4月28日〜5月2日/05
381本〜388本
4月28日、GWには1日早いが、マイレージを使うにはこの日しかない。大阪伊丹空港12時発の奄美大島行きのフライトに乗る。長島から伊丹へは悩ましいけど、関西線のJRが最適、7時3分発に乗る。10時過ぎに新大阪に着く。空港バスは遅れていたが余裕でフライトには間に合った。空港の食堂は高いと思って1階のおにぎり屋さんでおにぎりを買い、屋上の展望台で昼食。木のデッキは素晴らしい。
空港には奥さんの出迎えです。空港から名瀬までは30キロか、そこから「おれんち」のある瀬戸内町「阿鉄」までは100キロかなあ。民宿に向かう途中で「由井岳展望台」に寄ってもらったら、地元の奥さんが林道で迷って1時間ばかり林道ドライブを楽しませてくれた(笑)。
展望台からは夕日に輝く大島海峡がとっても素敵でした。
写真左
4月29日 天気高曇り 気温22〜25度
今日はまだお客は私一人、8時半には出港しました。海は非常に穏やかです。
1本目は南部宇検村の管鈍(くだどん)沖。普段は流れが速く潜れない外洋ポイントで私も始めてです。断崖には野生の山羊が数匹餌を食べていました。
透明度は25m、水温は21度です。5ミリのウエットの下にベストを2枚重ね着して潜りました。水深は深く、最大36mでした。
ハタタテダイの群、テングハギモドキの群、アカククリやカクレクマノミなど居ましたが、珍しいのは「センネンダイ」と「ベニオチョウチョウオ」だそうです。ベニオは良く聞かないと区別つきませんが、センネンダイは初めてだとすぐ解ります。この2種類を1ダイブで見られるのは幸運だそうです。
2本目は同じく宇検村西古見近くの「ケルマン岬」
ここは余り印象に残っていませんが、ウミガメとタテキンを見ました。大きな夜光貝も居ました。刺身にするとアワビより美味しいのです(笑)。
船の上で弁当を食べた後3本目に入ります。
3本目は近くの「沖の立神」です。
ここは余り深くないですが面白い地形です。
ミノカサゴの群?ツノダシの群、大きなネズミフグなど居ましたが、岩陰にコロダイと一緒にネムリブカの子供が2、3匹居ました。
2時半には港に帰り、すぐに自慢の五右衛門風呂に入って、後は黒糖焼酎を飲んでゴロゴロしていました。
4月30日、天気曇り 気温24度位
今日もブッシュマンさんと二人です。
1本目は昨日とは逆の大島海峡の東の外洋、「皆津崎沖の根」
海はだいぶ荒れてきたのですぐ飛び込みます。ここは地形のポイントですね。
ハナゴイ、ハナゴンベ、グルクンの群やハタタテハゼの群?が居ました。
ヤマブキスズメダイというのが居たらしいですが、後で図鑑を見ましたが水中では気がつかないでしょうね。写真ハナゴンベ。
2本目も同じ「皆津崎の中」コース。
ここも余り印象が無く、「ムカデミノウミウシ」を覚えている位(^_^;
ボートに上がっても大揺れで、早々に海峡に帰り、波静かな「安脚場」に船を係留して弁当を食べました。
3本目は向かい側のテノヒシに行きました。
ここは結構魚を見ました。イシガクダイやタイワンカマスの群を見ていると、いきなり大きなサメが通って行きました。写真は撮れず残念でした。
他には、ワカヨウジ(45p位)、大きなモヨウフグ、ベラギンポなどなど。
今日も2時半に帰って五右衛門風呂です。
今日は、明日体験ダイビングが予定の女の子が一人来るという。楽しみに待っていると、夕飯もなんだか豪華。いつものカツオの刺身の他に、夜光貝の刺身、イノシシの煮付け、ノコギリダイの塩焼き。どうもブッシュマンさんは女の子が来るとご馳走するみたいだ(笑)。夜光貝の底には氷と焼酎が入れてあった。
5月1日 天気曇り 気温24度位
今日は浜松からきたMさんが体験ダイビングで同乗するので、なんとなく賑やか。
昨日と同じコースで「安脚場」へ。近づくと皆津崎は大荒れ、昨日潜って置いて良かった。
1本目は私だけ「中−東」のコースへ。その間彼女はシュノーケリング。口で息をする訓練だそうです。
コブシメ、アカククリ、クロユリハゼ、ハタタテハゼなどなど。
2本目は「中−西」のコースをみんなで一緒に潜ることに。船上で彼女のレクチャーの後、まず私がエントリー、海中で体験の様子を見ながら潜るのを待っていました。やはり水中で息ができるまでには10分位掛かったでしょうか。でもその後はブッシュマンさんに手を繋がれながら随分水中を泳ぎました。30分は水中に居ました。
サンゴの上を舞うデバスズメやチョウチョウオ、クマノミなどを見て楽しかったと思います。タイワンカマスの群も居たし、コブシメの雌がサンゴの隙間に産卵する様子が見られたのは望外の幸せではなかったでしょうか。
でも、後で聞くと不安一杯で、何度キャンセルしようと思ったかしれないと言っていました。波酔いで気持ち悪そうということで、すぐ港に帰って宿で弁当にしました。
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タイワンカマスの群 |
ハマクマノミかな |
地形のポイントも多い |
器材を丁寧に洗った後、二人で民宿の奥の山を散策に出かけました。アマミノクロウサギの糞らしきものを見て、満足して帰って来ました(笑)。彼女は冬の南アルプスも行くという山好きな女性でした。
夜は男性二人の観光客が加わり賑やかになりました。ダイビングの最終日は恒例のイノシシのBBQでした。一寸飲み過ぎたかな(笑)。
5月2日 天気曇り 気温24度位
男性二人と彼女はシーカヤックへ、私は有料の半日観光をお願いして奄美大島最高峰の「湯湾岳694m」へ。
宿から宇検村と大和村の堺にある湯湾岳展望台へは、息子さんの運転で40分ぐらい。標高450mの展望台へ着くと雲の中でした。でも、原生林の雰囲気を味わうのになんの妨げにもなりません。息子さんにはここで待ってもらって、片道1時間ほどの頂上を目指すことにしました。
神社の鳥居をくぐって出発です。なんせ、この奄美の原生林を歩くために、地図や磁石を準備して、トレッキングシューズで来たのですから。
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奄美岳は湯湾岳の別名 |
ちらりと見えた焼内湾 |
マテリヤの滝 |
途中の道は想像通りの良い道でした。水たまりにはイモリが一杯居るので踏まないように気をつけて歩きます。世界で一番美しいカエルと言われるイシカワガエルでも居ればなお良かったのですが。
原生林の気を浴びて40分程で神社に着きました。展望台があり、太子堂もあります。碑には「奄美酋長○○」と刻まれて居ました。そこから5分一寸で頂上です。頂上は木立に囲まれて展望はありません。同じ道を降って神社に帰り、木組みの展望台に登って見ましたが雲の中です。
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民宿の裏山 ヒカゲヘゴ |
湯湾岳への道は気持ちいい |
湯湾岳付近は原生林 |
神社のすぐ下辺りから木製の階段がありますが、それを降ると大和村側へ下れるように思いますが案内はありません。
30分ほど掛けて展望台へ降ると、少し雲が晴れてきました。立派な展望台に登ると宇検村の焼内湾の展望が開けていました。一寸感動です。
ここからマテリヤの滝を見て大棚に出て、海岸道路を名瀬に向かいます。名瀬から空港へ向かう途中の「ひさ倉」で昼食、鶏飯は止めて生ビールと焼き鳥にしました。まだ少し時間があったので大島の北の端「笠利崎」を見学させてもらって帰りました。
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焼き鳥です(笑)、向こうは鶏飯 |
笠利崎です。 |
5/02−05/03 通算 290−294本
5月2日 今回は鹿児島経由で乗り継ぎに時間があったので霧島へ観光にでかけた。空港からバスで30分位。自然探勝路を少し散策してメインの鹿児島黒豚を食べに入った。
トンカツ、味噌しゃぶ、地鶏の刺身、ぶっかけ蕎麦、さつま揚げ。もう何も言うこと無い(笑)。
奄美の空港には今回同宿の皆さんが待っていてくれた。お腹空かせて。申し訳ない。
2時間もかけて空港まで迎えに来てくれた横山さんが最初に案内してくれたのが地鶏けい飯の「ひさ倉」。
空港から名瀬方面に20分位か。ここの鶏飯が美味い。極細にほぐした鶏肉やその他の具を熱いご飯に乗せ、その上に更に熱いスープをかけてお茶漬けのように食べる、これが絶品。また、鶏肉各部の刺身もうまい。
だけど我々二人はお腹膨れているので敬遠して焼き鳥と豚足で一杯。
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ひさ倉の鶏飯 |
おれんち |
洋上のハンモック |
瀬戸内町阿鉄にある「おれんち」に到着し、食後は一寸休憩して船着き場に散歩。波静かな入り江にボートは係留されている。生け簀と海上ハンモックがある。このハンモックがなんとも気持ち良くて、毎晩酔いさましに涼みに来て寝てしまった。
今回のダイビングは曽高崎、安脚場東、マンダリンの根、嘉鉄中(オアシス)、嘉鉄西の5本。
いずれも浅場なので潜水時間も50分を越え、水温22度の海も寒かった。特に最終の嘉鉄西は70分ダイビングで寒くて苦労した。潜り始めの頃は20度でも平気だったのに、だんだん寒がりになっていく。
5/3の夕食には夜光貝の刺身が登場した。アワビにまさるとも劣らない味で感激。その貝殻を冷凍して、そこへ焼酎を入れて氷も入れ、回し飲みした。美味。
5/4は早めにダイビングを切り上げて、海岸でBBQをした。横山さん秘蔵のイノシシの肉は歯ごたえも充分でうまい。ニンニクを食べ過ぎたきらいもあるが(笑)。3日間飲みっぱなしで胃袋が疲れた感もあるが(^^;)。
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安脚場の東は、クマノミが5種類見られる。クマノミ、カクレクマノミ、セジロクマノミ、ハナビラクマノミ、後一つは?(^^;)・・・・・ハマクマノミです。
マンダリンの根は残タンで潜るおまけダイブだが、ニシキテグリやサラサハゼが見られる素晴らしい浅瀬だ。
おまけダイブなんてもったいない。
15日、今日は飛行機の時間まで島内観光。住用村には日本では珍しいマングローブの林があり、じっと見ているとミナミトビハゼが居る。今回はシーカヤックにも挑戦しました。
空港の北3−4キロには「あやまる岬」という絶景の地がある。名前のいわれは現地でお確かめください。
蘇鉄の群落やハマユウなども咲いている。遠く喜界島も見えて奄美十景の一つとは充分頷ける。
奄美の魚たち
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マダラタルミyg |
コブシメ |
ニシキテグリ |
前回来たときは古仁屋の港祭りだったので早めに食事して同宿のノンダイバーJUNちゃんと一緒に船で花火見物に行く。花火から帰って入り江で集魚灯を点けて小魚を採り躍り食いをする。
次に灯りを消し丁度シーズンの夜光虫スイミング。あがって五右衛門風呂に入り寝たのは12時だった。
翌12日はカケロマ島の外洋へ。海は全くべた凪で、波一つ無い。
途中で横山さんはマンタが泳いでいるのを見たというが、残念ながら見逃してしまった。
大浜北と南で2本潜った。はじめての奄美の海、サンゴ良し透明度良し、魚は多い。感動しました。
その後トローリング。すぐに、イソマグロの子供とカツオが掛かる。その場で鮮やかな手つきで刺身にして昼の食事になる。新鮮・贅沢この上ない。
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トローリングでカツオが |
戦利品 |
即刺身に |
この夜も洋上ハンモックで涼んだ後、早起きのアマミノクロウサギを探しに行ったが、これは不発。12時済んでから歩いて行かないとダメか。
ところで、奄美の海もオニヒトデの大発生には手を焼いているらしい。サンゴの最後の砦は安脚場だけだとか。
西表島のサンゴを食い尽くして慶良間へ移動したオニヒトデが奄美大島になだれ込んだ。
今度は柏島や串本に来るのだろうか。