2016年2月20日

今日はミルフォードサウンドへ行き、ミルフォードトラックの一部ウオーキングとミルフォードサウンドのクルーズをします。
ミルフォードサウンドは氷河に削られた地形なので、本来はミルフォードフィヨルドと言うべきでした。
でも当初はそのことが知られず、小さな入り江という意味のサウンドが着けられたのだそうです。残念でしたね(笑)。

下の地図にあるように、ミルフォードサウンド以南はフィヨルドランドと呼ばれ多くのフィヨルドがあり、ナショナルパークになっています。
その多くのフィヨルドはアプローチの道路が無く、外洋からしか接近できません。
唯一ミルフォードサウンドだけが1953年にホーマートンネルが開通して陸路で行けるようになり、多くの観光客が来るようになったのだそうです。

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5時50分 8時

今日は5時45分から朝食です。相変わらずパンも野菜も食べません。肉類、果物、じゃがいも、ジュースです。これで充分でしょう(笑)。
6時半頃出たのでしょうか。デバイドまでは昨日と同じです。そこから一旦下って、こんどは900mまで登るとホーマートンネルがあります。
ホーマートンネルは観光バスの行き違いはできず信号があります。これを抜けると西海岸でしょうか。あめも降っていますが大した雨ではありません。

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ボートでサンドフライポイントへ 8時20分 サンドフライポイント 8時55分

900m下ってミルフォードサウンドです。クルーズ船乗り場でトイレ休憩して、5分の船着場に着きました。ここからボートでミルフォードトラックの終点サンドフライポイントに行きます。サンドフライとは小さなブユで、動作はのろいが刺されると猛烈に痒いとか。
19人を二つのグループに分けて乗船しました。我々は後組で、20分以上待ちました。

ミルフォードトラックはテ・アナウ湖の北端グレイドワーフからこのサンドフライまで54キロほど、3泊4日の行程だそうです。途中1000m強の峠を越えます。
入場制限があって、ガイドツアーが40人、個人ウオークは50人計90人が1日の人数です。いずれも宿泊地が指定されています。
最終宿泊地はここから21キロ先だそうで、ここに到着するのは午後になります。

そこで午前中だけ我々のような半日ハイキング客に解放されています。
我々は、ここから5キロほどを往復します。

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まだ川に水はありません 9時20分 33マイルの標識 9時23分

出発当初は雨もパラパラで、ガイドもこんなのは雨じゃないと笑っていました。
歩き始めても川にも水が無い場合もありました。

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視界が開ける場所 9時53分 10時14分

ところがやはり降ってきました。地形は右が崖、左が激流の川ですが、その崖から滝がいくつか現れ始めました。
道はフラットでよく踏まれているし、スリップ防止も万全です。蛇も熊も居ないのでトレッキング天国ですね。
植生はブナとシダですね。

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木の橋にも金網の滑り止め 10時50分 11時10分

午後1時のクルーズ船に乗るので10時半になったら目的地に着いていなくても引き返せと言われていたので、我々3人は10時半に引き返しました。
雨もざんざ降りで、後少し歩いてみてもしょうがないかなと思いました。

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11時24分 33.5マイルの終着点 11時45分

帰りは行と違って、至る所水が漬いています。多いときは膝下まで、ひどいときはお臍まで来るそうです。
完全な高性能の雨具を付けないと濡れるのは防げないようです。ボートに迎えに来てもらって帰りました。

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12時56分 13時04分

クルーズ船はなかなか大きくて豪華です。弁当が出ましたが純日本式でびっくりしました。中国人達にはブッフェも用意されていました。
雨のお蔭で、フィヨルドの至る所から滝が流れ落ちます。雨の日しか見られない光景で、晴れた日とは全く違った光景になります。
両方行かないと駄目ですね。

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13時26分

クルーズ船はミルフォードサウンドを出発してタズマン海の近くまで行って引き返します。1時間40分のクルーズです。
イルカが泳いでいたり、岩の上にアシカが寝て居たりします。

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13時38分 13時57分

でも雨の日の見物はやはり滝です。船もその真下まで進み、しぶきが船の甲板を覆います。
最後の船着場近くの滝は猛烈で、岸壁から噴き出すように見えます。もうクルーズも終わりです。

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14時03分 岸壁から噴き出す滝 14時28分

14時40分でクルーズは終了。バスで今日はクイーンズタウンまで帰ります。
雨のミルフォードハイウエイを900m登ってホーントンネルに差し掛かると、来るときは無かった無数の滝が岸壁にできていました。

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ホーントンネル付近の岸壁 15時12分 テ・アナウのドライブイン 16時36分

16時30分、テ・アナウに帰ってきました。うそのようなお天気です。ここで山のガイドさんとはお別れです。
道筋には時々鹿の放牧があります。鹿だと少しぐらいの柵は飛び越えて逃げないかと心配ですよね。
実際、柵は羊に比べると相当高くするし、妊娠期間が長かったり、お金になるまでの費用と時間は羊より相当多いそうです。
それでも、一頭当たりの金額が羊の何倍かになるようで、徐々に増えているとか。

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鹿の放牧 17時03分 橋は1車線 18時49分

南島を走った限りでは多くの橋が1車線です。時速100キロで走れる国道の橋もそうです。人口が少ないから車も少ない。
だから都会の橋以外は昔の橋がそのままなんだそうです。それでも渋滞はしないので、無駄な金は使わないそうです。

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クイーンズタウン 19時10分 絶景の丘の上 20時10分

7時20分にクイーンズタウンのホテルに到着しました。ワカティブ湖が日光に輝いています。とてもミルフォードサウンドの土砂降りが信じられません。
今日は、背後の山の上にある展望レストランで夕食です。専用のロープウエーで登ります。登るとまさに絶景です。

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展望レストラン 食事はブッフェ方式です 20時30分

今回のツアーは食事もバラエティーに富むし、コースもいろいろ有って、一寸せわしないけど、良く考えられたツアーだと思いました。
食後、一寸夜景を見て、街に土産物を見に行きました。見るだけの積りがつい買ってしまい、一人に買うとそれだけでは済まず、結局孫・子供・その嫁さん・女房と7人分を買うことになってしまいました(-_-;)

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夜景もきれいです 21時15分 羊毛製品をお土産に買った 22時

明日はマウント・クックへ行きます。