2009年3月20日(金)
大井宿〜中津川宿〜落合宿〜馬籠宿

今日は会社のIさんが一緒。8時17分の中津川行きの快速に乗り込むと例によってワンカップがでてきた。
恵那駅到着は9時20分、早速中山道に入る。本陣跡までは前回見ているので今日は通り過ぎるだけ。
枡形を曲がると高札場跡、上宿石仏群、関戸の一里塚跡と続く。
根津神社を一寸見て、甚平坂の公園からは遠く御嶽山の見える絶景があります。
岡瀬沢の記念碑を過ぎ広久手坂を登ると中津川市に入ります。茄子川村には秋葉道への常夜灯があり、皇女和宮も休憩した篠原家の建物があります。その先に尾州白木改番所跡の石碑があった。10時47分頃です。
ここは木曽の木材の搬出を監視した番所だそうです。
この坂本地区には歴史的遺構がおおいらしく説明版があります。またこのあたりの街道筋も馬頭観音が多く祀られています。
坂本の立場跡の碑を過ぎ、のんびりと田園地帯を歩くと国道19号線に接する。時計は11時半をまわりお腹も空いてきたので、丁度見つけた餃子の王将で昼食とした。
山登りと違って厳しい登りも無いので、生ビールの一杯程度は許されるでしょう(笑)。
12時7分に出発中津川を目指します。
小石塚の立場跡を過ぎ中津の一里塚跡があるが、手前の石仏群の中に珍しい双頭の道祖神がある。12時38分です。
小手ノ木坂を下り25分ほど歩くと中津川村の庄屋屋敷がある。このあたり街道の面影がよく残った街道です。
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小手ノ木坂 |
栗きんとんの老舗川上屋? |
中津川村庄屋 屋敷 |
中山道資料館もあります。
四つめ川を渡ると往来庭という長屋を再建したような建物がありました。
中津川駅前通りの手前で老舗らしい和菓子屋があり「栗きんとん」を買おうと尋ねたが、栗きんとんは9月〜2月の季節商品だそうで買えなかった。代わりに栗まんじゅうですね。
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ここも和菓子の老舗「すや」 |
ここは肥料の老舗か |
中津川宿 高札場 |
1時半頃中津川駅前を通過、落合宿に向かう。
中津川宿の高札場から坂を上り陸橋を渡って芭蕉句碑へでます。
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振り返ると中山道が真っ直ぐに |
芭蕉句碑 |
中山道は鋭角に曲がる |
「山路来てなにやらゆかしすみれ草」の芭蕉句碑を見て、街道を行きます。
この辺りから今日の目的地馬籠宿の在り処を遠い山の向こうに探すようになる。
19号線を越えてすぐ街道が鋭角にUターンする辺りには小野の地蔵堂石仏群がある。
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小野の地蔵堂 石仏群 |
駅から2キロの峠 |
子野の一里塚跡 |
2時一寸前に中津川駅から2キロの道標のある一寸した峠を越える。
子野の一里塚跡を越え、与坂の立場跡を過ぎます。
国道19号線の下をくぐり、しばらく歩くとまた国道に戻ってくる。国道を渡る橋の袂に落合五郎の城跡があった。橋を渡るといよいよ落合宿です。
善昌寺門前で右折すると、落合宿には大きな釜が飾られていた。寒天の原料を煮たとか。
本陣跡を2時32分に通りました。
飯田道との追分にある落合大橋を渡って少し登ると医王寺があり51分から3時まで休憩しました。医王寺を出るとすぐ落合の石畳です。ここの石畳は箱根の石畳と共に往時のものがそのまま残っている貴重なものだそうです。
石畳が尽きたあたりに新茶屋の一里塚跡の碑があり、有名なこれより北木曽路の碑もあります。3時23分の新茶屋到着でした。これまでは美濃路、これからは信濃の国に入るわけです。でも馬篭も中津川市になったか。
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是より北 木曽路 |
信州サンセットポイント |
中山道 馬籠宿 |
この新茶屋に有名な「是より北木曽路」の碑があります。
少し登ると背後の景色が見えてきます。ここは信州のサンセットポイントだそうで、笠置山の背後に沈む夕日が木曽川の水面に映えて素晴らしいそうです。
馬篭宿到着は3時54分。今夜の宿但馬屋さんは坂の中ほどにありました。藤村記念館の閉館が4時半と聞いて、荷物を置いてすぐでかけました。
その後永昌寺へ行き藤村の墓にも参ったのち、近くの小公園で一杯傾けました。
宿に帰って入浴と食事。盛り付けのきれいな夕食でしたが、一寸パンチにかけるかな。
でも満足のお宿で、残ったご飯を夜食のおにぎりにしてくれました。

翌日の妻籠へ