東海道吉田宿
2013年10月18日(金)
5月末に御油宿まで歩いて以来5ヶ月近くたって、前回の記憶は無くなってしまった。
とりあえず、名鉄国府駅に9時半ごろ降り立った。
国道1号線を越えて前回の記憶を取り戻し、街道に入ったのは9時35分でした。
この辺り東海道を意識していないのか、何の案内も無い。すぐ左手に薬師如来のお堂があった。最近、西国三十三観音霊場を廻っているので、いろんな仏様に出会う。道端の常夜灯や石灯籠を撮影しながら歩く。
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秋葉山と刻まれた常夜灯 |
半僧坊大権現と書かれている |
踏み切りを渡って振り返っている。 |
10分ほどで1号線を渡るが、この辺が一寸解かり難い。名鉄の踏切を渡り右折。また左折・右折して、今度は名鉄の豊川線を渡る。渡って少し国道沿いに歩いたあと、国道を渡って、今度は道なりに国道と名鉄本線の間の道を行く。
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国道を渡って道なりに |
でもこの道も直進できない |
テニス倶楽部と喫茶店 |
でもその道も県道に阻まれ迂回するようになっていた。迂回して少し歩くと小さな川を渡り、テニスクラブの前を通る。
更に直進して、歩き始めて1時間、10時半に小田淵駅を通過。
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小田淵駅は10時半に通過 |
冷泉○○の歌碑とか |
速須佐之男神社 |
この辺り、東海道の案内は何も無いので自分の地図だけが頼りです。冷泉家の歌碑とか須佐之男神社とかを過ぎる。
10時50分頃、太鼓屋さんの前にさしかかると、一里塚跡の石碑があった。唯一の東海道の証ですね。
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太鼓屋さんの前の一里塚跡 |
迦具土神社 |
伊奈村立場茶屋跡 |
迦具土神社という難しい名前の神社や、伊奈村立場茶屋跡を見たりして歩きます。
街道の松みたいだなと通り過ぎた辺りが伊那街道との分岐だったようです。
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伊那街道起点付近 |
飯田線 小坂井駅 |
菟足(うたり)神社 |
JRの踏切を渡ると飯田線の小坂井駅が見えました。菟足(うたり)神社というのがあり、由緒深そうだったので参拝しました。
驚いたのは徐福伝説がここにもあったことです。熊野と三河は船で繋がっていたのですね。
11時半ごろ豊川放水路に掛かる高橋を渡りました。
渡ると豊橋市に入り、東海道の案内もありました。魚市場もあり、おさかなセンターという一般の人も歓迎と言う建物もあって入ってみたのですが、何もありませんでした。朝からランチありますと書いてあったのですが、あれは何だったのでしょうか。
少し歩くと瓜郷遺跡の案内があったので寄ってみました。
一里塚跡の石碑を見て、豊川の堤防沿いの道を行くと豊川稲荷遥拝所の石碑と、右御油宿と刻まれた新しい石碑があります。そして目の前が豊橋です。
この橋が豊橋市の名前の由来と言われています。12時15分に渡りました。
渡るとすぐ高札場の案内や吉田の宿を考える会の事務所があったりします。豊橋は吉田宿と言われたのですね。
左折するとすぐ左に湊町公園があり、道端には芭蕉の句碑みたいなものもありました。
この辺り、道が鍵型に何箇所も曲がっているのですが、要所要所に案内があり、間違わずに歩けます。
23号線の総門跡を渡り、すぐ左折して広い道に入ります。
トコトコ東海道というのがキャッチフレーズのようです。鰻の老舗の前に本陣跡の石碑がありました。
豊橋は昔から路面電車が健在ですね。
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路面電車が活躍している |
老舗の島田総本店 |
豊橋カレーうどん |
左折した道が解かり難いのですが、これも老舗のうどん屋さんを右折して東に進むのが東海道です。
時間も12時50分で、ここで昼食にしました。豊橋のB級グルメでしょうか、丼にまずご飯を入れ、トロロをかけ、更にその上にカレーうどんを載せるという、「豊橋カレーうどん」というのがあり、食べようと思いましたが、トロロがアレルギーなので止めました。定番のカツ丼にしました(笑)。
13時20分に店を出て、街道に入ります。ここからも少し右左折しますが案内に従って国道1号線に出ます。
1号線の瓦町の交差点にお寺があり、伝馬町、殿田橋と進みます。
殿田橋の少し手前に一里塚跡があり、そこから街道はゆるやかに国道から左に分かれていきます。
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瓦町のお寺 |
殿田橋付近の一里塚跡 14時08分 |
ここは左へ |
昼食の島田屋さんから歩き始めて40分、殿田橋の交差点を過ぎました。更に、分岐した東海道を20分歩くと街道はまた左に分かれます。
更に20分歩くと道は下りになります。ガイドブックに火打坂とあったので、登りとばかり思っていたら降りでした。
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火打坂は下りだった |
火打坂交差点 |
JR二川駅 14時57分 |
すぐ火打坂の交差点があり、二川宿本陣資料館の案内がありました。
予定では15時に二川駅のつもりでしたが、ほとんどぴったりJR二川駅に到着しました。
本陣資料館はここから1キロほど先で、次回舞阪まで歩くときと思いましたが、次回の朝は忙しいだろうと、今日見ておくことにしました。
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二川宿の街道 |
宿場町を意識している |
いろんなモニュメントがある |
二川宿は皆さん東海道の宿場町であることを観光の目玉にするつもりのようで、町中の到るところで、その意気込みを感じました。
本陣跡資料館も立派なもので、観光客も結構入っていました。
企画展として川瀬巴水展というのをやっていました。
初めて聞く名前なのですが、昭和の安藤広重と言われる版画の名工だそうです。
数十点の作品をちらっと見ましたが、素晴らしい作品でした。
どこかで、作品集の本でも買いたいぐらいでした。
往復と見学で1時間一寸を経過して、16時10分発の豊橋行きに乗りました。
豊橋で迷いましたが名鉄の特急に乗り換えました。
どちらが早いのかな?
帰りの飲み物は氷結と一番絞りでした(笑)。