マレー

ところでマレーシアは、かっての首相マハティールが「ルック・イースト」⇒日本を見習えという政策を掲げて国の発展に尽くした性か、世界でも数少ない親日的な国です。
マレー系が3分の2、残りを中国系華僑やインド人などが占めます。でも商売の実権は他の東南アジア諸国同様華僑が握っているようです。

2012年9月29日 マラッカ(馬六甲)へ

8時ごろ起きて近くの中国系の店でお粥をたべました。美味い。
JBとマラッカは直線で250キロ位でしょうかハイウエーが通じています。

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朝食のお粥とグリーンティ 高速のサービスエリア・フードコート やっぱりカレーラーメン

10時半ごろサービスエリアで小腹が空いたということでまたラーメンを食べてみました。
3リンギットほどですが、やはりピリカラです。1リンギット=26円位か。
途中シャワーに遭ったりすながら12時一寸前に最寄のインターを出ました。
意外なことに、ここから一寸渋滞気味でした。やはりマラッカは世界遺産の観光地なのですね。

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マラッカインター出口 途中も渋滞気味 世界遺産の街へ

インターから50分ほど掛かって、ようやくマラッカの中心地オランダ広場の辺りに到着しました。
マラッカは15年位前に1度通過したことがあって、その時はオランダ広場で写真を撮っただけでした。
一応ガイドブックを見ると、オランダ広場とその周辺を観光し、ジョンカーストリート(中華街)で食事やショッピングを楽しむのが定番コースのようでした。
幸いHさんがジョンカーストリートに程近いホテルを取ってくれていました。

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ホテルの前の通りも世界遺産か クラシックなイメージのホテル 部屋は清潔でグー

街は一方通行で道は狭く、駐車場も少ないようです。ホテルの駐車場に車を置き、徒歩で観光することにしました。
とりあえず空腹ということで、中華街で昼食をとりました。

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中華街入り口 ライスボールが名物かな

それからまずチェンホー博物館を探しました。
私がマラッカへ行くと趣味人の日記に書いたら、海のシルクロード追っかけ人という人からチェンホー博物館へ行ってくれと書き込みがあったからです。
私は全く知らなかったのですが、中国人鄭和(チェンホー)は15世紀の始めマラッカ王朝の求めに応じて明の皇帝が派遣した使節の最高指揮官だそうです。

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鄭和博物館 入るとみやげ物店 その奥に博物館がある

すぐ見つかりましたが土産物屋さんかと思いました。10リンギ払って博物館に入ると結構見応えがありました。
調べてみると鄭和は明の永楽帝に使え、コロンブスより1世紀も前に東南アジアをはじめ中近東やアフリカまで大航海をした人でした。
日本にはあまり知られていない人ですが、こういう偉人も居たんだなあと思い知りました。

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オランダ広場 マラッカ川付近 海洋博物館

次にオランダ広場の近くから船に乗りました。40分ほどのリバークルーズです。
この乗船券が15リンギですが、50リンギ札を出したらお釣りが無いと言う。
多勢の人が買っているのでお釣りが無いとは思えないのですが、頑として無いと言う。
ははーん、引き算が出来ないのでお釣りは出さないんだな(笑)。

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リバークルーズ サンチャゴ砦 砦の門に彫られた彫刻

次いで、オランダ広場付近の散策です。
サンチャゴ砦、セントポール教会、スルタンパレス、フランシスコザビエル教会と定番を一通りめぐりました。

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セントポール教会 教会内部 スルタンパレス 高床式建物を復元
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パレス内部の展示 又、オランダ広場へ戻って 古い町並みを抜けてフランシスコザビエルへ

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セント・フランシスコ・ザビエル教会 鹿児島のヤジローと共に 教会内部

ジョンカーストリートで少しお土産を買った後、一旦ホテルに帰りシャワーを浴びたあと夕食に出かけました。

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マラッカ川から古い町並みを望む るるぶに載っていた店 マラッカ製のお土産を少し買った

夕食はこれも定番のニョニャ料理です。中華とマレー料理の融合だそうですけど、まあ我々には中華料理ですね。
中華街近くの定番の店、ナンシーズキッチンで食べました。

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ナンシーズキッチン内部 ニョニャ料理だそうです 夜店がでていた

今日は土曜日なので中華街は夜店が出ていました。
夜店を一通り冷やかした後、一寸飲み足りないので中華街の端にある洒落たレストランに入ってワインを飲みました。

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ポテトチップスかな ワインを少し ペットのイグアナと

また歩いていると、イグアナ?をペットにして飲んでいる人が居ました。
すっかり気持ちよくなってホテルにかえり、バタンキューでした。

2012年9月30日

朝食後、ジョンカーストリートの1本北トウカンエマス通りを散歩しました。

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ホテルの朝食 朝市は骨董でした ジョンカーからトウルカンエマスへ

土産物屋も無く閑静な通りですが、1728年にスマトラ建築様式で立てられたカンポン・クリンズ・モスクとか、オランダ支配時代の1781年に建てられたヒンドゥー教寺院とかが立ち並ぶ赴きある通りでした。

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スマトラ建築様式とか オランダ支配時代のヒンズー寺院 仏教・ヒンズー・イスラムの寺院が並ぶ

マラッカ川ほとりに来ると、川岸にオオトカゲが居ました。
タイもそうでしたが東南アジアの川には結構オオトカゲが居るんですね。

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川原にオオトカゲ 立体タイルは珍しい タンジュン・ピアイへ向かう

ホテルの通りも古い建物が多く、マラッカの名物の一つだそうですが古い立体的なタイルが装飾に多く使われています。
9時過ぎにホテルを出てJBへ向かいました。
今日はJBの西80キロにある、ユーラシア大陸最南端の岬に行く予定です。マレー語でタンジュン・ピアイ、ピアイ岬です。
最近観光地として整備されたのでしょうか、Hさんも知らなかったそうです。
今朝はまだ時間的に観光客も少ないのでスムースです。12時過ぎにJBの手前のどこかのインターで高速を降りました。

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タンジュン・ピアイ・リゾート シーフード豊かな昼食 岬の入り口

1時間ほど下道を走って1時10分頃、岬の近くのタンジュン・ピアイ・リゾートに到着しました。
ここでまず昼食です。
蟹のスープやシーフード焼きそばなど美味いんですが、蟹を手で食べるので、手はベチャベチャになるし蟹の甲羅は硬いし、鋏が欲しいですねえ。
食後、いよいよユーラシア大陸最南端の岬を見に行きました。
10年位前に道路や施設が完成したらしいですが、まだ観光客はそんなに多くありません。

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マングローブの中を行く 最南端のミニパーク 記念撮影

入場料を払ってマングローブの上に架けられた数百メートルの木道を進むと地球儀を模ったモニュメントがありました。
最南端であると同時にマラッカ海峡の始まりを示す案内もありました。まあここは記念撮影でしょう(笑)。
駐車場付近にはサルが居ますが、ここのサルは人を恐れないようです。いずれ人を襲って食べ物を奪いそうですね。

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Hさんとマラッカ海峡スタート地点で 屋台村 釜飯が大人気

JBに帰って、今夜は屋台へ出かけました。
100近いテーブルの周りに各種の屋台が20軒ほど並びます。
まずテーブルを確保してから屋台を回って注文し、座席を伝えます。
料理がテーブルに届いたら代金を払うシステムです。

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釜飯 いろんな揚げ物を焼いている かき氷も食べてみた

土鍋の釜飯や焼きそば、サティカキ氷など料理はいろいろです。とても一回では食べきれないので、何回か通う必要がありそうです。
ここもお酒を飲んでいる人はほとんど居ません。利用者は観光客では無く、地元の人の食事所のようでした。

明日はティオマン島へ行きます。