ツヅラト峠
6/12/05 天気晴れ
今日は多分3度目のツヅラト峠です。ダイバーでチャーミングなTさんが参加してくれた性か天気予報が急変して最高の天気です。
今日も三交の熊野古道大遠足で行きました。世界遺産に登録されてから初めての峠道です。
大内山から紀伊長島へは江戸時代中頃まではこのツヅラト峠、後半は荷坂峠を越えたと言います。
2009,12.27JR梅ヶ谷駅から街道に出ると左の写真のような石碑が建てられていました。どこかから移設したらしい。
栃古の公園に着くと、今回は「大内山の三十三仏」の案内があった。前回以降に整備されたらしい。
早速見に行くと、西国三十三ヶ所の札所の石仏が揃っていた。
一番の那智山・青岸渡寺から三十三番の谷汲山まで石仏があった。半分位は新しく作られたものだが、それぞれ表情が面白い。10分そこそこで回れるので、まず見ていくと良いでしょう。
11時30分に出発、すぐに栃古の公民館になるが、栃古川の橋の手前にツヅラト峠の案内が左折を指示している。今回のコースは橋を渡って左折ですが、手前の道を案内に従って左折すると、舗装された道で無く遠回りだけど山道を歩けるようです。再度一の瀬橋で栃古川を渡ってすぐで合流するみたいです。
2009.12.27歩行者道を歩いてきました。
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ここからです。 |
のんびりした道でお奨めです |
川もあります。 |
杉林の中を歩いていると右手には「しし垣」らしきものが続いています。先ほど地元の方に尋ねたところ、やはりイノシシや鹿の害に悩まされているらしく電線で畑を防御していました。
歩き始めて30分弱で大内山側登り口の石碑があり、ここから山道に入ります。緩やかながらも山道なので一寸汗をかき始めた頃、登り口から20分程で峠に着きます。伊勢からの旅人が初めて見る熊野灘の景色です。
12時15分から50分まで、峠越えの涼しい風にあたりながら昼食休憩です。四阿の上に見晴台が整備されていました。第一から第三まであり、展望は相変わらず素晴らしいものです。一寸霞がかかって熊野灘はかすかに見えました。
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見晴らし台からの眺め |
窯場跡付近に山の神 |
窯場跡かな |
見晴らし台をまわって下りに入ります。30分位降ると窯場の跡があり、その下は石畳の道になります。雨の日は滑りやすくて怖いですが今日は大丈夫です。20分も降ると長島側の登り口です。1時40分です。
ここからは広い林道になり、橋を渡ると棚田があります。この辺りで振り返ると、今降ってきた峠がよく見えます。登り口の石碑から15分程で花広場があります。この日は睡蓮やアジサイの花がきれいでした。一寸写真を撮ったりして遊びました。
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花広場のアジサイ |
国道はもう近い |
マンボウの串焼き |
花広場の先にトイレがあります。そこから30分で421号線に出て、田山口のバス停に着いたのは2時30分でした。三重交通のバスはすぐ近くに待っていました。紀伊長島の駅までは歩けば30分位でしょう。
帰りに道の駅「マンボウ」に寄ってマンボウの串焼きを食べました(笑)。
421号線との合流地点近くに、左の写真のような食堂ができていました。
田山口とかいうバス停の近くです。2009.12.27
でもバスは本数少なく、あてにはできません。
この日は長島駅には行かず、街道を辿って長島の旧市外を通って一石峠に向かいました。
3/11/01 天気晴れ
今日は三交グループ、2001年イベントとかいう熊野古道大遠足に参加してきた。
各地から7−8台の観光バスが参加しているらしいが、現地はそれほど混雑もしていない。
私は2年位前に単独で歩いているが再度のウォーキング。3000円なら公共交通機関より安いし、何より登山口まで運んでくれるのが嬉しい。帰りも同様である。
通常は、JR梅ヶ谷駅がスタートになるが、今日は観光バス、そこから少し(1.5キロ位)入った栃古の部落の
前まで行ってくれた。すぐ、前に公園がある。そこで、トイレなど済まして歩き始める。
まだ早い梅を見ながら歩くと、未明に降った雪を被った山々が遠くに見える。
3月も中旬に入って、紀州の山に雪があるなんて信じられない。
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公園からの道 |
林間の道になる。 |
栃古の部落で左折して、しばらくのどかな田園地帯を歩く。
一の瀬橋を渡り、せせらぎ沿いの林間を歩く。
橋から5分も歩くころ、道が左右に分かれる。右の道は橋を渡って広いが、間違い。前回ここで間違って30分位損をした(^^;)
左の林間の道をとる。今日は三交の遠足なのでのぼりや旗もあり迷うことはない。
分岐から1−2分で、大内山村側の登山口に出る。石碑も新設されている。
ここから山道にはいる。
登山口からは山道になるが、汗をかく暇もなく15−20分で峠に出る。
前に歩いた時(2−3年前)に比べて、道も整備され、四阿まであった。
四阿の一寸上が展望台になっている。伊勢路から登ってきた旅人が初めて目にする熊野灘である。旅人の感動が目にみえるように素晴らしい展望である。写真左。
降りはツヅラト峠の語源のとおり、九十九折れの道である。途中、炭焼き釜の跡らしい石積みがある。
すぐに石畳の跡にでる。それを過ぎると長島側の登山口の石碑がある。写真左。
峠から約30分である。
ツヅラト峠は長島側から登ると結構汗をかくかもしれない。
ここから長島駅までは2.4キロ、30分強の林道歩きであり、最後の少しが42号線になる。
途中に昔の棚田の跡があったり、時間もあるのでのんびり歩く。
今日は途中でコスモス広場で地元の人々のみそ汁サービスや干物の試食などがあり単独行とは異なる嬉しさもあった。
ツヅラト峠は伊勢路の入門コース。事実、今日歩いたのは実働で2時間強。前後に30分ずつ加えてもJR梅ヶ谷駅から紀伊長島駅まで3時間強で歩ける勘定になる。お昼の休憩をみても4時間の行程である。