2013年11月30日(土)

午後からは天竜川を越え、見附宿のあるJR磐田駅を目指します。

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25分ほど昼食に費やして、13時20分頃吉野家を出ました。

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吉野家から15分ほど歩くと天竜川駅入口の交差点です。六所神社があり、街道の案内板があります。付近の名所や詳しい地図があるので参考になります。東海道の松並木が残る中、15分ほど歩くと国道1号線の下を潜ります。

その先に県道312号線から街道が右に分かれる分岐点があります。

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右に入るとすぐ一里塚跡ですが、看板だけです。

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そのすぐ横の細い道が姫街道との合流点のはずですが、説明があったのか覚えていません。
少し行くと左手に金原明善の生家があります。知りませんでしたが、暴れ天竜の治水に生涯を捧げた偉人だそうです。
晩年には堤防の補強や川筋の整備だけでは限界があることに気付き、上流の山の植林に力を注いだそうです。

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今日は時間的にも余裕がありそうなので、明善の生家でビデオを見たり、ゆっくり見学もして20分ほど費やし、14時22分に街道に復帰しました。
東海道の説明板が何枚かあるのを見ながら天竜川の堤防に突き当たります。

旧街道は堤防に登り、上流の池田の渡しへ向かったようです。
明治元年、天皇が東下りされたとき、初めて船を並べてその上に板を敷いた木橋・船橋が作られたそうです。
上の図で渡し場跡と書いたのは誤りで、木橋跡が正解です。

またここ中野町は京都と江戸の丁度中間地点だそうです。

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現在はここを左折して天竜川橋を渡りますが、この橋には歩道が無く危険なので、最近作られた新天竜川橋を渡ります。
写真左が新天竜川橋で、広々とした人と自転車が渡れる道があります。

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天竜川を渡ると磐田市で、見附宿まで6キロほどです。京都から降ってきた旅人は、ここで初めて富士山を見つけるので見附宿だとか。
天竜川を渡っていると遠くに富士山の白い峰が見え、すっかり良い気分になりました。

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上の図で池田の渡しを渡ってきた旅人は、姫街道の場合はそのまま見附宿へ向かえばよく自然の流れですね。でも東海道は一旦川沿いに南下して、昔は無かった磐田駅の付近を通って再度北上して見附宿へ向かう。一寸不自然な道ですね。

まあ今は新天竜川橋を渡ると県道343号線の上を越えてしまうので、262号線に入ります。

262号線から分かれて街道は磐田駅に向かいます。途中左手に若宮神社があり一寸寄りました。

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街道に戻るとまた道標があり、ここが旧東海道だと確認できます。15時20分頃です。

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県道から分かれてきた車道と合流して、しばらく歩くと秋葉山常夜灯があり、又少し歩くと一里塚跡があります。
15時37分でした。そろそろ夕闇もせまってきます。

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近じか姫街道の残りを歩こうと思っているので、こんな道標もよく解かります。一言坂というのは姫街道にあります。

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磐田駅から1キロほど北上して姫街道との合流点まで歩いておくことにしました。
途中に遠江国分寺跡があります。

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向かい側に府八幡宮という立派な神社がありました。街道はやはり、こういった神社仏閣をお参りするように作られたのでしょうか。

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見附宿の入口である木戸跡を通ります。

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姫街道との合流点到着は16時22分でした。

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引き返して岩田駅へ帰ってくると16時50分でした。

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今日は26〜27キロでした。お疲れ様。

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見附宿と袋井宿へ