仙丈2
7月29日
小屋のおじさんにご来光が見えるよと4時に起こされました。小屋の前からはピークに邪魔されて見えないので、皆仙丈ケ岳の頂上に登って行きました。20〜30分との事です。私は怠けて小屋に残っていましたが、ここまで来たのだから見るかと思い直して、目の前のピークの中腹へ向かいました。10分程で小仙丈への縦走路に出ます。途中振り返ると仙丈の方面はガスに包まれていました。これでは気の毒だけどご来光は見えないなと思っていました。結果的にはガスが晴れ、見られたようです。
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小仙丈への稜線、まだ暗い。 |
雲の上からご来光。 |
ご来光の瞬間です。 |
北岳や富士山の見える方向からご来光の方角へかけては残念ながら雲が掛かっています。ただ雲は3000m付近で止まっているのでご来光を待ちました。10分遅れで雲の先端が金色に染まり待望のご来光が拝めました。
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朝日に照らされる仙丈の稜線 |
早朝、皆登って行きます。 |
我々も出発。 |
満足して小屋に帰り、味噌汁・ふりかけ・漬物の質素な朝食を頂きました。小屋のご主人は愛想が良く、こんなシーズンに来ないで暇なときに来てくれと言う。お言葉に甘えてシージンオフの土日に来てみようかな。
6時半に出発、朝一の登りに喘ぎながら7時に山頂に着きました。ただ登り始める頃からガスがかかり山頂は何も見えません。山の天気は変わりやすい。それどころか雨もぱらついてきたので雨具を着けました。
早々に退散して小仙丈を目指します。少し降って稜線を歩く頃にはガスも少し晴れて仙丈の山頂は見え隠れの状態です。ただ北岳方面は全く見えず、甲斐駒も全く見えません。でも稜線上はお花畑もあり、久しぶりの3000mの稜線歩きは気持ちよくて満足しました。
小仙丈までいくつかピークが有り、これが小仙丈かと思ったり、お花畑を写真に撮ったり、一寸した岩場にてこずったりして小仙丈到着は8時25分頃でした。
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振り返って仙丈を見る。 |
小仙丈の山頂、ここから下り。 |
藪沢大滝の頭 |
ここで記念写真を撮ったり、北岳や甲斐駒が少しでも姿を見せないかと眺めていて、諦めて降りに入ったのは8時40分頃でしょうか。
北沢峠への尾根筋の降りは急斜面の連続です。その上、前泊の人や朝一のバスの登山者が登ってくるので、狭い山道はあちこちで渋滞します。
いつも降りには思うことですが、「こんな道はよう登ってこんな」と皆で言い合いながら辛抱強く降りました。小仙丈の標高が2855m、北沢峠が2000m一寸なので800mの降りということになります。
藪沢大滝の頭までは息もつかせぬ降りです。3合目辺りから2合目位までは傾斜も緩くなり、林間の散歩道気分になります。最後に一寸降って峠到着は11時過ぎでした。
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だいぶ降ってきた。 |
四合目 |
ようやく甲斐駒が見える。 |
北沢峠へは山梨県の広河原からもバスが来ています。いずれにせよ南アルプス林道は一般車通行止めです。
仙流荘へのバスは10時の次は13時が定時ですが、この時期登りのバスも臨時便が次々出るので、降りのバスも1台28人のお客が揃い次第臨時便が出ます。我々も11時40分頃には乗車しました。帰りのバスの中は殆どの人がうつらうつらしているようです。
12時半には仙流荘に着き、帰途に着きました。
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二号目、テントサイトへの近道が分かれる。 |
シラビソの遊歩道ですね。 |
北沢峠 長衛荘。 |
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北沢峠 バス停。 |
信州そばとソースかつ丼。 |
家族旅行村。 |
気途は駒ケ根インター近くの家族旅行村のこぶしの湯に入り、隣接のレストランで信州そばとソースカツどんを食べました。
隣町の飯島町で道の駅に寄り、松川インターから桑名に着いたのは6時前でした。運転して頂いたSさん有難うございました。
また、今日見た花です。
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ミネズオウ |
ミヤマキンバイ |
オヤマノエンドウ |
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チングルマ |
タカネツメグサ(白) |
イワベンケイ |
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ナナカマド |
シナノキンバイ |
ハクサンイチゲ |
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タカネグンナイフウロ(紫) |
マルバダケブキ |
ハリブキ |