東海道 吉原〜三島

2016年4月5日

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今日は昨日歩いておいた吉原から三島までで、距離も22キロほど、峠も無いし、2時頃には着くでしょう。その先は歩いてもバスも無いみたいなので、時間が余れば三島市内の観光をするつもりです。

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旅館の屋上から 7:52 吉原駅を出る 8:05 毘沙門天

朝旅館の屋上に上がる。雨は降っていないが雲が厚く富士山は見えない。晴れた日はここから富士山の眺めが素晴らしいらしい。
美味しい朝食を食べて7時半頃出発。富士駅から一駅の吉原駅に着く。7時50分頃出発。すぐに製紙工場にぶつかり線路を越える。

すぐに右側に神社の境内に登る階段がある。鳥居はあるがお寺のようで毘沙門天が祀られている。日本三大ダルマ市が開かれるそうです。
今歩いている旧東海道は県道170号線で、20分ほど歩くと左から県道380号線が合流する。以降380号線を歩く。

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8:30 檜で県道二つが合流 8:40 昭和放水路 8:50 東田子の浦駅

合流から10分で昭和放水路があり、幕末に益田平四郎が水害から守るためにスイホシと言う水路を作ったと説明があった。
10分で東田子の浦駅を通過。さらに10分ほどで、今度は左に街道が分かれます。県道163号線となるようです。

分岐から10分弱、吉原駅から1時間15分ほどの9時過ぎに再度東海道線を越えました。
日経新聞の鈴木某の石像が有ったり、浅間神社やカインズホームを見ながら20分ほど歩くと三社神社がありました。

ただここも浅間神社で木花咲耶姫を祀っています。この辺り浅間神社が多く、この後も街道のあちこちに見られました。

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8:58 県道163号線に入る 9:06 東海道線を渡る 9:30 三社神社

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旧東海道の案内 10:00 原駅入口 10:06 原宿案内

旧東海道の案内を見ながら30分ほど淡々と歩くと原駅入口です。この付近には有名な浮島が有るそうですが街道からはみえませんでした。
原駅を過ぎると神社の前に原宿の案内がある。「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」と謳われた、白隠禅師の生誕地や松陰寺がある。

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10:09 白隠禅師生誕地 10:20〜40 コンビニで休憩 11:02 片浜駅

10分ほど歩いた所にミニストップがあり、休憩コーナーが有ったので、たまにはコーヒーでもと思って座ったら、お隣さんと話がはずんでしまった。
同い年の男性からは胃癌で100%切除して回復した話、87歳の女性からはまだ車が手放せない話。つい20分も休憩してしまった。

10分で踏切を渡り、更に10分で片浜駅です。この辺りの海岸は千本松原と呼ばれて富士山と共に有名ですが、街道からは見えません。
道端に丈和碁楽館というのがありました。丈和というのは江戸時代の名人で12代本因坊ですが、沼津に関係があるのかなあ?

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12代本因坊丈和と関係あるのか? 11:36〜40 沼津藩境界 11:50〜12:17

片浜駅から30分ほど歩くと沼津藩の境界を示す石碑がありました。更に進むと西間門という大きな交差点です。ここでは県道の163号線と380号線が交差しています。163号線をそのまま進みます。交差点を渡ってすぐの居酒屋さんが昼のラーメンをやっていたので、昼食としました。女将さんが箱根の人だそうで、その辺の話を訊きました。

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12:37 沼津宿 通横町 さんさん通り付近 12:42 川廓通り入口

25分ほどで昼食を終え、大通りをそのまま歩いて行く。浅間町を越えて次の160号線で左折、次の信号を右折する辺りに沼津宿の案内があります。
この辺りに昔沼津城があったようです。通横町からさんさん通りを北上すると、すぐ川廓通りの入り口があります。

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12:50 旧国一通りの案内 一里塚跡

川廓の由来は狩野川と沼津城の城廓に挟まれた狭い街にちなんでいる。すぎて右折、陸橋を渡った所に旧国一通りの案内がある。
200mほど歩いて斜め右に入って行くのが街道で、すぐに原宿一里塚跡の案内があります。

すぐに狩野川の堤防にぶつかりますが、そこに小さな祠があり、日本三大仇討云々の説明があります。自分の命と引き換えに仇の居所を訊き出し、荒木又右エ門に教えたという、平作が祀られた平作地蔵だそうです。

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13:00 平作地蔵 13:25 13:33〜13:43 頼朝・義経対面石

再度旧国一通り、現在は県道380号線に出ます。そこから700mほど、きせがわ病院のある信号で斜め右に街道は入って行きます。
渡って5分で長沢松並木の案内がありますが、その2〜3分先に対面石と書かれた案内があります。長沢八幡宮です。

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長沢八幡宮 13:51〜53 玉井寺一里塚 14:03 千貫通り

源頼朝が旗揚げしたとき、奥州から駆け付けた義経と対面した場所だそうです。お参りに気を取られて「対面石」を見るのを忘れました。
神社入口から4〜500mで沼津バイパスを渡ります。渡って100m一寸歩くと玉井寺の一里塚です。反対側の宝池寺の前の一里塚と共に、道の両側に往時の姿をとどめています。もっとも宝池寺側は昭和60年に改修されているそうですが。

さらに10分で千貫通りです。もう三島の中心街に近いです。1555年、北条氏康から婿の今川氏真に、三島の小浜池の水を駿河方面に送る樋を作ったそうです。
その樋は建設費が千貫以上掛かったという謂れがあるそうです。10分で三島広小路駅です。

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14:14 三島広小路駅 14:23 ホテルセレクトイン三島 14:27 三島大社

さらに10分で、三島大社近くにある今夜のホテル、セレクトイン三島でした。
まだチェックインの時間になっていないので、荷物を置いて三島市内の観光に向かいました。

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三島大社に鹿も居るんだ 神社境内 鎌倉古道

三島大社参拝の後、富士の湧水が見たいなと思いました。近所の果物屋さんのご主人が親切に地図も書いて教えて頂きました。
柿田川湧水群は3キロほどは有りそうで諦めて、三島駅前の楽寿園から流れ出る源兵衛川の親水公園を見に行きました。
途中の道は鎌倉古道だそうです。

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源兵衛川 富士の湧水が流れる 小浜池の水位

源兵衛川は楽寿園まで川の中を飛び石伝いに歩けてお勧めです。
楽寿園の小浜池が富士の湧水ですが、雪解け水が多くなる夏場しか水位が上がらないそうです。それも毎年ではないそうです。

ただ、地下の水脈は涸れることなく源兵衛川などに流れ出ています。

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楽寿園は溶岩の上にある 楽寿園の小浜池 文豪の記念碑が並ぶ通りもある

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夜は繁華街の居酒屋さんに飲みに行きました。
91歳の方が一人で飲みに来ているのには脱帽しました。

私も見習わなくては(笑)。

明日は箱根越です