四国遍路2回目 11日目 札所無し、最終日
2015年5月23日
今日は今回最終日で宇和島バスセンターまで歩きます。
距離は32〜33キロと思いますが、最後の松尾峠(475m)が難所ですね。
朝食は6時20分、7時14分のバスで柏に行きます。
民宿のすぐ近くにバス停はあるのですが、平日のみ、土曜日は運転、土日祝日運休など有って間違いやすいです。
今日は土曜日、我々のバスは土曜運転のはずですが、来るまで心配です。
無事に来て、柏到着は7時30分です。
小さな川沿いを松尾峠に向けて歩きます。
ここから0.8キロで登り口、そそて1.7キロで柏坂休憩所が最初の目標みたいです。
川で野生の鴨かアヒルに餌をやっている人が居ました。
その人が後から軽トラで追いかけてきました。
「荷物が軽そうだから、このミカンを持って行け」と。
実は最後のこの日、荷物を軽くして松尾峠を越えようと
昨日、クロネコに荷物を預けたのです。
正確な金額は忘れましたが、確か三重県まで1100円位だったかなと思います。
納経も無いので、ほんとに必要なものだけの小さな荷物なのです。
お接待で頂く大きな四国の夏みかんは、食べると美味しいのですが、確かに重いです。お接待は断るなと言われるのでザックに入れますが、重いと思うのは確かです。
このおじさんは、それを百も承知で、我々の荷物の大きさまで見ていたのですね。
昔の街道らしく古い石の道標があります。
「おせったいはなばたけ」というのがありました。
小学生がお遍路さんの疲れを癒すため花畑を作ってくれるのでしょうか。
我々の地域では「お接待」という言葉は何歳になったら知るのでしょうか。
歩き始めて10分ほどで柏坂の入り口です。
緩やかな道で、案内やベンチも完備しています。
標高差460mの登りなので1時間半は覚悟です。
入口から1時間弱、柏坂休憩所です。小休止して、先ほど貰った大きなミカンをたいらげました(笑)。
すぐに車道を横断します。トイレもあります。
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柏坂休憩所 8:37 |
車道を横断する |
トイレがあった |
一寸見逃しやすいですが、道端に460mの水準点がありました。ここが一応峠なのでしょうか。最高地点は480m位あったかなと思いますが。
すぐに「つわな奥」という絶景ポイントがありました。もう豊後水道側が見えているのでしょう。宇和海国立公園の一端でしょうか。
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460m地点 9:06 |
絶景ポイントが有った 9:13 |
民話がいろいろ |
遍路道にはいろいろ民話が紹介されています。一つ一つ読んでいると時間がかかります。9時50分頃茶堂休憩所があり、小休止しました。
そこから5分も下ると民家が一軒ありました。お婆さんがいろいろ話しかけてきます。
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風情のある遍路道 9:36 |
この少し手前が茶堂休憩所 9:58 |
更に山道が続く |
更に30分ほど山道を歩くと里道に出ました。
へんろ椿の案内をへんろ道と間違えると逆に行ってしまいます。ご用心。
10:29
橋から20分ほど歩くと、国道に近づいたのか車の音がしてきます。
食堂の案内がありました。
すぐ近くに同じ名前のお酒を造る蔵元があったので、同じ経営でしょうか。
すぐに国道56号線に出ますが、ここは国道を潜ります。
潜って旧道は鴨田橋へ向かいます。
歩き遍路道はここからも国道沿いの遊歩道を行きます。
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造り酒屋さん 10:53 |
国道の下を潜る 10:55 |
鴨田橋 11:17 |
国道沿いにコンビニがあったので、そこで昼食を調達して、近くで食べることにしました。11時45分頃です。
遊歩道が高速道路と交わる辺りで弁当を食べました。
この手前で弁当 12:15
12時15分頃出発、岩松に向かいます。
途中、かまぼこ屋さんの看板を見て、そうだ宇和島は「じゃこてん」が名物なんだと気付きました(笑)。
今回のお土産はじゃこてんに決めました。
宇和島名物 12:23
12時半頃、津島大橋の袂に着き、コンビニでトイレ休憩。津島大橋は渡らず旧道に入りました。
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津島大橋 12:36 |
宇和島伊達400年祭 |
岩松の街並み |
岩松はどういう歴史があるのか知りませんが、しっとりした、なかなかの風情です。宇和島伊達400年祭の幟をみて、宇和島が伊達政宗の長男に与えられた土地だとしりました。いろいろ事情が有ったのでしょうね。
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岩松川は大鰻が居るとか |
立派なトイレも完備 |
国道に復帰 13:01 |
岩松川は大鰻が捕れるそうです。内山醤油店や西村酒造場などの立派な建物も目につきます。
ゆっくり見物しながら、30分ほどかけて通り抜けました。
国道に復帰、これから松尾峠を越えて、宇和島市街に入ります。
後半へ