菰野道
2010年4月25日
今朝起きると天気が良い。今日は特に予定も無いので、どこか歩くかと地図を引っ張りだした。
三重県の歴史街道のうち、まだ歩いていない「菰野道」を歩くことにした。
四日市から菰野までの12〜13キロの短い街道で、その後は「湯ノ山道」になるようです。
9時にJRの四日市駅に着き、ぶらぶら歩いていると「なんでも市」とかをやっていた。
菰野道は東海道から分かれます。桑名から四日市に入り三滝川を渡ったあたりが北町で、かっては四日市宿の中心だったそうです。そこから菰野城のある城下町への街道でした。
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延命地蔵 |
右の川原に下りて歩いた |
蓮光寺 右に大きな屋根瓦 |
9時30分に国道1号線を渡り延命地蔵さんを見ながら三滝川の堤防に登りますが、現在近鉄の踏み切りが工事中で通行止めです。線路の下を潜ってしばらくしてまた堤防に登りました。ここは街道ですが、2車線の歩道の無い国道です。鈴鹿山脈の景色は良いのですが、通行の邪魔なので右手の河川敷に降りました。犬の散歩道です。
野田橋で堤防に帰り、今度は逆に街側に降りました。蓮光寺を見て左から湯ノ山街道が合流してくる辺りで窪田神社にお参りします。10時5分です。
湯ノ山街道が合流してますます車の増えた街道を1キロほど歩き、伊倉・大井手と進みます。左下の浄蓮寺を見に降りたついでに街道は止めて、平行して歩ける田圃道に入りました。丁度田植えの季節でここかしこに田植機が活躍していました。
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田圃道に入る |
伊勢川島の古そうな民家 |
湯ノ山街道と分かれ近鉄を渡る |
1キロ一寸歩くと今度は左から松本街道が合流しました。三滝台団地の道を潜って湯ノ山街道にまた合流しました。10時50分です。
ここで菰野道は湯ノ山街道に分かれて、左に伊勢川島の集落に入ります。しかしそれも1キロほどで、すぐ湯ノ山街道に合流です。国道を1キロ歩いて高角(たかつの)駅を過ぎる頃、街道は矢合川に沿って左に分かれます。近鉄湯ノ山線を渡り、しばらく歩くと東名阪国道の下を潜ります。11時27分でした。
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東名阪を潜り、矢合川を渡る |
桜の集落に入る |
椿岸神社 |
潜るとすぐ矢合川を渡り桜の集落に入って行きます。集落の中は街道の案内もなく、辿るのは難しいのですが、取りあえず椿岸神社を目指します。
すぐ横に西勝寺というお寺がありますが、その前に休憩所がありました。
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延福寺 由緒あるらしい |
西勝寺 |
大水のとき、川に手摺をつけた引石 |
そこに説明があったのですが、辺りは智積養水という名水百選に選ばれた鈴鹿山脈から湧き出た地下水が流れている用水路だそうです。鯉の放流をしているそうですが、どういう理由か水は白く濁って、鯉もよろこびそうも無い水でした。
10分ほど休んだ後、一寸迷いながら集落の中を行きます。途中、黒板貼りの旧家があったので見に行くと造り酒屋さんでした。安正寺をちらっと見て、金渓川を渡り菰野町に入ります。
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菰野町に入る |
ミルクロードの赤い橋 |
巡見街道との合流辻 |
1キロほど歩いて近鉄の線路を渡ると、ミルクロード(県道140号線)の赤い橋です。12時26分に下を潜りました。
すぐに湯ノ山街道と合流し、最初の信号が亀山から来る「巡見街道」との合流点です。
12時35分、お腹も空いたので中華料理屋さんに入りました。この店のご主人が山好きなのか、店内には御在所藤内壁の写真がありました。注文メニューは相も変わらず「ソース焼きそばとビール」です(笑)。30分休憩でした。
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御在所 藤内壁 |
定番のソース焼きそば |
大きな石灯籠で左折 |
すぐに大きな新しい石灯篭がありますが、そこから左へ入って東町商店街を抜けるのが菰野道です。
商店街を抜ける頃右手に瑞龍寺があり、そのすぐの交差点が菰野道の終点です。そこから先は湯ノ山道が左折して続くようです。13時17分でした。
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ここから左折して湯ノ山道 |
近くの明福寺に所蔵されている |
菰野駅 |