熊野古道新宮から那智駅
2012年3月10日
今日はやまびと恒例の1泊2日の熊野古道ツアーです。
今年で6年目になりますが、1泊で行ける所はだんだん無くなってきた感じです。
紀伊路、中辺路、小辺路、大辺路など和歌山県側はもう1泊欲しい感じです。
それはともかく今回は1日目が新宮の速玉大社から那智駅までの15キロほど。
2日目の明日は大辺路に少し入って、紀伊浦神から紀伊勝浦までの15キロほどと、那智大社参拝と大門坂を予定しています。
JRの南紀1号は名古屋発8時08分、新宮到着が11時21分です。
これでは半日しか行動できないので、もう1時間早い列車が欲しいですね。
列車の中で昼食を済ませ、早速熊野速玉大社にお参りしました。
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熊野速玉大社へお参り |
歴代の上皇が何回熊野詣でをしたか、石碑が建っていますが、NHKの大河ドラマに出てくる名前もあり、話がはずみます。
12時に出発し、すぐ新宮城跡があります。
初めて私も登ってみました。
天守閣跡からは、これから歩く熊野灘方面が見えます。
逆方向には熊野川がゆうゆうの時を刻んでいます。
阿須賀神社には古代の手水鉢があり、竪穴式住居もありました。
阿須賀王子は中辺路の94番目の王子でしょうか。
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竪穴式住居 |
新宮十郎行家もドラマに出てくるかな |
第一王子橋 |
新宮市街をとおり、王子ヶ浜の近くに浜王子があります。
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浜王子 95番目かな |
王子神社は海の守り神 |
浜に出る |
そこから海岸に出て、浜辺の砂利の上を30分ほど歩きます。
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王子ヶ浜を30分歩く |
ここでJRの軌道を潜る |
高野坂登り口 |
岸壁の手前で右折して、JRの線路の下を潜ると世界遺産高野坂の上り口です。
ここまでコースタイムでは1時間10分なのですが、のんびり寄り道してるので2時間も掛かっています。
これでは5時半の列車に間に合わないと焦り気味です。
少し休憩して14時10分に登り始めました。
15分ほど登るとお地蔵さんがあり、眺望が開けます。
いま歩いてきた王子ヶ浜が素晴らしいです。
五輪塔や神社を過ぎて、20分ほどで視界が広がるにでると展望台の案内があります。
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なかなか良い道です |
ツバキの花で道が染まっています |
展望が開けて |
5分ほどで展望台です。熊野灘が眼下に広がります。
長い石畳を通って三輪崎側登り口に降りてきたのが14時55分です。
そのまま海岸を歩いて25分ほどで国道42号線と合流します。
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三輪崎の駅近くの県道に出てくる |
海岸を少し歩く |
市街には古い旅館もある |
黒潮公園のそばを通って新宮港の入り口を過ぎます。公園の中を通ってショッピングタウンの前に出てきました。
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黒潮公園で国道に合流 |
尼将軍の供養塔や宝篋印塔 |
佐野王子跡 |
通り過ぎると佐野王子があります。
横には尼将軍の供養塔や宝篋印塔などがあります。
ここで15時45分、那智駅まで1時間45分で列車に間に合います。
コースタイムで1時間33分なので間に合いそうですが、歩道の無い国道歩きと二つの峠越えが待っています。
国道沿いに宇久井の駅を過ぎ、25分ほど歩いたガソリンスタンドの横で右折して国道を離れます。
小狗子(こくじ)峠への入り口です。
入り口から10分ほど自動車学校や団地の傍を歩くと小狗子峠登り口です。
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荒れた道を登る |
峠も荒れている |
海を見ながら下ってくる |
小さな峠なので、荒れた道を6分で峠、更に5分の降りで国道に降りてきます。
国道で右折、海沿いに6.7分歩くと大狗子峠の登り口です。
ここもトンネルの出口が見えている小さな峠です。
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狗子の浦沿いに大狗子峠へ |
大狗子峠の登り |
ここも荒れた切通し |
6分で登り5分で国道に降りてきます。
出口には神武天皇が東征したとき、この浜に上陸せんとして、地元の豪族丹敷某と戦闘になり、海を赤く血で染めたため赤色の浜と呼ばれているとの説明がありました。
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神武天皇の腰掛石 |
歩道の無い国道歩き |
ようやく浜の宮王子 |
ここからまた歩道の無い国道を20分一寸歩いて街道へ右折して入っていくと、ようやく今日の目的地浜の宮王子です。
ここには熊野三所神社と補陀洛渡海で有名な補陀洛山寺があります。
17時16分の到着で、那智駅は目の前なので、もう大丈夫です。
民宿は紀伊勝浦駅の目の前です。
風呂に入ってさっそくお目当ての宴会です。
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乾杯 |
マグロがいろいろ |
余ったご飯は明日の昼食です |

勝浦はマグロの本場なので、マグロのいろんな部位がでます。
ご主人が説明してくれましたが、何も覚えていません。
部屋で2次会をやって、何時に寝たのか記憶にありません。
明日の大辺路へ