天神神社 岐阜県瑞穂市居倉
(伊久良河宮 4年滞在)
大垣から樽見へ向かう樽見鉄道の美江寺駅の近くにある。
図の茶色の線は旧中山道です。
昨年の11月に歩いたばかりですが、その時は元伊勢は念頭に無く、天神神社も気が付かなかった。
図の左下、揖斐川の対岸には小簾公園と言って、幕末に皇女和宮が降嫁の祭、休憩された公園がある。
神社としては大きくなく、由緒も書かれていないため、4年間も滞在されたかどうか、ここで良かったのかどうか心配だが、居倉と伊久良でまあいいでしょう。
拝殿が立派に新設されているのを見ると、地元で大事にされている神社には間違いないでしょう。
酒見神社 愛知県一宮市今伊勢本神戸
(吹抜きの宮 1年滞在)
尾張一宮駅の近くにある。
近くの真清田神社が尾張の国一宮だったことから一宮市となった。
酒見神社付近の地名「今伊勢」は各地にあると思うが、それは酒見神社が元伊勢であることに由来する。
図の赤線は1月3日に岐阜から名古屋に至る御鮨街道を歩いた軌跡です。
この辺りでは岐阜街道と呼びますが、その街道筋にあるわけです。
また伊勢神宮に清酒を献上したとされ、当時は濁り酒しかなかったので、日本における清酒製造の草分けだと言われます。
境内には倭姫命を祀る神社もあります。
八剣神社 愛知県一宮市萩原町中島
(中島宮 3ヶ月滞在)
尾張中央道の近くだが、一寸判り難い場所に有る。
図の茶色線が旧美濃路で、垂井宿で中山道と分かれて、名古屋宿へ向かう。
清須付近で御鮨街道と合流する。
神社の案内に、美濃路から八剣神社を望む江戸時代の絵が掲示されていた。
なお現在は八剣神社を改め中島宮としている。
付近には奈良・平安時代の廃寺跡や中島城址も発見されている。
野志里神社 三重県桑名市多度町下野代
(野代宮 4年滞在)
養老鉄道下野代駅が近い。
図の少し上に多度大社がある。
私の家からもそう遠くないが、これまで来たことはなかった。
境内に千人塚があるが、この付近は戦国時代長島の一向一揆で知られている。
織田信長に抵抗した長島願勝寺の門徒が、3度目の戦で敗れ皆殺しとなった。
その戦死者が祀られているとか。
鵜川原神社 三重県菰野町大強原
(御厨神明宮 不明)
三岐鉄道と近鉄湯の山線の間に有って、ナビが無ければ到底辿りつけない場所にあります。
ミルクロードを辿ると解りやすいでしょう。
大きな森に囲まれた立派な参道があります。
倭姫命が桑名の野代宮から亀山の忍山神社に移られる際の頓宮であったと伝えられています。
東側にも入口があり、鳥居と駐車場が完備されているので、参拝はこちらから行われているようです。
第3回に続く