京都一周トレイル
2013年6月5日(水)
伏見稲荷〜銀閣寺
今年の正月に友人と伏見稲荷さんに初詣に来たとき、京都一周トレイルの地図を稲荷山の四ツ辻の茶店で購入した。
それで京都一周トレイルのスタートが伏見稲荷であることやトレイルの全貌を把握した。
その後コースの詳細を調べ所要時間も大体把握したのでいつか歩きたいと思っていた。
それが今回山仲間のYさん(ベテランの女性)が一緒に歩いてくれることになり、一気に具体化した。
当日は9時20分に京阪の伏見稲荷駅に到着した。そこに京都一周トレイルの最初の道標があった。
近くのコンビニで買い物を済ませ、伏見稲荷さんに参拝して、今回の旅の無事をお祈りした。
稲荷さんの千本鳥居の中を潜り四ツ辻を目指す。
三ツ辻に地図があり、その地図だと四ツ辻がすぐ近くに書かれているが、四ツ辻は意外に遠い。
神社の本殿を出たのが9時35分、四ツ辻到着は
10時03分です。30分掛かっています。四ツ辻は標高が165mで京都市街が遠望できます。
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伏見稲荷さんの社殿 |
千本鳥居を潜る |
四ツ辻からは市街が遠望できる。 |
10時10分に四ツ辻を出発しました。今日はここから銀閣寺まで歩く予定です。
左図の左下から出発して稲荷山に一番近づいた鳥居の地点が四ツ辻です。
非常に複雑そうな道を辿って北上しますが、要所要所に写真のような道標があるので迷わずに歩けそうです。
四ツ辻から3段ほど石段を登った所で左に入っていくのがトレイルです。
10分ほど降った所に道標があるのですが、道標のすぐ横の道を見逃して、12〜13分付近をさまよいました。
ようやく元に復帰して、道標に従って泉涌寺へ向かいます。境内の近くには宮内庁管轄の御陵がいくつもあります。
泉涌寺の門前が10時45分です。修学旅行のバスも来ています。
同じ境内にある今熊野観音の方へ右折して、参道の右横の道に入り、参道の下を潜ります。
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参道の下を潜る。 |
京都タワーが見える。 |
11時10分 |
歩いて行くと左手に京都タワーがちらりと見えます。
住宅街を抜けて剣神社の手前で鋭角に右折して、また住宅街の道を行きます。泉涌寺から20分ほどでようやくアスファルトの道を離れて森に入ります。
阿弥陀ヶ峯国有林だそうで京女鳥部の森という案内がありました。
ようやくアスファルトから地道に入ってほっと一息です。涼しさが違います。
20分ほど森の中を歩くと、自動車道に出ました。京都の火葬場へ行く道ですね。左折するとすぐ国道1号線です。
1号線は横断できないので再度左折して渋谷街道に入ります。30mほどで反対側に移り、Uターンの形で1号線の下を潜ります。
潜ったらすぐ右折して元の出会いの反対側にでます。そこを左折すると急な石段がありそれを登ります。
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急な石段を登る。 |
高台寺国有林の案内。11時50分。 |
清水山の頂上付近を通って山頂公園へ |
登ったら左折して、すぐの道をまた左折して清水寺方面に入っていきます。
「そら どら」とかいうドラヤキ屋さんの前を通り過ぎるとすぐ右手に高台寺国有林の案内があります。
ここから清水山の頂上付近を通って将軍塚へ向かいます。
15分ほどの登りで清水山山頂です。
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清水山山頂付近 |
ここでUターン |
地図も完備しています。 |
更に10分ほど歩くとUターンしますが、看板や道標があり迷うこともありません。
更に10分歩いて12時30分に東山山頂公園に到着です。
東屋やベンチ、そして大きな駐車場があります。多くの車が休憩に来ているようです。
自販機とトイレは有りますが、食堂はありません。
右側には東山の山並みで、左端に比叡山が見えます。
駐車場の左には将軍塚の展望台があり、京都市街が絶景です。夜景は素晴らしいでしょうね。
東屋に戻って昼食にしました。
30分ほど休憩して、大日堂をチラッと見て、手前のコースに入ったのは13時20分でした。
大日堂の横、知恩院の上でしょうか、20分ほど下ると粟田口にある粟田神社のほうへ降りてきます。
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粟田口へ降りる道 |
尊勝院 静かなお寺です。 |
粟田神社 |
そこに多分尊勝院というのでしょう、静かなお寺がありました。一寸お参りしました。
13時50分に粟田神社の参道から三条通りに出てきました。
三条通を蹴上の方へ歩いて、インクラインのレンガ造りの門を潜って南禅寺方面に入ります。
潜ってすぐ右折してインクラインに沿って登って行きます。
そこまでは良かったのですが、インクラインの線路の途中で疎水のほうへ行ったのが間違いでした。
琵琶湖から来た疎水を見たり、岡崎公園方面へ流す大きな鉄管を見ていますが、すべて間違いの道でした。
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インクラインの線路の側を登る |
疎水の出口だが、もう間違い |
ここへ来ては駄目 |
可笑しいなと引き返し、一旦煉瓦のトンネルまで引き返し、南禅寺方面へ歩いて、東照宮まで行って引き返しました。
丁度通りかかったトレイル歩きの人に道を聞いて、またインクラインに沿って登りました。
20分ばかりロスしたようです。
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東照宮入口 |
ダクタイル鋳鉄管の説明 |
インクラインの反対側 |
真っ直ぐ歩くと大きな送水館があり、ダクタイル鋳鉄管の説明があります。
それを越えてインクラインの反対側の水路に出て、大神宮橋を渡るのが東山とレイルです。
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大神宮橋を渡る 14時35分 |
右の日向大神宮の道が正解 |
33−1の広場 |
ここで一寸休憩して、出発は14時35分です。道はすぐ3本に分かれますが右端の日向大神宮への道が正解です。
10分で広場に出ます。ここで直進か神社経由の左折かに分かれます。道標では33−1です。直進しました。
山道を登って降って15分ほどで二つの道は合流します。ここを「七福思案処」と呼ぶようです。
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直進の道は山道です。 |
七福思案処へ降りてくる。15時05分 |
山科方面が見える |
疲れたのでここのベンチで休憩します。
今日は歩きの人は解かりませんが、トレイルランニングの人が何組か追い抜いていきました。
たまたまここで抜いて行った人に聞くと、伏見稲荷を12時は出発とか、ここまで2時間半ですか。我々は9時半なので5時間半、休憩を引いても2倍ですね(汗)。
15分も登ると山科方面の視界が開けました。更に10分一寸登ると、今度は京都市街方面が見えるミニ展望台がありました。
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京都市街が見えるミニ展望台 |
馬の背の痩せ尾根 |
大文字山四つ辻 16時06分 |
京都市街は霞んでいますが、疎水や御池通りが面白い見え方をしています。
馬の背のような尾根も歩いて、30分で大文字山直下の四ツ辻に出ました。標高は455mだそうです。山頂は465mです。
直進すると山頂を経て、五山送り火の火床があり銀閣寺の裏山を通って、銀閣寺道へ降りてきます。
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大文字山四つ辻の道標 |
俊寛僧都の碑 16時22分〜28分 |
里へ降りてきた 16時43分。 |
一周トレイルはここを左折、俊寛僧都の碑を経て、哲学の道方面へ降っていきます。
15分ほど降ると俊寛僧都の大きな石碑があり、一休みしました。大文字山も奥が深いなと思いながら15分ほど降ると、ようやく舗装道路にでました。
まだ標高は高く、京都市街を見下ろしています。
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古都を見下ろしながら歩く |
古都の風情を感じながら降る |
後水尾天皇の関係とか |
この辺りも結構御陵が多く、さすが1200年の古都だなと思いながら歩きます。
法然院が近づくと観光人力車もあって、京都の観光地へ来たなと思わせます。
案内にしたがって哲学の道に入ります。 すぐ銀閣寺の入口です。
この辺では、タクシーも客待ちが多く、人力車も多いです。やはり京都ですね。
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銀閣寺入口 17時07分 |
銀閣寺道 ここまで、17時13分 |
まあ一杯 |
バスの一駅、銀閣寺道まで歩いて、今回の行程は終了です。次回はここから比叡山へ登ります。
バスで烏丸今出川に向かい、そこから地下鉄で京都駅に行きました。
前回、バスの時間で断念した駅前のビヤガーデンに今日はいけます。
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屋上から京都駅を見る |
日が暮れてビヤガーデンも賑やかに |
ビュッフェも並んでいる |
駅前のビアガーデンは3500円ですが、ノー残業デーで18時半までに入ると3100円(笑)。
まあ、最高の気分でビールや日本酒・ワインと飲んでいたら時間を忘れました。
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日本酒へ移って |
降りてくると京都タワーもきれい |
泣く泣く新幹線で |
あわてて降りましたが、バス乗り場を京都駅正面と勘違いしていました。三重交通は八条口で、あわてて行きましたが1分遅く、バスは出て行きました。
チケットの払い戻しの権利もなく、泣く泣く新幹線で帰りました。
次回はバスで帰るぞ。