城伊波1
沖縄本島中部の城(グスク)巡り2

再度、地図を頼りに城跡とおぼしき辺りを探してみたが、確証のもてる城跡は無かった。
どうも探す場所を間違ったらしい。

左の写真は伊波城跡と思って探した辺り。
一寸地図の見方を間違えたみたい。

次に安慶名(あげな)城跡に向かう。ナビで近寄ると今回も別の場所へ案内されたが、だいぶ慣れてきたので今回は慌てず目的地に到着する。

8号線から少し左折したところに公園駐車場がある。城跡とおぼしき方向に歩いて行くとそこは闘牛場だった。沖縄の新名所と書かれていた。奥へ歩いてみたが城跡らしきものは無く、小山を一周して元に戻ってきた。

城安慶名1 城安慶名2 城安慶名8
安慶名の闘牛場 安慶名城跡の山 城跡入り口

よく見ると、樹の陰に石段があり山に登れそうだった。近づくと石碑があり安慶名城跡と刻まれていた。古城の雰囲気ある石段で、こちらの方こそ世界遺産に相応しいなと思わせる石段だった。石灰石の自然石をくりぬいた城門もある。
城安慶名3 城安慶名4 城安慶名5
この石段で城跡へ 自然石を利用した城門 城跡
城安慶名6 城安慶名7
頂上付近 石組みも十分残っている

登って城跡を歩いてみたが、規模は小さいものの全体に雰囲気があり、沖縄のグスク跡へ来たんだと思わせる城跡で、今回の私の一押しでした。
満足して近くの兼箇段(かねかだん)に向かう。

ここも一筋縄でいかなかった。めぼしをつけた丘辺りまではすぐ辿りついたが何も無い。2・3度丘の周りの細い道を廻って見たが何も無かった。諦めて帰りかかったとき、ふとひらめくものがありバックする。農作業のおじさんに「ここカネカダンですよね。ここから山頂へ行けますか?」「そうだけど、草ぼうぼうで行けないと思う。でも最近掃除してる人が居たから行けるかもしれない。」ということで行くことにした。
城兼箇段1 城兼箇段2 城兼箇段3
兼箇段城跡とおぼしき小山 この崖で行き止まり 崖を上ると三角点

わけなく山頂付近の崖下に来たが何も無い。崖を攀じ登って山頂に立つと、三角点が作られていた。城跡らしい遺跡は特に無かったが、一応満足して帰途についた。

兼箇段から勝連(かつれん)城跡へナビをセットして走っているうちに知花(ちばな)城が抜けているのに気が付いた。適当に右折して道を尋ねながら知花の交差点に着く。329号線を少し北へ行き、すぐ左折すると急な登坂の案内がある。登ると車が4〜5台置けるスペースがあった。
城知花1 城知花2 城知花3
知花グスク案内 頂上が展望台で一寸がっかり 鬼大城の墓、見つからなかった

階段を登り、少し風情のある石段や最近整備された階段を登ると、山頂は展望台が作られていた。帰りに鬼大城の墓を見に行ったが見当たらなかったので、時間も無いし引き返した。

さて時刻も4時になり日暮れも近い。今日はせめて伊計島まで行きたかったが無理っぽくなってきた。再度、勝連城跡にナビをセットして車を走らせた。現地に近寄ると、例によって道路案内とナビの指示が違ってくる。今回はナビを無視して道路案内に従い駐車場に着いた。観光客も多く、道路から見上げる城壁は立派だ。
城勝連1 城勝連2 城勝連3
16号線から勝連城跡 城壁の曲線美もすごい 眺めも良い

さすが世界遺産だけあって、城跡は広く眺望も抜群だ。建物の柱の礎石が残っているのも、今日廻った所ではここだけだった。
城勝連4 城天地
建物の礎石が残る しまバー 天地

夕方の5時、どうしようかと思ったが、7時までに車を返すとなると58号線の渋滞も読めないので、ここで帰ることにした。
案の定渋滞で、久米にたどり着いたのは6時半だった。
この日は若狭の天地で集まりがあり、宿で泡盛を少し飲んだ後、私も一寸顔を出し、旧交を少し温めた。

翌日のダイビングと最終日の首里城周辺へ