逢神坂峠から二木島へ
2014年12月14日
13時45分頃、国道沿いにある徳司神社前を出発しました。この神社の鎮守の森は天然記念物に指定されています。
クスノキ、シダジイ、オガタマノキ、ホルトノキなどが有るそうです。
集落の中央、川の辺りに、巡礼道標があり、右なち山、左いせ道と刻まれています。
国道から分かれて旧道らしき道を直進し、川に出て左折、小さな橋の袂に案内があります。
橋を渡って突き当りを左折、少し登った所に登山口があります。
説明を読むと、逢神坂峠・二木島峠と続くこの道は、熊野市内の古道としては最も長く3.2キロ、二木島側登り口まで2時間とあります。
今14時06分、二木島側登り口から二木島駅が20分として、計算上は16時26分です。
時刻表では尾鷲方面が16時04分と55分なので、なんとかどちらかには間に合いそうです。
逢神坂峠の標高は300mですが、結構登り応えがあります。今回の3日間では一番の登りです。
山登りのように、朝の元気なうちに登りを終えて、午後は下りという行程なら良いのですが、半日以上歩いて疲れた頃に登りと言うのは応えます。
一汗も二汗も掻いて、14時50分、45分の登りでようやく逢神坂峠に着きました。
木製の100m道標では30分の14辺りです。
逢神坂峠から二木島峠へは50mほどの下りですが、結構水平な縦走路が多いです。距離は850mとか。
15時20分頃、二木島峠に到着しました。標高は249mです。
峠からは長い石段状の下りを25分、二木島側の登り口である国道311号線に降りてきました。
15時45分、新鹿側登り口から1時間40分です。
実は二木島駅ふきんから、この登り口までの古道が、15年前位から閉鎖されていて歩いたことがありませんでした。
何回か来ているのですが、う回路で国道の右側に出て、ここへ来ていました。
どうも今回案内図を見ると古道が通れそうなので期待していました。
でも登り口を降りても、右へ行けとも左へ行けとも案内がありません。不親切ですね。でも期待して左え歩いたら、5分で下の写真の案内がありました。
巡礼の墓、キリシタン灯篭、一里塚跡などがあるようです。初めての道に期待が膨らみます。
なるほど降りてみると、崩れかかった危ない道です。国道工事の時に古道保存の意識が薄かったのでしょうね。
でも、なんとか通れるように修理して頂いたのですね。
一里塚跡跡の庚申堂と前に立つのがキリシタン灯篭です。
二木島港へ降りてきました。手前が二木島駅です。15時57分、なんとか間に合いそうです。
この石段の上から向こうが、何時も閉鎖されていたのです。
トイレに入る余裕もありました(笑)。
一寸遅れて16時06分に来た列車に余裕で乗って、尾鷲に向かいました。
駅近くの食堂で好物の焼きそばを食べて。
一寸一杯飲んで、南紀8号で帰りました。
Wさん、お疲れ様でした。
熊野古道目次へ。