東海道 舞阪宿〜見附宿

東海道のバイパスである姫街道を、御油宿〜見附宿まで歩いているので、東海道も見附宿まで歩かないとと思って出かけてきました。

2013年11月30日(土)

スタートは浜名湖を渡った所にある舞阪宿です。JR東海道線の舞阪駅に9時頃到着しました。メンバーは単独です。
ネットに接続しないタブレットで、山旅ロガーを使ってどの程度現在地や軌跡を辿れるか、実験も兼ねてきたのですが、地図の表示がうまくいきませんでした。軌跡はGPS機能で出るのですが、地図がないとなんともなりませんね。地図のダウンロードに問題があるようです。

ということで、もたもたして、出発は9時20分頃、まず浜松を目指します。

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舞阪駅は舞阪宿を通り過ぎた所にあり、この先はしばらく見所も無いようです。

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街道筋は特に面影も無い車道ですが、所々に神社やお寺があります。
20分ぐらいで観音堂跡にきました。説明によると11世紀頃の観音様で東海道を旅する旅人の信仰を集めたとか。

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写真右端の小さな建物はあちこちに有って、何だろうと思っていましたが、秋葉山の常夜灯のようでした。
このあたり秋葉山へ向かう秋葉街道が近いのでしょうね。

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歩き始めて丁度1時間ほどで、右から国道257号線が合流して、以後257号線沿いを歩きます。
合流点には旧東海道を示す道標があり、以後も要所要所で見られました。

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合流点から20分ほど歩くと堀江領境界石と言う杭がありましたが、石はどれかわかりませんでした。

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それから、この付近に結構熊野神社というのがあります。領界石の手前にもあったし、隣にもあります。
熊野神社も全国3000社と言われますが、こんなに近くにあるのも珍しい。写真は高札場と熊野神社です。

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まもなく浜松の市街地に入ります。

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歩き始めて2時間弱、11時15分に県道317号線の合流地点に来ました。ここには二つ堂というお堂が道の両側に、一里塚のように建っています。

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隣には街道でおなじみの馬頭観音が祀られています。二つ堂の小さな覗き窓から中をのぞきました。阿弥陀如来さんがおられるようでした。

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左折してすぐの一里塚跡は、立て札だけでした。浜松宿はビルが林立して、この後出てくる本陣跡などもすべて看板だけです。
街道の名残は何も残っていないようです。

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まあ現在の街道を歩きましょう。

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新幹線の下を潜り、11時半ごろ東海道線にぶつかり、一寸千沿いに右折します。すぐ東海道線を潜るのが街道ですが、案内は何もありません。
予め調べているから辿れるのですが、もう少し親切に案内してくれると助かるのですが。

ともかく街道に沿って歩くと、堀留のポッポ道というのがありました。はるか向こうですが小さな蒸気機関車も飾ってありました。
昔、ポッポが走ったのかもしれませんね。

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浜松のランドマーク、アクトシティーも目の前です。1000年後の街道地図には載っているかもしれませんね(笑)。

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本陣跡もいくつか表示されていますが、こんな案内だけです。

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謂れなどは知りませんが左手に五社神社があり、一寸良さそうな神社でしたが通り過ぎました。

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国道152号線はここで直角に右折します。その近くにも東海道を示す道標が作られていました。
古い時代のものでなくても、なにかほっとする道標です。ここで街道は右折します。

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そろそろ12時で空腹ですし、浜松の鰻というのがしきりに頭をよぎります。
でも美味しい鰻丼だと2000円はするなと算盤をはじきます。牛丼だったら500円だなということで、庶民の味方を選びます(笑)。

浜松駅前を通り、馬込川を渡った辺りに、掛塚街道という案内がありました。説明によると、明治の中頃まで、天竜川上流から運ばれてくる材木や鉱石・木炭などを浜松市街へ運び込む重要な街道だったそうです。12時17分。

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しばらくして国道は左に分かれます。そのまま直進する県道312号線が旧東海道です。12時40分頃です。
その交差点にやはり道標がありました。

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交差点から1キロほどで吉野家があるのを知っていました。最近「すき家」ばかりなので、今日は吉野家にしました(笑)。

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天竜川へ。