのと12時まで飲んでいると、漁師のAさんが網を見に行くという。

今回は私も同行。島の北側、村営牧場のある辺りで、刺し網が何十mか張られている。そこまで干潮で歩いていける。懐中電灯便りの海岸は一寸危ない。魚はあまり掛かっていなかったが大きなイセエビが掛かっていた。また今晩も大きなアカウミガメが掛かっていたので外して港に連れて行き逃がしてやることに。結構重く結構力が強い。

ウミガメを逃がしたあと、漁師さんの庭で飲むことに。時間は午前2時、私は体力の限界なので一寸だけ飲んで退散です。
私のつたない経験ですが、こんなに地元の人と飲んだり喋ったりしたのは粟国が初めてです。また、漁師とダイバーがこんなに良い関係というのも珍しいのではないでしょうか。大城さんが地元の人であり、その人柄の性もありますが、島の人そのものが熱いのでしょうね。
粟国ログ2 粟国ログ4 粟国ログ5
ログ付け その1 ログ付け その2 ログ付け その3
粟国ログ6 粟国イセエビ 粟国ウミガメ
ログ付け その4 イセエビ ウミガメ

11月6日、今日は帰る日です。今日で全てのゲストが飛行機やフェリーで帰ってしまうので大城さんも寂しそうです。フェリーで那覇へ遊びに行こうかと本気で考えているようでした。

10時45分のRAC2便は二人の女性も一緒でした。11時10分に那覇空港です。ユイレールの1日乗車券を買って国際通りに向かいます。途中で、公設市場の2階で昼食を一緒にするはずだったMさんから電話がありキャンセルに。
それなら、美栄橋のダイエー近くに一寸気になっていた「そば屋」があるので、そこに入り「やきそば」を頼む。ビールを飲んでいると、おばさんが「時間があるなら奥武山公園で民族の祭典をやっているので行ってみたら」と言う。公設市場で「アワビの漬物?」を買い、壷屋博物館の近辺を散策して、国際通りを牧志駅に向かう

粟国南窯 粟国屋台 粟国フデン3
那覇の史跡「南窯」 民族祭りの屋台 もう一枚フデン崎のおまけ
途中、新しくなった「那覇伝統工芸館」に入り、展示コーナーや映像を見る。途中で眠ってしまった。ガラス工房もあり、体験でマイグラスを作ろうと思ったが、どうも創作意欲が沸かないので止めにする(笑)。

ユイレールを壷川の駅で降りると川向こうに会場があり、屋台やフリーマーケットが出ていた。イカ焼とビールが魅力的だったが食欲はまだ無い。北海道のソーラン節と沖縄のエイサーが共演するらしいが4時からなので諦める。ユイレールで小禄に行きジャスコに入る。シークワーサーの原液を買い、さてどこかで飲もうかと思ったが適当な店も無く、時間も迫ってきた。

空港に戻りコンビニでトンカツ弁当と缶ビールを買い、待合室で飲むことにした。5時5分発の飛行機に乗り込むと睡魔が襲い、名古屋まで殆ど寝ていました。今回はなんか1週間ぐらい行っていたような気がする旅でした。一寸はまりそうな粟国島でした。