6月25日(水)
1時起床、軽い朝食を食べる。昨夜は100人以上この山荘に泊まっていただろうか。
ほぼ満員だったように思う。でも富士山に比べれば格段に少ないし、従業員のサービスも格段に良い。
日本の富士山の山小屋のサービスの悪さはなんとかならないものでしょうか?
いくら独占企業とはいえ、世界遺産に恥ずかしいでしょう。
2時半には出発。夜中は星が見えていたり雨が降っていたり、複雑な天気。
梅雨前線はすでに九州地方へ北上しているので、そんなに雨が降るはずは無いが出発前に雨が降っていたので雨具を着て出発する。
出発からすぐ急登で歩みはのろい。大勢の人がほぼ同時に出発するので、歩くスピードは全体の流れに合わさざるを得ない。
山荘から頂上までは、標高差550m、距離2.4キロです。急坂や鎖場が待ち受けています。
山荘から0.7キロ地点が3時12分、40分掛かっています。
暗闇の中、ヘッドランプ頼みで登って行きます。
今日のご来光は4時50分頃だそうで、2時間で550mを登ればよいわけです。
行は暗闇で写真も撮れなかったので帰りの写真で説明します。
登るにつれ勾配がきつくなり、鎖場が続くので、ガイドはストックを置くよう要求します。
さらに登って頂上直下は、頂上まで鎖場の連続になります。
それもなんとか越えて、ご来光寸前の4時50分にようやく山頂に到着しました。
3952m、360度の展望です。
でも、ご来光は雲の中で少し遅れていました。
でも、昨日とは打って変わった晴天で、玉山のご来光を拝めたのは幸運でした。
ご来光を堪能して、記念写真を撮ります。日本からは九州のグループが11人で来ていました。他は皆、中国または台湾の人です。白人は居なかったような。
6時頃下山に入りました。頂上直下です。
玉山の左右には北峰、南峰、東峰など稜線が続いています。
下ってくると石楠花がもう少しで咲きそうでした。
7時過ぎに帰って、すぐに2回目の朝食ラーメンが出ました。
こういう配慮は嬉しいですね。
7時45分には山荘を後にしました。今朝も快晴です。雨の降らない午前中に下山するのが目標です。
でも、この快晴ですから雨は心配ないでしょう。
1枚岩に8時30分。登り1時間20分が下りは45分です。
昨日は見えなかった尾根が見えています。これらの峯々も3500mほどあるんです。
昨日の昼食場所に9時半に到着。今日はリスが餌をねだりにきました。慣れてますねえ。
そのうち小鳥もやってきて、餌の取り合いになりました。野生の世界も厳しいですね(笑)。
9時45分、まさかの雨が降ってきました。まだ早すぎますよね。
まあ、頂上でご来光を拝んだので、多少の雨は気になりません。
のんびり歩いて12時5分に登山口に到着しました。ほぼ予定通りです。
今回のメンバーです。右二人はガイドです。
車で駐車場まで来るとスイカとカップラーメンが待っていました。現地旅行社の配慮ですね。スイカは美味しいです。
1時頃、駐車場を出発。今度は国道18号線で阿里山を経由して嘉義に向かいました。
嘉義の中心部には4時頃到着しました。
ここのホテルで日月潭観光組の4人と合流します。
シャワーを浴び、着替えて、荷物をまとめた後、嘉義の街の見物に出てみました。
嘉義市の人口は27万人程度で、台湾では6番目の街だそうです。
結構繁華街もあります。阿里山観光や玉山登山の拠点ということもあるのでしょう。
写真は道教のお寺で、天帝つまり帝釈天を祀っています。
夕食は10人が揃って賑やかになりました。中華料理は少人数では楽しみが少ないですね。
食後、夜店など見に行った人もありますが、1時起床だった今日は早く寝ました。
明日の阿里山観光へ。