2013年11月23日(土)
姫街道の2日目です。今日は6時半に朝食をお願いして朝早く出発の予定です。
ここ萬屋さんは、一泊2食付で5500円、街道沿いにあって旅人にはありがたい宿ですね。
宿は図の問屋場跡と書いた場所の少し右側になります。7時10分に出発しました。
すぐ隣が郵便局で三ケ日宿の案内がありました。
そして一里塚跡です。
静岡県、特に三ケ日辺りは姫街道の案内に充分すぎるほど気を使って頂いているようで、私たち旅人にはありがたい限りです。
街道は東名高速道路で分断されていますが、その上を陸橋で渡ります。
橋を渡ると新旧の街道が説明されていて迷うことはありません。大里峠を越えると、今度は地下で高速道路を再度潜ります。
しばらくみかん畑の中を歩いて、再度高速道路を潜ります。道路に沿って右折し、道なりに歩いていきます。
この辺りは生垣が見事に続いていました。
宿を出て1時間、8時10分頃に慈願寺庚申堂がありました。なかなか立派な庚申堂です。
ここからは今日の難所、引佐(いなさ)峠に向けて進むことになります。引佐峠は昨日の本坂峠より低く、標高は200m一寸かなと思いますが、2万5千の地形図にも道が明確でなく、少し不安です。ただこれまでの紀行文をネットで読むと、誰も道探しに苦労した様子は無いので、道は明確らしいようです。
六部様という行倒れの六部を祀った塚を通り。
みかん畑の中の一里塚跡を見ながら、晴天の早朝を楽しく清清しく歩いていきます。
象鳴き坂と呼ばれる急坂を登りきると
引佐峠でした。慈願寺から1時間、9時10分頃です。しばらく休憩しました。
この下がすぐ自動車道路で、そこに東屋やトイレが完備されていました。
9時20分に出発、10分ほど降ると浜名湖が見えてきました。
相変わらずみかん畑の中を行きますが、普通のみかんの10倍位ありそうな大きなみかんがありました。
なにか研究中でしょうか。
更に10分ほどで東屋があり、案内板がありました。姫岩でした。
9時50分頃車道に下りてきました。やはり道に迷う場所はどこにもありませんでした。どうして地形図にこの道が載っていないのでしょう。すぐに薬師堂がありました。
薬師堂を過ぎると少し上り坂があり、登りきると浜名湖の絶景が広がっていました。
ここは小引佐峠と呼ばれているそうです。10時5分頃です。
ダイダラボッチの足跡池とか一里塚跡、山村修理の墓とかを、小さなアップダウンをしながら見て行きます。
二ノ宮神社の境内で少し休みました。10時半ごろです。
歩き始めて3時間半ほど過ぎましたが、まだ10キロしか来ていません。前途は多難ですね。
10時42分、気を取り直して気賀宿にむけて歩き始めました。
気賀宿へ