パラオ
2003.10.10−15 通算311〜318本 海人東海のUさんと二人
パラオのことは余りよく知らなかった。日系の「ナカムラ」という人が前大統領だったとか、私の住んでいる三重県とは姉妹都市関係にあるぐらい知識だった。
ダイバーには超有名なはずですが、私の知識としてはブルーコーナー・ブルーホール・ジャーマンチャネルをかすかに知っていた程度でした。今回行く直前になっても、ツアー参加なのでよく調べもせず、マンタは先月石垣でいやになるほど見たので、今回はナポレオンとサメが見られたらいいなという程度だった。
10月10日夜8時40分発のJAL直行便は4時間でコロール空港に着く。時差は無い。ホテルまで15分ぐらいだが、寝たのは3時頃か。
翌11日は9時ピックアップ、ウエストプラザダウンタウンには朝食が付いてないので食べ損ねた。そのままDSのデイドリームへ。デイドリームは西表島の「うなりざき」の系列だそうで、大型船1隻とスピードボート2隻を持つ大き目のDSです。
1本目はベリュリュー島近くのゲドブスコーラルガーデンへ。ガイドは日本人女性、アシストは現地人男性です。前述の3つの有名ポイントを含め殆どのポイントはベリュリュー島付近に集中している。でもベリュリュー州政府はコロール州のダイビングパーミット(15ドル)とは別に独自のパーミット(30ドル)を発行して 持っていないと罰金も取られるらしい。でも我々は持っていない。大丈夫かと尋ねると、「土日は監視員が休みだから大丈夫(笑)」だとか。
ポイントまではスピードボートで50分ぐらい。エントリーするとクロユリハゼの群れが。透明度20m、水温は28度、南の海です。ここはウミガメのポイントで、あっちにもこっちにも。カンムリブダイの群れがかじったサンゴの粉をお尻から吐き出して煙幕をはっている。他に、カスミアジ、ホシカイワリ、ホホスジタルミ、サザナミヤッコ、アデヤッコ、ノコギリダイ群れ、ヒメフエダイ群れなど。
パラオのダイビングは殆どドリフトになる。フロートは必携、ショップでレンタルできる(5ドル)。カレントフックはあれば便利だけど今回は無くてもなんとかなった。ショップでも販売していた。
2本目は近くのタートルコーブへ。又カメかと思ったが違うと言う。昔ウミガメの産卵場所があったらしい。水深1m位のリーフの表面から穴に入る。垂直に20m近くまで潜行する。耳抜きが苦手な私は、こういうポイントは苦手だ。そろりそろりと潜行して外洋に出る。ニチリンダテハゼ、スミレナガハナダイを見ながら岸壁沿いに進むとガイドが前方を指差す。サメです。3m位のグレーリーフシャークが3匹悠然と旋回している。一寸遠いが夢中でビデオを廻す。
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ニチリンダテハゼ |
日光がきれい |
メガネモチノウオ(ナポレオン) |
あこがれていたサメにあっけなく会えたので拍子抜けする。浮上してリーフの縁に来ると、なんと1.5m位のナポレオンが泳いでいた。また、ビデオとカメラで撮影する。パラオへ来た目的をこの1本で達成してしまった。
無人島へ上がってようやく昼食です。5−6隻のボートが来ていました。朝飯抜きで2本潜ったので空腹です。
3本目はジャーマンチャネルとのことでしたが、初日で寝不足なのでパスする。ホテルに帰ってシャワーの後、近くのスーパーへ買い物に。パン・肉の缶詰、ミルク・オレンジジュースを買い、明日から3日間の朝食の用意(7ドル)。夜はショップの誘いで魚魚魚(トトト)という洋風居酒屋へ。30人位が二組に別れて宴会、一寸多すぎてみんなと話は出来ない。22ドルだった。
左の写真はトトトです。今日は現地の子供たちのダンスがサービスにあった。
翌日からは8時ピックアップ。今日はブルーコーナー・ブルーホール・ジャーマンチャネルのあこがれ3本立てです。そうか、今日は日曜日だからOKか。ガイドは現地人男性のソアイとアシストのモーイに変わりました。同船の若いご夫妻のリクエストだったそうです。今日も快晴、とても雨期とは思えません。気温も30度で紫外線は日本の6倍とか、日陰に居ないとすぐ真っ黒になります。
1本目ブルーコーナー。エントリーしてリーフに着底し、そろそろとリーフの縁に近づくとギンガメアジノ大群が目に付きます。他のグループも淵を覗き込むように寝そべって見ています。するとすぐ巨大なサメが多くの小魚を引き連れて近寄ってきました。よく周囲を見回すと、あちこちにサメが居ます。10匹は居るでしょうか。マダラタルミやパラクーダの群れ、他にもいろんな群れが居たのですが良く覚えていません。息を呑んで見つめていました。
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ギンガメアジの群 |
アジを従えてサメ |
グレーリーフシャークとか |
縁に沿ってそろそろ移動すると大きなナポレオンが居ました。隣のガイドが抱え込んで口に手を入れたりしていますが、それでもダイバーに近づいてくるんですねぇ。リーフの縁を離れて中空で安全停止している間もいろんな群れが近くを通って行きます。パラクーダの群れの中で安全停止なんて最高に幸せですね。大物好きな私にとってはブルーコーナーは最高のポイントでした。
2本目のブルーホールも近くです。水面休息中にイルカの群れがジャンプしながら通っていきました。潮の関係でホールの上からは難しいということで、外洋からホールへ入ることになりました。大歓迎です(^▽^;)。垂直に30mも潜行させられてはかないません。
エントリーして潜行していくとサメやナポレオンが近くを通ったりしますが、もう驚きません(笑)。ホールに付くとすぐ下を3匹のマダラエイ(左の写真)が居ました。けっこう大きいです。一寸着底してみると37.4mでした。モーイにせかされてホールに入ります。デコが出そうなのでガイドにダイコンを見せますが、自分のは大丈夫と動じません。ニチリンダテハセやハナゴンベを見ても仕方がないので自分だけ離れて上の方に居ました。ブルーホールは単なる穴ですね(笑)。
また、島に上陸して昼食の後ジャーマンチャネルに向かいました。ここも近くです。午後3時半か4時頃がいいらしいですがエントリーが2時半、一寸早いそうで、結局マンタは不発です。サラサハタ・チンアナゴ・ハダカハオコゼを見て帰ってきました。マンタは石垣のマンタスクランブルの方が確率高いのですかね。冬場は90%の確率と言っていましたが。夜は再びショップの誘いでカプリチョーザのイタリアン23ドルでした。
最終日の3日目は月曜日です。なのでかどうか今日はベリュリューから離れてウーロンチャネルへ行きます。コロールから40分です。ガイドは同じくアモイ。日本語がうまく、「今日は潮の関係でウーロンチャネルはウーロン茶位までしか行けない。」なんて冗談を言う。相変わらず透明度は20m超、水温は29度、魚は多い。帰るのがいやになる海中です。サメ、ネムリブカ、ナポレオン、マダラハタ、マダラタルミ等々。もう少し行けば巨大なアコヤガイが見られるとかで浮上。
2本目は近くのウーロンクリフ。ここでの目玉はイソマグロだった。浜値何十万円もしそうな大きなイソマグロ。他にはこれも10万円はしそうなアカマダラハタ多数(笑)。ツバメウオの群れ、メアジの巨大な群れ。カスミアジ、クマザサハナムロ等等。
昼食はウーロンという島に上がって食べた。弁当は国内のDSの弁当とほぼ同じだ。お米はけっこう旨い。スーパーのお米はオーストラリア産で22キロが2000円以下だったけど、あれかなぁ。
3本目はコロールの港の近くでシャンデリアケーブという海底鍾乳洞に行くという。これは珍しいので期待に胸が膨らむ。ポイントは本当に近くのマングローブに囲まれた湾の浅場。水中ライトを借りて穴に入る。当然ながら真っ暗で、閉所恐怖症の人には向かないかも。中には4箇所浮上できる所があり、順番に浮上して周囲を観察する。ライトで照らされた鍾乳石がキラキラときれいだ。それでシャンデリアかと納得する。
浮上したり潜ったりするので、シュノーケルのまま潜行するという一寸したミス(^▽^;)もあったが、30分程で終了、そのまま外の浅場で小物探し。
ここにはカニハゼやマンダリンがいる。マンジュウイシモチは結構あちこちにいます。
結局最後の1本ということもあって74分も浸かっていました。
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マンジュウイシモチなんだけど(^_^; |
カニハゼなんだけど(^_^; |
居酒屋さくら |
ショップに帰り機材を洗ってホテルに持ち込む。ホテルには物干し場があり機材が干せる。この日は同じボートの6人とアモイ、モーイの8人で居酒屋さくらへ。6人で割っても23ドルだった。ホテルへ帰ったら機材を取り入れろという。夜は泥棒が危険だからと。
居酒屋さくらは値段も安く雰囲気も良かった。
上の写真のように、カメラを向けるとウエイトレスがポーズをとった(笑)。
パラオ最終日の滝見学ツアーへ