ヒマラヤ・トレッキングのアドバイス
ロッジ泊かテント泊か
以前はすべてテント泊だったが、現在はロッジ泊のほうが多くなっているのではないか。少し前まではロッジは不潔なのでテント泊が良いとも言われたが、現在はそれも解消されている。
各地の集落には多くのロッジが作られているが、テントサイトも多く残されている。
テントサイトは平坦な土地にトイレと水場が設置されている。
日本人はロッジ泊だが白人は結構テント派が多い。
費用はATESの見積では同じだという。
テントの場合、ロッジに支払う金は少ないが、その分ポーターの人数が増え、食材の購入費用が増えるから同じという。
結論的には私はロッジかなと思う。
砂ぼこり対策
これは全く予想していなかったが、実はすごく砂ぼこりが多い。
乾燥しきった空気に、ヤクやトレッカーが巻き上げる細かい砂が飛散する。
そこへ我々は空気不足で苦しいので、口を開け、深呼吸もしながら歩くので、たまった物ではない。すぐ気管支をやられてしまう。
慣れた人は必ずマスクやスカーフで防御しているし、ネパリーは上手く埃を避けている。
なんらかの対策が必ず必要です。
日本食
持って行くべきでしょう。
私は元来好き嫌いは無いし、東南アジア出張でも中華料理なんかで困ることはありません。
でも今回は1ヶ月と長いし、山の中なので、ご馳走は期待できない。
フライドヌードル、フライドライス、ヌードルスープ、カレー、フライドポテト、スチームライス、チベタンブレッドなど、どれを取っても美味しいのですが、量が多いので1品しか食べられない。
日本食のように何品か副食がある料理は望めない。そこが問題です。
なのでアクセントがあった方が食欲が出ると思います。
缶ビール
サンミゲルというフィリピンメーカーのビールが安くて美味い。
ネパールでライセンス生産しているみたい。
トレッキング中の値段は250Rs(315円)で、結構高い。
食事代と同じ程度で、トレッキング中の費用の大半を占めます。
ミネラルウオーター
ともかく必需品ですね。
カトマンズでは1Lで15Rsですがゴーキョでは300Rs、375円です。
用は重量で値段が決まるので、ビールと同じ値段になるのでしょう。
山の清水は無料なので、私はそれをいつも飲んでいました。
トイレ
これは難物ですねえ。
排水管が細いので、トイレットペーパーを流すと詰まってしまうのです。
カトマンズのホテル以外は、紙はそばのバケツに捨てるようになっています。
トレッキング中のロッジでは、そもそも紙は使わないと思うべきでしょう。
バケツの水で左手を濡らし、それで処理します。
慣れてないので難しいですが、やればできるものです(笑)。
それと水洗で無い場合は、傍に枯葉が置かれているので、用足しの後上からパラパラとかけて隠れるようにします。堆肥となって畑に行きます。
ダイアモックス
高山病の薬ですが効果があるそうです。
日本では医者の処方箋が要ったりで手に入れるのは難しく高価です。
でもカトマンズでは簡単に薬局で買えるそうで、しかも安いそうです。
我々はATESから無料で貰ったので値段が解りません。
是非手に入れて持参してください。
予防的に1日半錠飲むと良いようです。
その他の飲む酸素とか食べる酸素は気休めのような気がしますが、解りません。
ダイアモックスに着いては現地のレスキューも効くと言っていました。
風邪薬
これも必ず持参してください。これは日本製で。
昼と夜の気温差が大きいので、多くの人が風邪を引きます。
そこへ酸素不足と砂埃が加わって肺炎になります。
風邪⇒肺炎⇒肺水腫⇒死亡というのが高山病の最悪のパターンです。
風邪は早期に治すのが一番です。
風邪薬は多い目に持っていきましょう。
後は下痢止めの薬ですね。
食欲が無いと元気が出ませんから。
防寒対策
先に書いたように夜は寒いです。
寝袋は自分の考える1クラス上の物を持参しましょう。
暑くて眠れないことは無いです。逆はいつも起こります。
足が寒いので、防寒用の靴下とか足用のホカロンなんか最適です。
ロッジで食事や休憩の時も寒いので、防寒衣が是非必要です。ダウンとか。
ともかく暖かくすることが高山病の予防にもなるそうです。
カトマンズで買えば安いですよ。
地図
トレッキング用の地図は英語で良ければカトマンズでいくらでも買えるし安いです。
1枚700円〜800円位です。
ナムチェにも一杯あります。
両替
これもカトマンズ、ルクラ、ナムチェにあります。
しかも見渡すと5〜6軒目に入る位あります。
円よりドルの方が交換レートが良いように思いました。
手数料は2重ですがドルに交換して行った方が良いでしょう。
ルピアへの両替は少しずつが良いでしょう。余ると損しますから。
クレジットカード
VISAに限りますねえ。
私はJCBなんですが、使える所は空港や有名店に限られますね。
で、VISAカードも持って行きました。
バッテリー
この充電も問題ですね。
カトマンズのホテル以外はすべて有料でした。
1時間200円位のイメージです。
デジカメ、ビデオカメラ、パソコン、携帯電話などあるので2000円位支払うこともあります。
奥地の小規模なロッジでは、そもそも太陽電池程度の電力なので、充電はできません。
ルクラ、ナムチェ、フォルチェ、テンボチェは充電できました。
携帯電話
私のドコモでも、そのままで結構入りました。
ルクラ、モンジョ、ナムチェからはショートメールできました。
でも現地でレンタルする携帯はもう少し通じるようです。
レンタル料は1日3ドル程度か。
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