馬越峠(まごせ)
馬越峠
馬越入口04/14/01 

今日は熊野古道大遠足の第2弾で馬越(まごせ)峠に行った。

近鉄四日市駅を8.10出発。道の駅大台と尾鷲ドライブインに立ち寄って、11.40に道の駅海山についた。

馬越峠は海山町から尾鷲市への42号線のバス停「鷲毛」が登り口になる。道の駅海山から500mくらいである。

バスの中で配られた地図とコースタイムでは、道の駅海山から馬越峠までが1時間20分、そこから尾鷲駅までが同じく1時間20分。計2時間40分で午後2時半集合になっている。3年ほど前に歩いているはずだが、全く記憶にない。ただ峠から天狗倉山(522m)を往復しないと尾鷲湾の素晴らしい展望が無いのに、それはコースに入っていないという。天狗倉山(てんぐらやま)への往復は1時間と見て、2時半集合は一寸きつい。

だけど、行くしかないので、馬越峠までの1時間20分を1時間に縮め、往復を40分、尾鷲駅までの降りを1時間に縮めれば、弁当が食べられると踏んで、急いで出発する。ただし今日は各地からバスが11台も来ているので先行組が多く自分だけのペースでは歩けない。

道の駅海山を出て42号線沿いの歩道を尾鷲方面に歩く。10分弱で登り口。大きな看板があり、石張りのきれいな道を左に入る。すぐ石畳の山道になり檜の林の中を歩く。10分程で「夜泣き地蔵」、さらに10分弱で「一里塚跡」を通過する。いいペースで登っていくと、あっけなく馬越峠についた。歩き初めてから40分である。

馬越峠には新しい四阿が出来ており、江戸時代末期の俳人「可涼桃乙」という人の「夜は花の上に音あり山の水」という句碑がある。

馬越石畳

馬越地蔵1

馬越峠

すぐ石畳の道に

夜泣き地蔵

馬越峠


ともかく峠からは展望が利かないので、峠で休んでいる人たちの側を素通りして天狗倉山に向かう。
馬越峠の標高が325mなので200m程の登りである。だいぶ足も疲れてきているが、頑張って歩く。

馬越岩少し登るとNHKのアンテナがあり尾鷲湾の展望が開ける。更に登ると海山側の展望も出てくる。20分程の急登で頂上につく。

頂上には天狗倉山の名前のいわれと思われる大きな岩がある。岩の下からでも尾鷲湾の展望は素晴らしいが、せっかくだから岩に登りたい。岩には細い鉄梯子が掛かっている。怖いので止める人も多い。

岩の上は結構広く、20人ぐらいは座れそうである。尾鷲湾側の展望は桜の木に邪魔されて良くないが、海山側の展望が開け台高山脈と思われる山並みが広がるが、山名はよくわからない。頂上の桜は既に葉桜であった。今年は一寸早いとか。

予定より早くついたので、頂上で弁当を広げ、30分ほどゆっくり展望を楽しむ。持参の米のジュースを飲もうと思ったが、ふらついて落ちたりするとまずいので自重する。



馬越湾1

馬越湾2

馬越梯子1

尾鷲湾出口

尾鷲湾

細い鉄梯子が

馬越梯子2

馬越広い

一寸怖い

上は結構広い


頂上を出て15分で馬越峠、急な石畳の道を10分も降ると「桜地蔵」がせせらぎの対岸にある。この辺りの石畳は乾いていて歩き易い。南面のため日当たりも良く苔もつかないためとか。林も檜から広葉樹が多くなる。
少し降ると馬越公園に入り尾鷲湾の展望も良い。山桜は既に散っているが、彼岸桜(八重桜)が咲いている。
先ほど自重した米汁を取り出し、今年始めての花見の気分に浸る。

馬越降り

馬越地蔵2

降りの石畳

桜地蔵


少し降ると行者堂があり、その横を100m位入った所に不動明王の祠があり不動滝がある。引き返してWCの横を通り降っていく。途中明るい墓地になるが、その辺で振り返ると、今登ってきた天狗倉山が素晴らしい。頂上の岩もよく見える。

馬越滝

馬越山

馬越神社

不動滝

天狗倉山

尾鷲神社


墓地を過ぎ、古い町並みを過ぎると掘り割りにぶつかる、そこを右折すると尾鷲神社があり大きな楠の木が天を突く。掘り割りを渡れば尾鷲の駅まで10分もかからない。