西表自然西表島陸上

翌23日は帰る日ですが、当初の計画どおりエコツアーに行きました。

西表ヤマネコ
宿から車で10分ぐらいの浦内川の河口から船で8キロ上流へ、そこから徒歩で片道1時間ほどの滝見学コースです。

1500円です。カヌーにも心が動きましたが、両岸の風景をビデオやカメラで写すにはカヌーでは無理だし、時間の制約もあって船にしました。

西表島は天然記念物の宝庫です。イリオモテヤマネコを筆頭に、コウノトリ、カンムリワシ、オカヤドカリ、海鳥繁殖地、ヤエヤマスオウノキ群落、などなどいろいろです。


今日はダイビングのお客が居ないということで井腰さんに送ってもらいました。浦内川は海水と淡水が入り混じった汽水域が5〜6キロ、残り2キロぐらいが淡水域で、船が入れるのはここまでです。マングローブは前者の汽水域のみに生息します。大きいのがオヒルギ、小さいのがメヒルギ、タコのような支柱根を持つのがヤエヤマヒルギです。林の中にはミナミトビハゼなんかが居ます。

西表縦走

西表板根

西表軍艦

縦走コース案内

ヤエヤマスオウの板根

歩き始めの軍艦岩付近


30分程で軍艦岩という船着場につきます。ここから30分で滝の展望台、更に10分でマリユドゥの滝です。さらに5分でカンビレーの滝で、遊歩道はここまでです。この後も島を縦断するトレッキングコースがありますが、健脚でも8時間と書いてありました。ときどき行方不明になって見つからない人もいるそうです。今年も一件あったそうです。

 ともかく、カンビレーの滝までは整備が行き届いていて心配ありません。途中はヤエヤマスオウの木 など亜熱帯の原生林の自然を楽しむことができます。一緒に乗船した大阪から来たという若い女性 も、このツアーを目的に西表島へ来たそうです。

 西表島はエコツーリズムの考え方が進んでいますので、ゴミの持ち帰りは勿論、自然を後世にその まま残すという考えでお出かけください。ひょっとして幸運に恵まれればイリオモテヤマネコの姿が見 られるかもしれません。

 帰りも井腰さんに迎えに来てもらって昼食につれてもらいました。月が浜の近くの風情のあるレストラ ンです。イカ墨そばセットと11月?に解禁になったばかりの西表いのししの刺身を食べました。いの ししの刺身は皮付きの部分と赤身があり、島の人は皮付きのこりこりした歯ごたえを好むそうです。 月が浜のすぐ傍でリゾートホテルの工事が始まっていました。景色も変わるのでしょうか。


西表銀座といわれる上原の島で唯一のスーパーで荷物をユーパックに頼んで2時半の船で西表を後にしました。

西表カンビレー

西表ヒカゲヘコ

西表イノシシ

カンビレーの滝

小判模様のヒカゲヘゴは
最大のシダ植物

獲れたてのいのしし刺身


2010年11月1日〜6日 自転車旅行をしました。