熊野街道 紀伊路
道成寺駅〜切目駅
2007年1月15日
今日も7時朝食、今朝はお粥を作って貰った。
7時36分発の紀伊田辺行きに乗るが、駅まで1分なので余裕だ。月曜日なので列車は混んでいて座れない。
御坊で高校生の集団が降りたので座っていたら引き返してきた。御坊で乗り換えと思っていたらしい(笑)。
道成寺には8時に着いた。一人お寺の境内に上る。本堂ではお坊さんが朝のお勤めをしていた。本尊は千手観音様だったか。創建は701年とか。
鐘楼を探してみたがやはり無かった。昨日の分岐点八幡橋には8時10分の到着です。
県道と別れ川の右岸をそのまま街道を少し歩くとすぐ海士王子跡です。8時15分です。
更にそのまま右岸を歩いていくと左川向こうに重力踏切と看板がある。重力を使って上げ下げする踏み切りかと思ったが違った。重力と言う地名だった(笑)。
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海士王子跡 8時15分 |
湯川子安神社 8時30分 |
野口新橋 8時45分 |
重力橋、重力踏切を渡るとすぐ右手に湯川子安神社がある。8時27分。ここは紀州街道との分岐店らしい。神社の境内には氏子さん達がなにか準備をしていた。結構信者が居る神社みたいだ。ここから街道は少し細い道になり、突き当りを右折、そしてすぐ細い道に左折する。
法林寺を過ぎ九品寺の前を左折する。そして広い県道27号線に合流して野口新橋に向かいます。野口新橋は左側に歩道があるので県道も左側を歩くのが良いでしょう。野口新橋到着は8時45分です。
橋の欄干の飾りに馬があったので、この辺は馬の産地かなあと思っていましたが、清姫が変身した龍の頭だったようです(;゚−゚)。広い日高川を渡ります。
渡るとすぐ右折して堤防道路に入るのが街道です。5,6分歩くと道は左に堤防を降りて集落に入ります。降りた所に道標もあります。
岩内王子を目指して集落を歩きますが、ふと気がつくと周囲の木がみかんから梅に変わっていました。そう南部は梅干の産地ですよね。
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日高川の堤防を行く |
植生は梅に変わってきた |
岩内王子跡はポスターの後ろに 9時13−20分 |
岩内王子跡は御坊大橋からの広い道を横断して岩内の公民館の前にありましたが、この日は御坊市の市会議員選挙の最中でポスターの影に隠れていました(笑)。9時13−20分。
岩内王子を後に街道を歩く。道端で果樹の手入れをしている小父さんに「梅ですか?」と尋ねたら「梨だよ。梅だったらこんな手間を掛けなくてもいいんだが。」の答え、ふーん、そうなんですか。
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団地から古道の入口 解り難い。 |
お寺の前の街道? |
美人王子の旗が立っている |
極楽寺らしい寺の下を通って曲がりくねった道を歩き、河南中学の前を過ぎると北塩屋の新しい戸建て団地にでた。右折して左折する道を探す。小さな案内が電柱にかろうじてぶら下がっていた。左折してすぐ右折して古道と思しき道に入ったら、農作業の小父さんが「ここは古道じゃないよ」と教えられた。古道の入口に案内は無かった。
団地として開発されると、本当にわかり難くなってしまう。すこしして集落に入り広い道を横切って狭い道を左折してお寺の前を通る。ほどなく旧道の面影残す本通と合流すると塩屋王子神社でした。10時5分です。
美人王子の旗がはためいていました。急な階段を上ると立派な社殿です。天照大神の美人像がご神体とかで女性の信仰を集めているらしい。お参りして記帳した。
10時20分に出発、王子橋を渡って南塩屋の落ち着いた雰囲気の街道を上野王子に向かう。右手の住宅の合間から御坊発電所の煙突が見える。
ここで我々は道を間違え国道に出てしまった。あと500m程は旧道を歩かなければいけなかった。お陰で国道歩きが長くなったが、国道を右に分かれて街道に入る。10時45分です。
入るとすぐ右手に一里塚跡の真新しい石標がある。
500mほど歩いたビニールハウスの間に清姫の草履塚があった。
10時58分です。
すぐ国道に合流すると海岸がきれいです。
漁師さんが網の手入れをしていました。レストランを過ぎ、きらきら輝く海を眺めながらまた国道を右に分かれます。
名田町野島の漁港を右に見て少し歩くと集落の中にお首地蔵への石標があります。また国道に出て少し歩き、すぐ又右に分かれます。前方に近代的な建物が見えてきますが和歌山高専と名田小学校です。
通り過ぎて仏井戸の道標を探しながら歩きますが見当たりません。おかしいなと思っているうちに上野王子跡に着いてしまいました。11時50分です。
その向うの上野川に掛かる小さな橋が壊れて通行止めになっていました。引き返して国道に出て橋を渡り、また街道に戻りました。そろそろ昼食と思いますが適当な場所がありません。
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清姫の草履塚 10時58分 |
名田の海岸 |
お首地蔵尊石標 11時15分 |
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野島の漁港 |
和歌山高専 |
上野王子跡 11時50分 |
清姫の腰掛け岩を見て、また国道に出ますが、すぐ右折して楠井の集落に入っていきます。集落を抜けた所に良さそうな漁港があり、そこで昼食にしました。12時20分です。今日の昼食はカップうどんとヨーグルトとプリンです。プリンなんて食べるのは何年振りでしょう。Oさんはカロリーメイトでダイエットしています。
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清姫の腰掛け岩 |
この漁港広場で昼食 12時20−50分 |
国道に出る |
30分休んで出発、すぐ国道に出ます。大きなフェニックスの樹で左に国道と分れ、また合流して印南町の王子案内を見ながら歩くこと20分、印南港が見えると津井王子が左上にあります。国道と別れ高台へ参詣にいきます。立派な境内で絵馬が掛けてあったりします。1時15分です。神社を出て国道に戻り、印南港に入っていきます。鰹節発祥の地と書かれています。へえー、そうだったのか。
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フェニックスを左 |
印南町の熊野王子案内 |
ここを左上に登る |
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津井王子の鳥居 |
津井(叶)王子跡 1時15分 |
お地蔵さん群の前を行く |
港を半周して漁業組合の所で国道に上がり、光川を渡ってすぐ左折、坂道を登ります。お地蔵さん群の前を通り宝来橋で国道に出て、すぐ左の坂道を登ります。右手に太平洋が見えるとすぐ斑鳩王子の鳥居です。展望の良い高台にありました。1時50分です。
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斑鳩王子入口の鳥居 |
斑鳩王子は高台にある 1時50分 |
切目王子も近い |
社の前の石段を下り国道に出ます。5分ほど国道を歩いた後、ガードレールの切れ目から左の道に入ります。小栗判官・照手姫ゆかりの東光寺の看板が目につきます。切目王子の案内もあります。
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切目王子社入口 |
切目王子社殿 2時05−20分 |
切目駅へ向かう |
2時に切目王子社に到着しました。五躰王子の一つなので、さすがに社殿も立派です。参詣した後10分ほど休憩しました。
切目橋を渡り10分一寸で切目駅です。御坊からの特急券を買った後、早速駅近くの酒屋さんで缶ビールと焼酎を買い揃えました(笑)。おつまみは昨日買った「しらす」が首を長くして待っています。