大洞山
2006年4月9日天気晴れ

大洞山山歩会で行きました。

松阪インターを出て右折、166号線に入ります。和歌山街道です。
大石の不動院を過ぎ、横野で368号線に入り、山道を走って飼坂峠を越える道は、かって歩いた伊勢本街道です。

大洞山は以前伊勢本街道を歩いたとき、その圧倒的な山容に魅入られて登ったことがある山です。
急坂だけが印象に残っていますが、今日は三多気の桜も期待できる日程です。

JR名松線の伊勢奥津駅を過ぎると目的地はすぐです。

インターから40分ほどで三多気の桜の案内に従い右折、すぐに桜並木です。
でもまだ咲いていません。駐車場に村の人が詰めていて、強引に停めさせられ、500円払わせられました(笑)。

大洞三多気本当は、もう少し上のキャンプ場の駐車場を使うと楽です。
桜が咲いていればその下を歩くのも風流ですが、咲いていないなら上まで行きたかった。

9時35分に駐車場を出て桜並木の下を登って行きます。駐車場の標高は420m位でしょうか。20分位登ると真福院というお寺の門前に出ます。階段を登ってもいいですが、横の道を登りました。

お寺の横を登って行くと左手に公園があり、ここに駐車場がありました。ここまで車で来れば30分の短縮ですね。でも三多気の桜は見られないですね。

さらに10分ほどで公園を過ぎると登山口です。標高も600m程になっています。ここで小休止です。展望台になっていて麓の集落が見えます。

ここからはいよいよ急な階段状の登りに入ります。15分弱登ったところにベンチがあり一休みしました。ここでHさんが体調不良を訴えてリタイアしました。

残る4人で更に急になった階段を登り続けます。30分程あえぎながら登ると漸く傾斜がゆるくなり、すぐに大洞山雌山の山頂です。11時到着です。標高は985mです。

360度の展望で、南に局ヶ岳、西にはかすかに大峰山脈の山上ヶ岳、その右横の三角は高見山です。北東方向には雄山と尼ヶ岳が見えます。なかなかの展望です。
大洞階段 大洞尼 大洞雄岳
急な階段が続きます。 雌岳山頂から雄岳、尼ヶ岳方面 雄岳山頂
荷物を置いて雄山を往復することにしました。でも、Nさん二人はリタイヤ、Eさんと二人で出かけました。雄岳の標高は1013mです。

一寸降って登って行きますが、ピークの向こうに雄山の山頂があるので雌山からは見えないのでした。20分程で雄山山頂です。ちらちらと辺りを見て記念写真を撮り引き返しました。雌山山頂は風が強く寒いので、少し降った林の中で昼食にしました。
大洞局 大洞真福院 大洞里
局ヶ岳方面 真福院 三多気の集落

12時一寸過ぎに帰路につき、1時間一寸で駐車場まで帰ってきました。途中、真福院によってお参りしました。巨大なケヤキがある真言宗のお寺です。三多気の集落は棚田みたいで水が張られていて、田植え間近の感じでした。花見の観光客が居て、つぼみの下でお弁当を広げている人も居ました。

帰りは美杉の温泉に入ろうと、美杉村経由久居に向かいました。美杉リゾートの温泉はなかなかのものですが1050円は高いかな。湧き出し温度も28度なので、掛け流しというわけにはいきませんね。この辺の桜は満開でした。


2003.10

大洞山9月に伊勢本街道を歩いたとき、御杖村敷津の辺りから見た大洞山の姿に感動して、今回登ることにしました。同行は大阪のOさん、枚方のIさんです。

名張発9時50分の伊勢奥津行きバスは登山者でいっぱいです。この日も臨時バスを出していました。10時35分に下太郎生に着いたバスからは、殆ど降りる人は居ません。みな中太郎生か上太郎生へ行くみたいです。

バス停のすぐ前が尼ヶ岳への登山口です。予定ではオオタワへ出て、時間があれば尼ヶ岳を往復して大洞岳に向かい、三多気へ降って伊勢奥津まで歩きます。

気持ちよく歩いて行くと工事現場で道が消えていて、工事用の橋を渡ったのが間違いだったのか富士見峠への道に入ってしまいました。先に歩いていた単独行の若者が引き返してきました。彼も間違ったみたいです。富士見峠経由でも行けることを教えるとまた登って行きました。富士見峠に11時40分の到着です。

ここから尼ヶ岳への登りがしんどかった。擬木を使った階段がえんえんと続きます。いいかげんへばってきた30分の急登で伊賀富士と言われる尼ヶ岳(958m)の山頂です。景色は最高です。青山高原の白い風車から名張市街、倶留尊山から遠く高見山まで、風にそよぐススキの穂とともに絶景です。
大洞尼ヶ岳 大洞峠 大洞尼山頂
尼ヶ岳が見えてくる 富士見峠の道標 尼ヶ岳の山頂

30分の昼食休憩の後、オオタワ方面に降ります。ガイドブックやエリアマップでは、もときた道を降って尼ヶ岳山頂をを巻くコースが推奨されていますが、直接オオタワ方面に降る道を選びました。ひどい急斜面に推奨しないのも尤もだと思いながら10分も降ると合流します。15分ぐらいの短縮でしょうか。そこから10分でオオタワ、更に10分で倉骨峠です。ここには駐車スペースもあり3−4台の車が停まっていました。13時15分です。
大洞尼から 大洞石仏 大洞雄雌
尼ヶ岳山頂からの眺め 尼ヶ岳山頂の石仏 尼ヶ岳から大洞山 雄岳・雌岳

車道を横切り階段を登って3分も歩くと、右に山頂への道がでます。左は石畳の道とかで自然歩道でしょうか。ここからは急登です。四の峰を越えて一息つくのもつかのまで最後の急登が待っています。倉骨峠から35分で大洞山の雄岳(1013m)です。ここも眺めはいいです。今回の最高峰なので10分ほど休みました。雄岳から15分で雌岳(985m)です。ここの眺めは最高で、360度の展望で周囲の山々の案内盤もあります。
大洞山頂 大洞すすき 大洞神社
大洞岳山頂 大洞岳山頂から局が岳かな 真福院の境内 大木が素晴らしい

ここからの降りは名にしおう急な階段なので、靴の紐を締め直して14時20分降りに入ります。ほんとに急な階段で、登るのもいやでしょうが降るのも怖いです。必死で25分ほど降ると車道にでて、更に5分ほど山道をくだるとキャンプ場です。膝が完全に笑っていて、ゆるやかな降りなのに太股がつります。
大洞三多気桜 大洞かかし
三多気の桜並木 素晴らしい巨木です 無題

そのまま舗装された道を少し降ると御嶽山真福院という真言宗醍醐派のお寺があります。なかなか由緒ありげなお寺です。三多気の桜並木歩道を通って近畿自然歩道でバス通りの払戸へ出たのが15時25分です。ここからは以前歩いた伊勢本街道で。45分ほどで伊勢奥津の駅です。晴天に恵まれて良い1日でした。伊勢奥津の駅はJR名松線の終着駅で、全国鉄道マニアのあこがれの駅です。駅に備えられたノートには、いろいろの人の思いが書き付けられています。