2009年3月21日(土)
馬籠宿〜妻籠宿〜南木曽駅
昨夜の飲みすぎがすこし残っているものの7時半の朝食はお代わりするほどのさわやかな朝です。宿代は一人9000円強です。8時20分に出発、馬籠峠を目指します。

朝の馬籠宿は人影も無く、ゆっくりと登って行きます。宿外れの高台に公園が整備されていました。高札場があり、恵那山の眺めが最高です。

民家の前を通って登っていきます。
車道と何回か交差しますが街道は別に付けられています。十返舎一九の句碑を過ぎると峠の集落です。
この辺りの民家は二階が一階より50センチほど出ています。何故でしょうか?
峠の集落の外れに熊野神社がありました。熊野と聞いて一寸お参りです。
歩き始めて丁度1時間、9時20分に馬籠峠に到着です。
標高801mの看板がありましたが自分の高度計では785m位です。
峠から白い峰がみえますが中央アルプスかな。
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そば屋さんと高札場跡 |
公園から恵那山 |
峠への途中 |
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十返舎一九の碑 |
二階が少し出ている |
熊野神社から峠の集落 |
馬籠峠からの降りは長野県になります。岐阜県側の街道は石畳があったりカラー舗装されたりと人工的ですが、長野県側は自然の地道です。この辺で今回始めて中山道を歩くハイカーを多数見かけるようになります。
馬籠ー妻籠間のみ歩く人が多いようですね。
10時に男滝・女滝に到着、少し見物します。
そこから20分ほど歩くと大妻籠の集落にでてきます。
歩いていると「県宝 藤原家住宅」という案内があった。一寸離れた高台にあるらしいが時間もあるので見に行った。まあ江戸時代の庶民の農家ということでしょうか。
飯田街道との追分の石柱の案内があったが石柱が見当たらず探していると一寸離れて家の庭に立っていた。
11時に妻籠宿に入ってきた。さすがに人が多い。京都からここまで歩いてきたが観光客の多さでは、ここ馬籠・妻籠が一番でしょう。歴史的建造物保存にそれだけ努力をしておられるのも事実でしょうが。
中ほどの茶店に入って信州牛の串焼きを食べながら缶ビールを飲む。店のおやじさんと町並み保存の話をしていると、馬籠は戦略上、坂道の途中に宿場を作ったため火災に弱い。2・3度大火で全焼しているため建物も新しいと言っていました。
11時45分に妻籠宿を後にして南木曽駅に向かう。もう降りのみかと思っていたら登りがあった。登りきった峠に妻籠城址の案内があった。
10分ほど登るみたいだが一応行ってみた。城跡からは妻籠宿や馬籠峠が見え、逆方向には真っ白な木曽駒ケ岳が見える絶景スポットでした。
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木曽駒ケ岳らしい |
良寛さんの碑 |
上久保の一里塚 梅がすごい |
12時15分に城跡を出発、上久保の一里塚跡には立派な梅が植えられきれいでした。
かぶと観音を見て南木曽の駅近くに12時45分頃降りてきましたが。駅はここで中山道と別れます。次回のことを考え、中仙道で駅を通り過ごすことにして右の道をとります。
駅を通り過ぎてから街道を離れ、駅へ引き返しました。途中、桃介橋というつり橋を見に行きました。
1時過ぎに南木曽駅に到着。きれいな駅舎になっていました。
駅前の食堂に入って、生ビール、ワイン、地酒の冷酒と飲んで列車を待ちました。