大内山から荷坂峠越えで紀伊長島へ
4/13/02 天気晴れ メンバー単独
前回の滝原から大内山に続いて熊野街道伊勢路の旅です。ツヅラト峠は既に2回歩いているので今回は荷坂峠越えです。中世ではツヅラト峠がメインルートだったが、江戸時代に紀州の殿様が参勤交代用に開いたのが荷坂峠だそうで、江戸時代以降はこちらがメインだそうです。
紀勢線のローカルワンマン電車は10時27分に大内山につきます。42号線に出て右折梅ヶ谷に向かいます。この辺り、既に180m程の標高です。途中、大内山太子堂を過ぎ、一里塚などを見ながら30分程でツヅラト峠の分かれ道である梅ヶ谷の交差点に出ます。
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看板は大きいけど |
大内山太子堂 |
JR梅ヶ谷のそばに「八柱神社」というのがあり、由緒はよく解りませんがお参りします。さらに国道沿いを30分程歩くと峠という木工品の販売所があります。お客も少ないと思いますが、頑張っておられます。
その先が旧道の入り口で、国道に別れて右に入ります。
広い林道のような旧道を5分も歩くと荷坂トンネルの入り口にでます。トンネルに入らず国道を横断して5分も歩くと荷坂峠です。標高は220m位です。昔は茶店もあれ展望も良かったらしいですが今は何もなく展望もありません。鉄道の開通と同時に寂れたわけです。
ここから、ようやく山道らしくなり左に降っていきます。10分も降ると、最近作られたと思える展望台「沖見平」への案内があります。50mで展望台です。標高は160m位です。丁度12時なので昼食にします。ここからは紀の松島といわれた熊野灘が見え、なかなかの景色です。振り返れば国道のマンボウの丘も見えます。
ベンチに座って菊正宗をあけ、うららかな春の日差しを浴びながら、絶景を独り占めする宴会は至福のときです。酔いもなんだか早くまわります。40分ほど休憩しました。
12時45分に出発し1時10分に長島側の登り口、旧片山村に出ます。更に30分で錦への分かれ道にある42号線沿いの道の駅紀伊長島につきます。土産物やトイレもあります。このあたり東長島は昔二郷と呼ばれていたようです。
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旧片山村辺りのしし垣 |
一里塚があったらしい |
地蔵院の庚申碑 |
道の駅を出て42号線沿いに歩き、長島トンネルの手前を左に入っていくと20分程で「紀伊長島」駅にでます。その手前右側に地蔵院があり庚申碑があります。
この辺り陸の孤島みたいなJRの時刻表で、駅に着いた2時台は普通列車はなく特急が一本有るだけです。3時台も特急があり、普通列車は3時50分です。2時間で特急が2本、普通列車が1本なんて信じられません。仕方なく特急を利用して帰りました。