2006年5月5日 天気晴れ
紀伊田原〜那智駅


串本を8時1分に出た電車は15分位で紀伊田原の駅に着きました。
8時20分に駅を出発、再度木葉神社にお詣りして、国道に出ます。
国道歩きは嫌なので、近くの橋で対岸に渡ります。
川沿いの道をしばらく歩くと堂道橋で国道に合流します。
ここからはしばらく国道歩きです。
跨線橋を越えると古座・勝浦の境界がありますが、その手前に清水峠への入口があります。
9時5分の到着です。
入るとすぐ養蜂広場がありますが、その手前を右に登って行くのが街道です。
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古座と勝浦の堺を示す |
清水峠への入口の街道 |
養蜂の広場 |
杉林に囲まれたこの道は古道の風格があります。10分少々の登りで清水峠です。
その手前1〜2分に道標があり「左大へち、右上田原、施主七兵衛」とか書かれていました。
浮き石の多い悪路を少し降ると明るい竹林に出ました。1時間歩いたので5分休憩しました。
この辺りイノシシの被害が相当らしく、畑には厳重な囲いがしてあります。15分程歩くと浦神湾?が見えてきます。さらに10分ほど降って浦神駅に着いたのは9時50分です。
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イノシシの防護囲い |
浦神湾?が見えてくる |
海藏禅寺 |
駅の裏側を歩いて海藏禅寺の門前に出てきます。ここから林道に入って行きます。今日も晴れ渡ってウオーキング日和です。
炭焼き小屋の側を通り、20分で庄の坂への分岐です。10時10分から10分間の休憩です。15分程登ると休平の看板のある峠です。浦神峠とも呼ぶらしい。この辺り、赤いツツジの花が慰めてくれます。
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炭焼きの小屋・備長炭ができるのか |
休平峠への分岐 |
休平 |
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ツツジがきれい |
庄池?が見えてくる |
林道との合流 |
少し降ると左下に池の水面が見えてきます。峠から15分の下りで林道に合流しました。登り口にはお地蔵さんが祀られています。
快適な林道歩き15分で庄の里に出て右折、山裾の道には大原神社がありました。道端の聖徳太子など見ながら11時20分に大泰寺の門前です。ここで10分休憩。
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庄の里へ出てくる |
大原神社? |
聖徳太子も祀られている |
少し45号線を歩いてすぐ左折、下和田の集落では今時珍しい、一列に並んだ女性が共同で田植えをしていました。諏訪神社を過ぎ、太田川を渡って右前方に街道を入っていくと太田神社があります。神社から200m程の動物の模型が置いてある民家の前を登っていくのが市屋峠への街道です。
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大泰寺の門前 |
1列に並んで田植えしています |
太田神社 |
5〜6分の登りで市屋峠です。ここで今回初めて大辺路歩きの人に会いました。紀伊勝浦から浦神まで歩くという2人連れです。5分程話して別れました。11時55分です。
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市屋峠への登り口 |
市屋峠で始めて旅人に |
グリーンピア近くの広場 |
10分一寸降ると水路のある広場に出ます。左に登ると与根河池で野鳥の里の入口に出ました。ツツジがきれいな広場なので、ここで昼食にしました。
12時30分に出発です。この辺りグリンピア南紀の施設らしいのですが、休館になっているので、この後どうなるのでしょうか。
施設の工事で削られたのでしょうか、ロープ伝いの急な登りを登ると12時50分に名もない峠のような処を越える。沢沿いの道を降って行くと、道端の杉の樹にペットボトルが被せてあった。これは虫でも取るのでしょうか。
15分の下りで二河川に出ます。橋を渡って舗装道路を15分で「ゆりの山温泉」です。1時20分です。ゆかし潟のまわりを廻って、四季の里温泉の前で10分休憩。さすがに3日目で足も疲れてきています。
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ゆりの山温泉、歴史は古い |
ゆかし潟、対岸は国道42号線 |
13代亀山城主の碑 |
1時35分に出発、国道に向かいます。湯川温泉きよもんの湯がある国道の手前で街道は左折します。13代亀山城主の碑の側を通って、街道は左の山裾を通っていきます。名前は解らないが神社の前を通って国道に出たのは1時50分です。桜ヶ丘信号を越えると湯川隧道ですが、その手前を左折して製材工場に入って行くのが街道です。
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湯川神社? |
湯川隧道手前を左折 |
製材所に入ってしまう |
製材工場の奥さんにことわって敷地内を通過、いよいよ最後の古道歩きです。10分も登ると大きな切り通しになった峠に出ます。そこからゆるやかな下りを20分降ると勝浦観光ホテルの前を通って国道に出ます。その手前、下り坂の途中には、木が伐採された処もあり、勝浦温泉が圧倒的な姿を見せます。町立温泉病院なんかの建物も見えます。
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湯川峠はすごい切り通しです |
のんびりした峠からの降り |
那智勝浦温泉を遠望 |
国道を横断して勝浦の市街を歩いて行くと、右奥に神社の石垣が見えます。大津波の碑が建っていますが、この神社の向こうが紀伊天満駅です。
天神社・八幡宮・地主神社の社にお詣りして紀伊天満駅のベンチで2時40分から10分休憩しました。
市街地を通り抜けると汐入橋で国道に出ます。横断して那智川沿いの遊歩道を上流に進みます。天満駅から15分で建設中の那智勝浦道路の向こうに川関橋があります。渡って更に上流に進めば大門坂を経て熊野那智大社に至りますが、我々はここでUターンして那智駅を目指しました。
ゴールデンウイークで渋滞する車の横を10分で補陀洛山寺です。熊野三所神社と共にお詣りして、浜の宮跡地の前を通って那智駅に着いたのは3時40分頃でしょうか。
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那智勝浦道路下から那智山を望む |
興味は尽きない補陀洛山寺 |
熊野三所神社 |
5時の電車で桑名へ帰るので、まず丹敷の湯に入り、ゆっくり疲れを癒しました。
さて、大辺路完歩を祝ってビールで乾杯をしたいのですが、丹敷の湯には食堂がありません。その上自販機にもビールがありません。どうしたことでしょうか。
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浜の宮跡 |
那智駅、丹敷の湯 |
仕方なくまた国道を渡り、お酒やさんでビールを買い、補陀洛山寺境内手前の遊園地のベンチで小宴を催したのでした。子供が不思議そうに見ていました(笑)。
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