６月２４日(火)

今日は上の図の右上、東埔温泉を出て車で１時間半、国道２１号線で中央の東埔山を経て塔塔加登山口に向かいます。
朝６時半に朝食です。ブッフェ風で美味しい朝食です。



７時半にホテルを出ますが、外国人の玉山登山は入山制限がなされています。１ヶ月前に抽選があって許可が下りている必要があります。
これが入山許可証かのしれません。



途中の道は土砂崩れが激しく、何度も付け替えられているそうです。



現在も大規模な工事中で、朝８時半以降は１時間のうち１０分しか通れないそうです。
我々は８時過ぎに通過しました。



８時５５分に駐車場に着き、トイレを済ませます。



野生のサルが居ました。台湾サルですか。



ここから徒歩１０分ほどの処に検問所があり、パスポートチェックがあります。



ここから２キロほど先の塔塔加登山口までは車で送ってくれます。
９時半に到着しました。ここで準備体操などして出発します。
登山口には無数の蝶が舞っていました。台湾は蝶が有名なんだそうです。
登山口には大勢の登山者が居ました。玉山は人気の山ですからね。



登山路の様子です。



現在の登山口が標高２６１０ｍ、今日の目的地拝雲山荘が３４５０ｍで標高差８４０ｍ、距離が８．５キロです。
夏の低山なら３時間半かなと思いますが、案内では６時間となっています。

９時５０分に出発、標高２７９２ｍの孟禄亭には１０時４０分に到着しました。
ここには近くにトイレもありますが満員でした。



天気は快晴で天気予報とはだいぶ違います。
所で台湾には３０００ｍを越える山が１２０峰以上あるそうで、その中から台湾百名山が作られているそうです。
でも玉山を除いては設備が整っていないため、登頂は困難を極めるそうです。
我々のガイドも半分も登っていないそうです。
台湾では登山ブームはまだのようです。



登山道には５００ｍ毎に道標があり助かります。
登山道は基本的に絶壁を横切って付けられています。写真は登山口から３キロ強付近。
安全な木道が着けられています。１１時半ごろ。



１２時５０分頃、昼食予定の白木林観察台に到着しました。
標高３０４２ｍ、登山口から５．１キロです。
出発から３時間、ここで４０分の昼食休憩です。



１時半ごろ出発、午後はやはりガスってきました。毎日のことだそうです。
玉山周辺は国定公園だそうですが、原生林がよく残っています。巨木も多いです。



標高３１８７ｍ、巨大な１枚岩の下を通ります。２時４０分頃です。



日本のアルプスの場合、森林限界は２０００ｍの後半ですが、台湾では緯度が低いので、３２００ｍを越えてもまだ木があります。
トウヒかシラビソのような木です。いよいよ、水墨画のような世界に入ってきました。



最後の５００ｍほどが急な登りで息が切れますが、午後４時丁度に拝雲山荘に到着しました。
標高は３４００ｍ。出発から６時間１０分、昼食休憩を除いても５時間半掛かっています。
ガイドは本当ですね。



山荘は１年半前に改装され立派になっています。１階が食堂やトイレなど。２階が１０人程度の２段ベッドの部屋が１０以上あるようです。
水は飲んでも大丈夫だそうです。

食事も豪華ではありませんが美味しいです。５時半夕食です。
お酒などは売っていません。部屋では他のグループの迷惑にもなるので、飲めないでしょう。
高山病の心配が無い人は、夕食後テーブルで飲みながら喋っていました。



でも明日はご来光を見るため、１時起床で、簡単な朝食後２時過ぎには出発と言うことで６時半から７時にはレンタルのシュラフに潜り込みました。
でもさすがに眠れませんねえ。

明日に続きます。