姫街道で見附宿へ

池田2

昼食後、街道を北上していくと天竜川の堤防に出ました。そしてそこは池田の渡し場跡でした。いろいろ説明やポケットパークのようになっています。

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池田の渡し場跡 ポケットパークになっている。 渡し場跡と思われる河原

渡しは江戸時代一人十二文だったとか、明治に入って木橋が掛けられ、これも有料であったとか説明があります。
そしてすぐ傍の角には、池田の渡し歴史風景館があります。無人の施設ですが中にはいろんな渡しの風景が展示されています。

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歴史風景観 風景館内部 風景館前の床屋さんの看板

風景館のすぐ近くに「熊野の長藤」があります。熊野と書いて「ゆや」と読むそうです。「ゆや」は女性の名前で、絶世の美女だったとか。
立派なフジ棚に数本のフジの木があり、国や県の天然記念物に指定されています。

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熊野寺 フジ棚 説明

謡曲に「熊野(ゆや?)というのがあるそうで、平宗盛に寵愛された熊野御前の物語だそうです。
13時20分頃長藤のお寺を出て街道を今度は南下します。途中「山車」の倉庫があったので、お祭りに山車がでるのでしょうね。
南下して突き当りを左折すると道標があります。これでルートが確認できます。

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ルート確認の道標 藤と香りの道 一言辺り、旧1号線が見えてくる

道標の角をUターンするように左折してすぐ次を右折します。しばらく行くと右手にポケットパークがあります。藤と香りの道とか書いています。さきほどの熊野の長藤と姫街道を巡る道のことでしょうね。そこから道は斜めに続きますが、これは昔の池田近道で案内もありました。

国道1号線磐田バイパスを渡って交番の横を通り、25分ほど歩くと今度は旧1号線が見えてきます。
でもこの手前の道を左折するのが池田近道です。でも案内も何も無いので通り過ぎて、これが一言坂かなと思いながら1号線への坂を登りました。

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1号線への坂を登った。 池田近道の案内 歩きなおした池田近道

中途まで登ると左側に池田近道の案内がありました。東京から来る人用の案内ですね。取り敢えず300mほどの近道を歩いてみました。
池田近道の案内の傍には、一言坂戦跡の説明がありました。武田信玄に追われて逃げる徳川家康を家臣の本多平八郎が奮戦して助けた戦場だそうです。

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戦跡の説明 東海道方面に石碑がある。 かぶと塚公園

道標で一言坂石碑とあるのは東海道方面です。姫街道はかぶと塚方面です。14時15分にかぶと塚公園に向かいました。
もうゴールの見附宿は目前です。かぶと塚公園までが10分。坂を降った所にやはり秋葉灯篭がありました。

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秋葉灯篭 東海道との合流点

そして、東海道との合流点到着は14時38分でした。姫街道は完歩です。Wさん、お疲れ様でした。
我々はそれから見附宿を見にいって、時間もあるので東海道を次の袋井宿まで歩いて、今日のウオーキングを終えました。

東海道 袋井宿へ。