2015.12.17 東海道 岡部宿〜府中宿

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7:02 きくやさん 旧東海道 光泰寺の聖徳太子像

今朝は6時半に朝食をお願いして7時に出ました。きくやさんの建物は看板が小さく隠れているので、普通の民家のようです。
旧東海道は県道ときくやさんの間です。入るとすぐ光泰寺の聖徳太子像の案内がありました。木喰上人の微笑仏と言われ、傑作の呼び声高いそうです。

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藤枝てまりサッカーロード岡部 小野小町 姿見の橋 7:23 大旅籠 柏屋(かしばや)

また家々にはサッカーボールの形をした手毬が吊るされています。サッカーの町藤枝をアピールしながら東海道を飾っているそうです。
小野小町姿見の橋が小さな溝に架かっていました。小野小町がこの橋の上で水面に自分の姿を映してみたとか。

県道に出ると岡部宿の公園のような建物があり、その隣に大旅籠かしばやという立派な建物がありました。

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笠懸の松入口 7:35 十石坂観音堂 7:56 道の駅宇津ノ谷峠

その辺りで街道は県道を小さく離れます。そこに西行ゆかりの笠懸け松があるそうです。そこから県道に戻り、観音堂など見ながら30分ほど県道歩きです。
県道をそのまま歩くと明治のトンネルへ行ってしまうので、一旦国道へ出て道の駅に入りなさいというのが、案内所の女性の案内でした。
8時前に道の駅に着き、10分ほど休憩しました。

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8:08 国道を潜る 坂下地蔵堂 8:13 蔦の細道分岐

道の駅を出て国道の下を潜ると坂下地蔵堂があります。通り過ぎるとすぐ旧東海道は左に登ります。直進すると蔦の細道になり、先では合流します。

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荒れた道 8:23 舗装道路 すぐに分かれる

取り敢えず旧東海道を登りますが荒れています。でも10分で舗装道路にでました。明治のトンネル入口付近からの道で、トンネルメンテナンスの道とか書いてありました。事実、この付近はたくさんトンネルがあります。明治、大正、昭和第一、昭和第二などです。この宇津ノ谷峠をどう越えるか重要だったのでしょうか。

舗装道路は3分でまた外れますが、地道を3分登れば、もう宇津ノ谷峠です。

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8:30 宇津ノ谷峠 峠の地蔵堂の説明 宇津ノ谷を見下ろす

これが峠かと疑いますが、峠の地蔵堂の案内も有りほっとします。10分も下ると眼下に宇津ノ谷の集落が見えてきます。

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8:44 宇津ノ谷は間の宿 8:47 県道に出る 8:55 道の駅 宇津ノ谷

下って行くと、趣のある宿場に入って行きます。宇津ノ谷は岡部と丸子の間の宿だったようです。
また県道に出て5分も歩くと国道に出てきます。陸橋で渡って、道の駅に入り、そのまま通り抜けて丸子宿を目指しました。

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道の駅から国道沿いに20分も歩くと、左側に黄金の観音様があり、その前にも陸橋があり、サークルKがあります。そこを右に入って行くのが街道です。

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9:20 丸子路に入る 9:35 国道から離れる 9:45 丸子宿高札場跡

入るとすぐ丸子路観光案内図があります。15分ほど国道に沿いながら歩いてから、川沿いに国道から離れて行きます。
10分も歩くと丸子橋で手前に高札場跡、向こう側にとろろ汁の丁子屋があります。高札場跡で小休止しました。

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9:50 とろろ汁丁子屋 浮世絵の丸子宿 9:55

丁子屋さんの建物は広重の東海道五十三次に出てくる絵とそっくりです。丸子宿そのものは何も残っていないようです。

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車の速度が速い 10:10 東木戸まで230m 10:30 国道1号線に合流

それでも全体に宿場町の雰囲気があるのですが、道幅が一寸広いので、車が猛スピードで通り過ぎます。いやですねえ。
20分ほどで宿場を通り過ぎると道路も広くなり、学校の前を通って、道を左にとり安倍川橋を目指して南東から北東へ直角に曲がります。

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国道から離れると富士山 11:03 安倍川橋 11:10〜32 安倍川餅

再度国道1号線に入り、すぐまた左折すると富士山が正面に現れます。この辺のコンビニでも小休止しました。
11時に安倍川橋に着き、渡るとすぐ安倍川餅屋さんが有ったので、入って食べてみました。

駿河三大名物というのが有って、安倍川餅、古庄の兎餅、清水の追分ようかんだそうです。

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かごや 石部屋 由井正雪の碑

ところで、後で気が付いたのですが、安倍川餅屋さんは2軒並んでいました。手前が私の入った「かごや」さん、隣が「石部屋」さん。ものの本によく紹介されているのは石部屋さんの方でした。でも「かごや」さんも素朴なおじさんが一人でやっていて、駄菓子屋も併設して雰囲気はありました。

20分ほど居て、静岡駅方面に歩きました。由井正雪の碑がすぐあり、近くに安倍川橋架橋の碑がありました。

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安倍川橋 架橋の碑 11:54 ここ右折 府中宿の絵図

説明を読むと宮崎総五なる人が私財を投げうって安倍川橋を作られたとか。昔の人はよくそういう話を聞きますねえ。最近は無いなあ。
府中宿へは新町通りを行きますが、駿府城の近くで何回もカギ型に曲がります。そこが難しいのですが、1回目は写真中央の京小物落柿舎さんが目印です。

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12:19 西郷・山岡会見の地 お値打ちな食堂 12:34〜45

静岡駅の近くを通ると、西郷隆盛と山岡鉄舟が会見した歴史的な場所の碑がありました。さらに歩くと、店内で食べられるお弁当やさんがあり、昼食にしました。
こんな店は有難いですね。お惣菜も豊富でした。

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府中宿 東見附 12:56 静岡鉄道 春日町駅 13:11 静岡鉄道 柚木町駅

目指す草薙駅まではもう8キロを切っているでしょう。お腹も膨らんだので元気にあるきます。静岡鉄道春日町駅付近で線路と国道を渡ります。
そして15分ほどでまた国道を陸橋で渡りました。そして線路も渡ったのですが、それは間違いだったようです。

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護国神社 13:45 古庄のうさぎ餅 地下道で潜る

線路を渡って右折すると護国神社に出ますが、正解は線路を渡らず線路沿いの道に入るようでした。
また合流すると古庄の石標がありました。兎餅の広告もありました。JRの線路にぶつかって道が無くなり、近所の人に尋ねて地下道に入りました。

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13:53 旧東海道の碑 14:12 閻魔坂付近 14:25 草薙駅前

地下道を潜ると旧東海道の碑があり、間違っていなくてほっとしました。県道を渡って一本目を左折するのが街道のようです。
静岡県立大学の近くは閻魔坂と呼ぶようで、昔は閻王寺というお寺もあったそうです。

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14:30 草薙駅 帰りに一杯

草薙駅前は結構繁華街観たいですが、駅舎は工事中で見えませんでした。
丁度、浜松行きの列車が来るので、それに飛び乗って帰途に着きました。