鳳凰三山の主峰は観音ヶ岳(2840m)です。その南にある薬師ヶ岳(2780m)と北にある地蔵ヶ岳(2764m)をあわせて鳳凰山と呼び、深田久弥の日本百名山の一つに揚げられています。
2720mの薬師ヶ岳小屋から薬師ヶ岳までは10分そこそこの一登りです。12時40分に薬師ヶ岳頂上に着きました。
|
|
薬師ヶ岳頂上 12時40分 |
右から、北岳・間の岳・農鳥岳の白峰三山 |
そこから観音ヶ岳までは45分の案内があります。
小屋から観音ヶ岳まではアイゼン無しでも行けるというので外してきました。なるほど稜線上は風が強く、雪は飛ばされるでしょうし、南側斜面の道なので溶けるのも早いようです。
30分一寸で観音ヶ岳頂上です。ここまで来ると360度の展望で、始めて甲斐駒ヶ岳の姿が見えます。
空気が澄んでいれば、その向こうに北アルプスも見えるそうです。
仙丈ヶ岳の左に薄っすら見えるのは中央アルプスです。
目を東に転じると八ヶ岳も薄っすら見えています。富士山は今日は雲の中です。
|
|
|
観音ヶ岳への稜線 |
観音ヶ岳へ最後の斜面 |
観音ヶ岳山頂 13時55分到着 |
|
|
|
白峰三山の向こうは赤石岳かな |
甲斐駒ヶ岳が姿を見せる |
薄っすら中央アルプス |
|
|
|
左上に薄っすら八ヶ岳 |
また飲み始める |
ダケカンバが有名? |
2時過ぎに小屋へ帰ってきた。
夕食は5時半なので他にすることも無い。
当然飲み始めるが3時間半も飲んでは居られない。
途中で諦めて、布団をかぶって一寝入りしました。
夕食はおでんで、食後また少し飲んだ。手持ちの酒も無くなって、どうしようかと思っていたら、隣のお客さんがウイスキーを差し入れしてくれた。ありがとうございます。
2011年5月5日
今日も4時半起床、5時半に朝食食べて5時50分には出発しました。今日は帰るのみです。
砂払岳の山頂付近まで登ってくると、なんと前方の雲海の上に富士山が見えています。今回は多くの山が見えたけど富士山だけは見えなかったなと思っていただけに望外の幸せでした。
早速、皆で記念写真を撮りました。私も今回始めて自分の写真を撮ってもらいました。
早朝の雲海で、南アルプスの峰峰も一段と素晴らしく冴えています。
6時に出発、下りは順調に進んで南御室小屋が6時44分。水場で水を補給しました。
苺平が7時30分、火事跡が8時03分。
その一寸下で雪が無くなった広場でアイゼンを脱ぎ、休憩しました。
タラの木がたくさんありましたが、タラの芽には早かった。
|
|
|
南御室小屋の水場 6時44分 |
苺平へ |
アイゼンを脱いだ タラの木 8時20分〜30分 |
杖立峠へ向かう途中、自転車を押して登ってくる人が居た。
マウンテンバイクでもない折りたたみ自転車だが、どうするのか。
本人は薬師ヶ岳まで行きたいと言っていたが。
杖立峠が8時54分、夜叉神峠小屋が9時56分です。
小休止の後、登山口へ降って、到着は10時50分でした。
出発から丁度5時間でした。
|
|
|
夜叉神峠小屋 9時56分 |
鹿に根の皮が食われている |
かきあげ山菜そば |
また行きの食堂に入り、こんどはかきあげ山菜そばを食べました。
帰りに桃の木温泉に寄りました。ここはウエブで五代目若女将のブログがあります。
写真には撮れませんでしたが、露天風呂にはドウダンツツジが満開で、ずいぶんのんびりさせて貰いました。
また芦安で昼食を取ったあと、帰りました。
帰りの中央道はゴールデンウイークとあって当然渋滞していましたが、南アルプスがきれいに見えました。
ハンドルキーパーを勤めて頂いたKさん、有難うございました。