慶良間 阿嘉島
12月20日〜12月23日/2008 --------- 2011年6月20〜22日
午後1時過ぎにセントレアに着き、チェックインすると、荷物が重量オーバーだという。
国内線は15キロ制限ですと。いつも20キロ位でOKだけどと言うと、20キロまでは認めていますがお客様のは21.3キロです。という訳で1キロ分手荷物に移させられた。
ラウンジでビールを二杯飲んで出発、2時50分のフライトです。
熊野、串本と近場のダイビングスポットの上を飛んでいく。
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熊野です。七里御浜と井内浦周辺 |
串本です。潮岬と紀伊大島 |
硫黄鳥島 |
客室乗務員が硫黄鳥島が見えますと教えてくれた。Jクラスのサービスかな(笑)。
始めて聞く名前だが確かに地図に載っている。鹿児島県沖永良部島の北西65キロの洋上に浮かぶ無人島です。
1967年に噴火して硫黄採掘事業者が撤退して無人島になった。島民はその前に久米島へ移住していたとか。沖縄県唯一の活火山です。
5時に那覇に着きユイレールで美栄橋へ。荷物を転がして船員会館にチェックイン。
早速松山のおでん屋さんへ。ここのおばさんは私が那覇にアパートでも借りて本土と行き来していると思っている(笑)。
天地へも寄ってみたが電気が点いていなかったので、弁当やさんで夜食と朝食を買い込み、泡盛も買って部屋で飲みながら寝てしまった。
2008年12月21日
8時半にとまりんへ行き乗船券と弁当を買う。さすがに人影もまばらだ。
クイーン座間味も空いています。海はべたなぎで、ダイビングが楽しみです。
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とまりんの切符売り場もまばら |
2階のデッキは人影なし |
船内も空いている |
阿嘉島へ10時10分着、沖縄は1年ぶり阿嘉島は2年ぶりです。ご無沙汰しています。BPの吉村さんの話で明日は海が荒れるらしい。今日はこんなにベタナギなのにと思う。
1本目は奥武島のマッシュルームガーデン
潜水時間53分、最大水深22.6m、平均水深12.8m、水温22度
5ミリウエットに長袖インナーとベストで潜ってみた。なんとか耐えられるけど寒い。
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ウミウチワ |
ウミウシカクレエビ? |
ミナミハコフグyg |
ウミシダやソフトコーラルの群生するポイントです。
カシワハナダイ群れ、ハナゴンベyg、ミナミハコフグyg、ハダカハオコゼ、オニカサゴ、カクレクマノミなど。
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カシワハナダイ群れ |
ハダカハオコゼ |
バブルコーラルシュリンク? |
2本目 そのまま下曽根へ
潜水時間40分、最大水深28.7m、平均水深14.6m、水温22度
大物の出るビッグポイントですが、流れ強く、海況が良くないと連れてきてもらえない。今日もベタナギとはいえ流れは強い。
アンカーロープ伝いに着底、ドロップオフのエッジまで岩を掴んで前進、覗き込むといました。グルクンの群れが凄い。ウメイロモドキの青と黄色が鮮やかです。よく見るとその奥に大きな魚影が、イソマグロの群れです。うっとりと見とれていました。
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ウメイロモドキ群れ きれい |
イソマグロの群れ 見える? |
グルクンとイソマグロ |
丁度パラオのブルーコーナーでアジの群れとサメを見ているような場面に似た状態です。壁を少しづつ降りながらコクテンカタギの群れやローニンアジも見て帰ってきました。
今回は圧倒されて寒さも忘れていました。
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イソマグロです |
ともかく凄い |
ナンヨウカイワレの群れ |
5時近くに港に帰ってきましたが、帰りの船上はやはり寒いなあ。
暖かいシャワーを浴びてビール飲んで、ようやく生き返った気持ちです。
今日はNさんという同年齢の男性と二人でした。
2008年12月22日
今日は昨日と一転して強風波浪警報です。クイーンもフェリーも全便欠航です。
なのでゲストは私一人で吉村さんとマンツーマンです。
昨日のうちに外海へ出ておいたのは正解でした。
1本目 佐久原漁礁
今日は5ミリと3ミリのウエットを重ね着してみました。長袖のインナーも着ているので寒さ対策としては万全でしょう。ウエイトを2キロ増やして4キロにしました。
潜水時間50分、最大水深32.8m、平均水深14.4m、水温21度
ここは10年前初めて、しかも同じ12月末に阿嘉島を訪れた時、最初に潜ったポイントです。それ以来潜ってないので10年ぶりです。
漁礁は33mと深く、アカククリとハナミノカサゴが居ます。周囲の砂地にはチンアナゴです。長居はせずに上がってきます。
ヨスジフエダイ、ハナゴンベ、アマミスズメダイ、ニシキヤッコ、カンムリベラなど。
一寸離れてナポレオンも姿を見せてくれました。
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ニシキヤッコ |
ヒレナガスズメダイyg |
右 ナポレオン |
今回寒さはほとんど感じませんでした。動きもドライより良いし快適でした。
寒さのストレスが無いとダイビングの楽しみが増しますね。
2本目 前浜
潜水時間51分、最大水深20.3m、平均水深12.4m、水温21度
ここは阿嘉集落のすぐ前です。だから前浜(笑)。
ヨスジフエダイ、ロクセンフエダイ、ノコギリダイの各群れ
スカシテンジクダイ、クロスジスカシテンジクダイの各群れ
ハダカハオコゼ、ダルマハゼ、コガネキューセンyg、ヤマブキハゼyg、
ツユベラyg、最後にツバメウオの群れを見ながら浮上です。
いやー、前浜も捨てたもんじゃ無いですね。見直しました。
ここで昼食休憩です。
民宿に帰り、シャワーを浴びて、港近くの食堂に行きました。
カレーの大盛を頼んだけど多すぎた(笑)。
3本目 ウンジャ
潜水時間59分、最大水深10.2m、平均水深6.3m、水温21度
ここはゲルマ島の南側、浅場のポイントです。
最後のダイビングなので浅場でのんびりしようと吉村さんの配慮です。
ボートのアンカーより深い所で30分、浅いところで30分潜りましょうと。
本当は浅場ばかりで1時間居たいけど、今日はうねりが入っているので、浅場に1時間も居ると波酔いするかもと言う事で。
セスジサンカクハゼ、カスリヘビギンポ、オーゴンニジギンポ、アオギハゼ、
シモフリタナバタウオ、サザナミヤッコ、カノコイセエビ、ゾウリエビ
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カノコイセエビ |
サザナミヤッコ |
ミドリリュウグウウミウシ |
ミドリリュウグウウミウシ、コヤナギウミウシ、トサカリュウグウウミウシ
ルージュリュウグウウミウシ、ゾーゲイロウミウシ
浅場はほんとに面白い。
外海は強風波浪警報でも、海峡はいくらでもポイントがある。これが慶良間ステイの利点ですね。
この日は食後11時まで二人でログ付けしました。
2008年12月23日
今日は帰る日ですが、フライトが14時50分発なので、クイーンの1便が欠航すると間に合いません。フェリーは14時30分発で16時泊港です。
セントレア行きの最終便は18時20分なので間に合うのですが、JALの先得割引のチケットなので変更は利かないと思っていました。
民宿から眺める海は昨日よりだいぶ穏やかな感じですが、テレビの波の予報は4mです。
8時に問い合わせて貰うと、やはりクイーンは欠航、フェリーは出るとのことです。
セントレアまでの片道普通運賃は32000円、先得割引の払い戻しは半額の11000円、21000円の出費を覚悟してJALに電話しました。
すると欠航証明書を貰っていけば差額無しで変更できるとのこと、すっかり嬉しくなってしまいました(笑)。
機材もスーツも風のお陰でよく乾いています。
パッキングを済ませて、ゲルマ島へ遊びに行くことにしました。
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阿嘉の臨海研究所 珊瑚の研究とか |
ウルンの木 |
阿嘉大橋から集落を望む |
これまで阿嘉大橋は渡ったことがありませんでした。2時まで時間ができたので、丁度よいウオーキングタイムです。
港に寄って欠航証明書を貰うと、泊港でクイーンとフェリーの差額を返して貰えという。
港から橋を渡って海岸沿いをゲルマの集落へは、のんびり歩いて40分一寸でした。
途中、慶良間海峡の眺めもなかなかです。
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ゲルマ側から阿嘉大橋 |
慶良間海峡 |
ケラマシカ生息地 |
集落付近には天然記念物慶良間鹿生息地の案内や伊江村民抑留記念碑とかあります。
ここから慶良間空港へは1.2キロ、橋を渡ってフカジ島にあります。今はもうRACの定期便は無くなっています。
ゲルマの港には船少々、寂しいものです。でもここが鮪漁発祥の地とかの碑がありました。
引き返して港の食堂で沖縄そばの昼食。缶ビールを買って帰って民宿のデッキで海を見ながら一杯です。
フェリーは結構乗客で一杯です。1時間半あるので缶ビールの大と缶チューハイを持ち込みました。でもデッキは寒いので熱燗のほうが良かった(笑)。
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マリリンに逢いたい の シロの像 |
座間味村はホエールウオッチング |
沖縄そば |
泊港で差額を貰うと620円もあった。喜んでタクシーに乗り公設市場にでかけ、タクシーを待たせて買い物です。重い荷物があるので、これが一番楽なスタイルです。
正月用にと、島らっきょう、豆腐よう、スーチカー、スモークハム、三枚肉、ウミブドウを買い込みました。
空港では22キロだったけど何も言わずに通してくれた。有難う。
中華食堂で上海風焼そばとチャーシューを肴に泡盛を飲みました。
まあ、充実した沖縄の旅でした。
11月3日〜6日/2006
11月3日
今日は午後からゆっくり出発、機内で雲海を肴にワインを2本飲んで、5時45分に那覇空港に着いた。
荷物を受け取りユイレールで美栄橋へ、6時半には船員会館到着。 さて今晩どうしようかなと思ったが、下の食堂が7時半までオリオン生が200円なので取り敢えず飲みにいく。
すると先月来た時一人で飲んで居た男性が今日も飲んでいる。袖すりあうのが重なったので一寸声を掛けてみた。やはりダイバーで話が合い、そのままここで居座ってしまった。
11月4日。
クイーンの1便で阿嘉島へ。10時15分に港に着くが、迎えの海老沢さんが「10時40分に迎えに来るので準備できますか?]と言う。速攻で準備して45分には出港した。
1本目 久場南のトリプルホール 吉村さんのオリジナルポイント。
天気曇り 水温26度 波・流れ無し
潜水時間58分 最大水深15m
名前の通り洞窟をいくつもくぐる地形のポイント。
見た魚 オラウータンクラブ、カノコイセエビ、ツバメタナバタウオぐらいだったかな。
ところで今回は新しいダイコンを使ってみた。2年ほど前300本位の時、ダイコンの電池がもう切れるだろうと思って、電池交換するよりとネットで安く購入したものです。ところが430本を越えた今も電池は健在で新品のダイコンは出番が無く、いたずらに時刻だけを刻んでいる。可哀想なので使ってみました。
ところがナイトロックスモードになっていたらしく体内酸素過剰でおかしくなってしまった。
帰って民宿に戻り、那覇で買ってきた弁当を食べる。阿嘉島に弁当は売っているのだろうか。
同宿の年配の男性(Kさん)と話すと57歳でCカード講習に来たという。私の昔を思い出してすぐ親しくなる。天城展望台にも行っていないと言うのでダイビング後に夕陽を見に行こうと約束する。
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オラウータンクラブ |
ホホスジタルミyg |
メレンゲウミウシ |
2本目 奥武島のマッシュルームガーデン ソフトコーラルのポイント。
天気晴れ 水温26度 波・流れ無し
潜水時間62分 最大水深19.5m
見た魚 ここではホホスジタルミygが始めてだった。
他には、ガラスハゼ、カクレクマノミ、ダツ、ダンゴオコゼ
ウミウシが メレンゲウミウシ、キイロウミウシ
5時半宿に帰り、シャワーをさっと浴びて公園に行く。カンビールを買うと言ったらKさんが冷蔵庫から出してくれた。6時前が日没時間で、少し雲が有って夕陽がとってもきれいだった。Kさんも満足の様子でした。
民宿のナーレラさんはこじんまりした民宿で、お酒は置いてないから持ち込んでくださいと言う。こういうのは気楽で気に入りました。
夜のログ付けまでの時間にダイコンの取説を読みナイトロクスを解除する。よく読むと最大水深は表示するが平均水深は表示しないらしい。今時そんなダイコンがあるのか。
8時半にはショップでログ付けです。
11月5日
朝食の前に朝陽を見にまた阿嘉公園に行きましたが、慶留間島の向こうでうまく見られませんでした。
1本目 下曽根 トムモーヤと並ぶ大物のポイント
天気晴れ 水温26度 流れ有り
潜水時間45分 最大水深 37m
慶良間では50〜60本潜っているが下曽根にはこれまで連れてきて貰えなかった。天候とメンバーがある程度揃わないと連れて貰えない。
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グルクンの群れ |
大きなネムリブカ、一寸遠い |
イソマグロだけどうまく撮れない |
ロープ伝いに潜行するとまずグルクンの群れ。なかでもウメイロの色が鮮やかです。続いてイソマグロ、ローニンアジも居たらしい。そのうち大きなネムリブカが通り過ぎる。さすがに大物のポイントと言われるだけありました。これで流れが無ければと思うのは矛盾ですね。大きなイソマグロが近寄ってきてもビデオの操作が難しくて(笑)。あっとゆうまの45分でした。
2本目 久場西の竜宮への道 浅場のポイントです。
天気晴れ 水温27度 流れ有り
潜水時間73分 最大水深 11.3m
昨日はメンバーー的に無理だったけど、今日は流れるポイントに行くよとの吉村さんの言葉通り、ここも流れていました。その分慶良間の秋の景色を楽しませて貰いました。
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慶良間、秋の景色 キビナゴの群れ |
オーモンイザリウオ |
シンデレラウミウシ |
見た魚 キビナゴ群れ、ギンユゴイ群れ、アカマツカサ、オーモンイザリウオなど
シンデレラウミウシが綺麗だった。竜宮への道はイソバナノ道だった。
昼食は港近くの食堂で500円のカレーを食べた。久しぶりに福神漬けが乗ったカレーで美味しかった。
3本目に出港する前にフェリーの見送りに船を出して手を振ってきた。
3本目 ニシバマ南の根
天気晴れ 水温26度 波・流れ無し
潜水時間 58分 最大水深 22.2m
ガーデンイールの畑を越えるとイソバナが有り、沖縄には目面しいクダゴンベが付いています。でもイソバナが枯れそうだとか。
これで今回のダイブは終了です。
久しぶりに阿嘉島ステイしましたが、吉村さんの多彩なガイドを堪能しました。
夕刻、ケラマシカを探しに天城展望台に一人で行きました。2頭居たのですが用心深くて写真を撮らせてくれませんでした。
夜は最後のログ付けを楽しみました。
11月6日
クイーンの1便で那覇に帰り、12時45分のフライトでセントレアに帰りました。
我が家への到着は4時過ぎでした。