中欧3カ国 チェコ、オーストリア、ハンガリー
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2011年1月16日

今日は中央ヨーロッパへのツアー出発の日です。

なのに朝から大雪で、JRも近鉄も遅れている模様。なので一寸早めに家を出たら、遅れた電車が丁度来てスムースに空港へ。早く着きすぎてしまった。

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腕時計とプラグを忘れてきたので、売店で懐中時計とプラグを購入、2100円の支出。

続いてユーロを購入。今回の中欧3カ国はチェコとハンガリーが通貨統合していないのでオーストリアのみがユーロです。1万円換えてというと「あと301円で90ユーロだから301円出せ」と言われた。

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10ユーロで1150円ぐらいか ルフトハンザ カツ丼の昼食

今回のクラブツーリズムのツアーは17名だそうで、相部屋で申し込んだが一人部屋になった。気楽でラッキーだが一寸寂しい気もする。
空港待合で座っていると、メキシコ系のすごく太った相撲取りのような男がいる。こんな奴と隣になったら悲劇だなと思っていたら、なんと現実になった。椅子にはなんとかお尻を入れたが、たるんだお腹の肉が私の席へはみ出している。こんな状態で13時間かと憂鬱になったが、係員が見かねてビジネスのほうへ彼を連れていった。ここでも一人になってラッキー。

30分遅れで12時ごろ離陸、シベリアの上空を飛んで行くようだ。初めてのヨーロッパに何を好んで渋い中欧なのか、しかもこの寒い時期にとよく訊かれる。答えは単に安かったからです(笑)。それとイタリアはシルクロードの延長で友達と一緒に行く約束がしてある。それとプラハはきれいだったという声をよく聞く。
ルフトハンザ航空は初めて。ANAのマイルが貯まるのでうれしい。今回だけで6000マイルほど貯まる。
すぐ機内食が出る。カツ丼が美味しい。

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ハバロフスク上空を飛んでいるみたい 地上に雪山が見えている 夕日がきれい
ハバロフスクを越えシベリア上空を飛んでいるようだが地上は真っ白に凍っているようだ。5時ごろ地平線に夕日が沈んだ。でもうっすら明るい。

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コンビニのおにぎりですね ウラル山脈はシベリアの境目 白海の上を飛んで北欧に入るみたい

7時ごろ軽食でおにぎりが出てきたが、まだお腹が空いてないのでカバンに入れる。
8時ごろウラル山脈を越える。ようやく60%は越えたな。やることも無いし、眠れないし、暇です。

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夜が明けてきた 白海の上空か 朝飯か夜食か

9時ごろ夜が明け出し、シベリアを抜けてヨーロッパに近づいたようです。でも下は凍っています。11時ごろ機内食が出てきた。ご飯が美味しい。
ヘルシンキの上空を越え、いよいよヨーロッパ上空に差しかかったのは12時ごろです。

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ドイツ上空かな フランクフルト空港着陸 パンに塗ってある何かが不味くて

ようやく地上の氷が消え、山や家が見えてきました。長かった旅も終わりですね。
到着が30分以上遅れているので、乗り継ぎの各便がほとんど変更になったとアナウンスされています。
12時半、待ちに待ったフランクフルト空港に到着です。入国検査はまあ簡単です。ここで降りる訳ではなく、トランジットでチェコに行くのですが、EUという国へ入国したわけです。現地時間はマイナス8時間で16時30分、午後4時半ですね。
5時半のフライトでチェコのプラハへ向かいます。途中軽食が出ますが、不味い。ビールは美味い(笑)

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別れ別れの荷物だとか プラハ空港 バスでホテルへ

7時ごろプラハ到着。空港に多くの荷物が積まれている。何かと思ったら、旅客と荷物が離れ離れになた荷物だと言う。荷物は必ず自分と同時に目的地に着くと思ったら大間違いですよ。だから1日か2日は着かなくても困らないように手荷物を作ってくださいとは添乗員さんの忠告です。

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ホテルのロビー近辺 部屋は広くてゆったり ピルスナーとウオッカ

8時にはホテルに到着、すぐにベッドにもぐり込みたいところですが、現地ガイドさん曰く「時差ぼけ無くすために、今夜は少なくとも10時まで寝ないでください」ということで、お握り食べてビールとウオッカ飲んで10時に寝ました。日本時間だと翌日の6時ですね。長い1日でした。

2011年1月17日

夕べ寝たのは午後10時(日本時間で午前6時)だが4時間後の午前2時(10時)には目が覚めてしまって眠れない。まだ日本時間の身体ですね。
4時には起き出してテレビを見るがCNNが入らない。ロビーへ行くとインターネットに接続できたので助かった。

朝食はビュッフェ方式だがお米や麺類は無い。パンをあまり食べない私には向かない朝食です。麺類とスープが欲しいですね。
窓から外を見ると今日は霞んでいる。中欧の冬は日照時間も短く、青空はほとんど見ることができないという。

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朝食はどうしても食べ過ぎてしまう 大きなホテルです 朝8時近いですが朝もやに煙っています

チェコはピルスナービールの本家だそうで、他にバドワイザーもそうだという。一人当たりのビール消費量はダントツで世界一だそうです。お土産としてはボヘミヤグラス。旧ボヘミヤ王国の首都がプラハだったのですね。

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ピルスナーウルクエルの看板は到るところで ボヘミヤグラス 大小で解りやすい(笑)

さてプラハと言えばプラハ城ですね。チェコの歴史は複雑で他民族の支配から開放の繰り返しで、その象徴がプラハ城でしょうか。
神聖ローマ帝国の皇帝になったカレル四世の時代(14世紀)にほぼ現在の姿ができあがったようです。

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朝もやの中を路面電車 連結している プラハ城正門 外人も皆記念写真

今は大統領府もあり、正門には衛兵が立っている。外人観光客もいっしょに写真を撮っていた。
敷地内に聖ビート大聖堂があり、97mとかの尖塔は大迫力えすが、今日は雲に霞んでいました。内部も圧倒的で、ステンドグラスが非常にきれいでした。

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城内 大聖堂 内部

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ステンドグラスがきれい 壁は重厚です 交代に行くらしい

チェコは第一次大戦後ソ連の侵攻によって共産圏に組み込まれたため発展が遅れた。でもそのお陰で、プラハ市街の石畳がそのまま残っている。昔はパリも石畳の街だったそうですが、今は非常に少ないそうで、フランス人の観光客が懐かしんでいるそうです。
それと路面電車が結構活躍していて、石畳と調和して不思議な雰囲気をかもし出しています。

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ガスで何も見えない、惜しいね 石畳がきれい 路面電車のレールが面白い

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広場も石畳 木彫りの人形も名物らしい カレル橋に続く道

次いで、カレル橋を見に行きました。プラハ城のあるマラーストラナ地区と旧市街を結ぶ全長520mの橋で、欄干に30体の聖像が並んでいます。ブルタバ川が雪解けの為かだいぶ増水しているようでした。この橋は常に観光客で賑わっているそうです。

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カレル城側から見たカレル橋 観光客は多い 見回りかな

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後方はカレル城、少し霧が晴れてきた チェコ語でカレル橋か ブルタバ川は増水している

街のあちこちに昔の甲冑を着た若い男女が立っていて、求めると一緒に写真も撮ってくれるようですが、あれは何かな。

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遊んでくれる 女性兵士も 旧市街広場へ 後方は火薬塔だったかな

旧市街広場には市庁舎があり、からくり時計があります。ここも人気のスポットのようでした。

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観光用の列車も走る 市場 市民会館だったかな 音楽会があるとか

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カラクリ時計です 窓が開くだけか でも皆見てる

昼食はサラダ、鳥料理、デザートですが、付け合せのジャガイモが多すぎて食べ切れません。

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ジャガイモが多すぎる エルベ川の合流を示すが霧で真っ白 だまし絵の壁

午後はプラハ近郊のメルニックとかの古城を見に行った。プラハを流れるブルタバ川と何かが合流して更にエルベ川と合流する地点です。お城の壁はだまし絵の手法で凹凸が作られています。
ベッドの傍にはおまるが置かれています。寒いから外へ出たくなかったらしい。

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寝台の横にはおまるが置いてある 百灯の街 鱒料理

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プラハに帰ってくると、もう夕闇でした。百灯の街と呼ばれるそうですが、無数の街灯に照らされた街も素敵ですね。

夕食はまた例のパターンで、サラダ、鱒料理、デザートです。昼食には多すぎるし、夜は晩酌する私には物足りない感じです。

ホテルへ帰ってピルスナーとバドワイザーを飲み比べて見ました(笑)。

翌日のチェルキークロムロフへ