東海道瀬田駅〜三条大橋
2016年6月16日
今日は山歩会東海道歩きの最終日、京都三条大橋に到着の予定です。参加メンバーも最も多く10人です。
梅雨の最中に歩いていますが、前回までも奇跡的に本降りの雨には合わず歩けています。今日も梅雨の中休みみたいな日に当たりました。
9時33分にJR瀬田駅に到着しました。40分頃出発したでしょうか。5分ほど歩いて旧東海道に復帰しました。
瀬田の唐橋に向かって歩きますが、道案内も所々に有って迷わず歩けます。
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結構道案内がある |
10:22 檜山神社 |
10:30 瀬田唐橋東詰 |
30分ほどで赤い欄干の橋がある広い道に出ました。桧山神社と言う建部大社の末社と書かれた神社がありました。
そこから10分弱で瀬田の唐橋東側に出ました。相変わらずボートの練習をしています。
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瀬田川を渡る |
瀬田唐橋の説明を読む |
近江鉄道 唐橋前駅 |
俵藤太秀郷にからむ瀬田の唐橋の説明があります。石山寺へ行く近江鉄道を渡り、すぐを右折してJR石山駅に向かいます。
この辺り、8年前より古い家が減ったような気がします。
石山駅近くの線路を潜ったのが10時50分、瀬田駅から1時間一寸です。木曽義仲の忠臣今井兼平の墓の案内を横目に見ながら、工場地帯を歩いて行きます。
ガードから20分、街道の面影残る膳所の街並みに入ると、若宮神社と言う立派なお宮が有ったので、そこの境内で小休止しました。
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10:50 JR石山駅付近の軌道を潜る |
今井兼平の墓 |
11:10 若宮神社 |
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膳所城主菩提寺 |
11:40 和田神社 茅の輪 |
石田三成が繋がれた銀杏の木 |
10分ほどお参りや休憩をし出発すると、膳所城主本多家の菩提寺である縁心寺があります。更に進むと和田神社があり、境内に夏越しの大祓い茅の輪が作られていました。また境内の大銀杏は、関ヶ原の戦いに敗れた石田三成が護送中に繋がれた銀杏と伝わります。
すぐ近くの石坐神社は神武天皇の祖父神が祀られているとか。
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石坐神社 |
12:01 イオンタウン |
12:40 義仲寺 |
時間も12時になり、予定通り近くのイオンタウンへ昼食に行きました。街道歩きも10人になると小さな食堂では昼食が取れないので、こういうショッピングセンターは助かりますね。30分で昼食を終え、少し歩くと木曽義仲が葬られた義仲寺があります。芭蕉も葬られているとかで、句碑や塚があります。
芭蕉は義経や義仲のような悲運の武将を俳句に詠んでいますね。
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12:57 県庁前 |
大津事件の碑 |
13:08 札の辻 |
滋賀県庁の建物は歴史がありそうですね。ロシアの皇太子が警備の警官に襲われた大津事件の碑もあります。昼食後30分一寸歩いて北国街道との分岐点札の辻に来ました。ここで街道は直角に左折します。
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京阪電車が合流 |
蝉丸神社 下社 |
13:23 国道1号線と合流 |
右から京阪電車が入ってくる辺りに蝉丸神社があります。百人一首で有名な蝉丸を祀っているのでしょう。
実はこの付近に3カ所蝉丸神社があり、ここは下社と言われています。10分ほど歩くと草津方面から来る国道1号線と合流し、信号で渡って左側を歩きます。
渡って5〜6分歩くと蝉丸神社の上社の赤い鳥居が有ります。
更に7〜8分登ると右手に逢坂の関跡の石碑があります。ここの信号で一旦国道を渡ります。渡った所に東屋風のトイレと休憩所があり、小休止しました。
近くに有名そうな鰻屋さんがあり、3カ所目の蝉丸神社があります。3軒の神社がどういう関係なのかはしりません。
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13:53 陸橋で1号線を渡る |
月心寺 |
14:15 伏見街道追分 |
蝉丸神社から2分で陸橋があり、再度国道を渡って左側に戻ります。渡って5分ほど歩くと左手に月心寺という謂れ有りそうな建物があります。画家の橋本関雪の別荘だったと聞きました。
名神高速の下を潜り、すぐ1号線と分かれて左の旧道に入ります。入って300mも歩くと道が二つに分かれます。左は伏見街道で京都を通らず大阪に向かいます。
追分から5〜6分で歩道橋があり、再度国道を渡って、今度は右側の旧道に入ります。すぐ右側に三井寺参道という大きな石標がありますが、小関越と言われる逢坂の関を通らず北国街道に通じる間道の入り口です。
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14:37 山科地蔵 |
15:01 五条の分かれ |
15:08 天智天皇御陵 |
小関越から10分で山科地蔵を祀る六角堂があります。ここで小休止していると雨が降ってきました。小止みを待って出発するとまた大粒の雨が降ってきます。
参ったなあと思いながら、7〜8分で山科駅前、更に7分で五条の分かれを過ぎる頃には雨も止みました。
すぐに国道1号線と合流し2分で天智天皇の御陵です。御陵の前で記念撮影して国道の反対側へ渡ります。
反対側には新しく遊歩道が出来ていました。多分、旧東海道へ通じる遊歩道かと思ったのですが旧東海道との交差点にも案内が無く、通り過ぎそうになりました。
一寸考えて欲しいですね。旧東海道の細い道を、最後の一登りして、又国道に合流すると車石公園が有ります、。
ここを過ぎると京都市街は目の前です。10分で蹴上の浄水場で、京都市街が眼下に広がっています。
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15:48 蹴上浄水場 |
琵琶湖疎水とインクライン |
雄観奇想と書かれているそうですが |
浄水場の反対側、国道の右側には疎水があります。船を引き上げたインクラインと呼ばれる施設が見えます。
電気の無い時代は水車が動力で、疎水の水を利用した工場が南禅寺一帯に建設されたとか。
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都ホテル |
16:00 粟田神社 |
龍馬・お龍 結婚式場跡 |
ウエスチン都ホテルの前を通ると粟田神社があります。ここから将軍塚へ登る道は京都一周トレイルに組み込まれています。
阪本龍馬の結婚式城跡、白川の橋など京都旅情を味わいながら三条大橋に着きました。
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白川橋を渡る |
16:18 三条大橋到着 |
加茂川の風景 |
高山彦九郎は荒れ果てた皇居の明かりを見て涙しています。
加茂川には定番の一定間隔アベックの姿も。橋の西詰には弥次さん喜多さんの銅像もあります。
東海道中膝栗毛によれば、弥次さん喜多さんは日永の追分から参宮道で伊勢参りし、そこから伊勢本街道や奈良道を通って京へ来たようです。
帰りは東海道から草津宿で中山道に入って江戸へ帰ったようです。
地下鉄で京都駅へ出て、駅前の京都タワーへ。
地下3階の大浴場へ入って、今度は10階のビアガーデンに行きました。
夕立を心配しましたが、何とか天気も持って、桑名七里の渡しから三条大橋までの無事到着を宿して乾杯しました。
今夜のビールは格別美味かったと思います。
次は弥次さん喜多さんに倣って、草津から中山道で名古屋へ帰ろうかなあ。