熊野古道　横垣峠　2016年3月21日



今日は熊野体験企画の紀伊半島みる観る探検隊の横垣峠特別企画に参加します。
横垣峠道を最後に歩いたのは、今から14年前、2002年に本宮道を花の窟から志古まであるいた時です。

その後2007年に大雨で大規模な土砂崩れが起こり通行止めになり、更に2011年の台風でも大きな被害があり、一部復旧工事はされているものの、全面開通にはまだまだ時間も掛かるようです。

今回はどこまで歩けるのか楽しみでやってきました。

青年の家のある42号線沿いに牛丼のすき家がある。青年の家は素泊まりなので朝食に困る。近くにすき家があるので大助かりです。
食後朝の七里御浜を散歩、すがすがしい。獅子岩で内山さんにピックアップしてもらって、集合場所の神木へ。

すき家で朝食	朝の七里御浜	神木の横垣峠入口

神木には本州で一番、全国で二番の大イヌマキが有るとのことで、出発までの時間を利用して見に行った。
今日は50人余りと多勢の参加です。みる観る探検隊の人気も昇っているし、久しく歩けなかった横垣峠を歩きたいという人も多いようです。

9時25分頃出発しました。すぐミカン畑に入ります。

神木の大イヌマキ	9時27分　ミカン畑の中を	9時50分　横垣峠登山口

25分ほどで、横垣峠登り口に到着です。妙見山登山道もここからみたいですね。さらに15分ほど歩くと水壺地蔵です。横垣地蔵とも言ったような。
弘法大師の湧水があります。

昔は水路が有ったか	10時08分　水壺地蔵	10時18分　崩落の跡

地蔵から10分も歩くと大きな崩落地です。でもここは落ち着いているのか新しい道ができていました。熊野灘の眺めも雄大です。

神志山方面の熊野灘かな	通行止めで高巻き	10時30分　横垣峠

でもまたすぐに通行止めです。ここは通れないとみえて高巻をします。すぐに横垣峠です。以前は水壺地蔵から10分で横垣峠でしたが、今日は20分以上掛かっています。ここから先も通行止めです。

峠の先は通行止め	花の窟方面が見える	10時55分　林道に降りる

峠からは花の窟のご神体の大岩が見えます。ここは一旦下って林道に出ます。後続のグループが来るのを少し待って出発すると、崖の上にカモシカが居ました。
珍しそうにしばらく我々を見下ろしていましたが、消えて行きました。

カモシカ	阿田和方向だけど	11時06分　神木流紋岩の石畳

ここからもかすかに海が見えます。10分ほど林道を歩いて、また街道に登ります。30ｍです。青色の神木流紋岩の石畳があります。一寸引き返すと東屋です。

11時08分　坂峠の東屋付近	スタンプを押した	東屋

ここで私も熊野古道のスタンプを押しました。初めてです。他の峠では特に押す気にならなかったので、これまで一度も押していないのですが、横垣峠は今後も何時来れるか解らないので押してみました(笑)。

11時25分　折山方面	石畳と折山地蔵	11時38分　折山に到着

すぐに元の道で林道に戻り、再度林道を歩きます。以前はこのまま林道を歩いて折山神社の近くに出たのですが、今は古道が発掘されたようで地蔵さんの前を通て石畳で田圃の中へ出てきました。そこに世界遺産を示す道標がありました。

折山神社方面	11時45分〜12時50分　紀州犬の伝説	折山神社の石灯籠

11時45分頃折山神社前の広場に着き、紀州犬の伝説の話を聞き、折山神社の石灯籠の説明を受けた後、昼食休憩しました。
そこへ、近くの方が本物の紀州犬を連れてきて頂きました。メスの1年半だそうです。

紀州犬	12時55分　亀島の石灯籠	13時08分　不動明王かな

12時50分頃出発、亀島の石灯籠の傍を通って尾呂志へ向かいます。以前は間違えて国道に出てしまいましたが、今日は語り部さんが居るので大丈夫です。
不動明王や馬頭観音などの石仏を見ながら、高千良で国道に出て1時45分頃にさぎりの里に到着しました。

ヤマザクラは満開	13時44分　さぎりの里	鬼が城

ここから熊野市駅までのバスは1日5本です。次は3時03分です。今日はお客が60名近く増えるので、神木まで臨時バスが来るそうです。

熊野市駅付近のタイムカプセル	ローソンカフェで

熊野市駅に9時半頃着きましたが、南紀8号は5時48分です。鬼が城近くの七里御浜で一杯やりながら休憩して、スーパーの跡地にできたローソンで列車の中の飲み物と夕食を買い込みました。

缶ビールを街カフェのスタンドで飲んでも良いか？と訊いたら、女店員さんが特別席を作りましょうか？と言って椅子を出してくれました。
やさしいなあ(笑)。

終わり。