四国遍路2回目第3日 34番種間寺〜36番青龍寺
2015年5月15日
今日は33番雪蹊寺の門前から出発し、34番種間寺そして天下の清流仁淀川を渡って土佐市に入る。
35番清瀧寺を打ち戻って、36番の青龍寺まで。ざっと30キロの道のりです。
高知屋さんの朝食。私はちりめんじゃこが好きなので、大満足の朝食でした。ただ、中央の白いものが正体が解らず、ゆし豆腐みたいなものかなと二口三口食べました。はっと思ったのですが山芋でした。私は山芋アレルギーなんです。
子どもの頃から山芋は好きで、成人してからも酒の肴にもとろろ飯も大好きでよく食べていました。ところが40台に入った頃急にアレルギーになり、食べるとジンマシンが出たり、下痢や嘔吐します。急いで食べるのは中止しましたが、若干食べてしまいました。
朝食は6時にお願いして、6時半には出発しました。種間寺までは6.3キロ、8時頃には着くでしょう。野中兼山の長浜川の切り抜きの説明など見ながら進んでいきます。案内は親切で、自動車と両方を案内しています。
予定どおり7時50分に到着しました。8時15分に寺を出ると、民宿や旅館の広告看板が一杯ありました。結果的にこの広告の宿舎に今回2軒お世話になりました。朝のうち、少しむかついていた胃も、食べた量が少なかったので収まってきました。
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どちらの道も風情があります |
これもなかなかの風情の橋 8:53 |
次の35番清瀧寺までは9.8キロです。最初は変哲もない道でしたが、30分も歩くと一寸街道の面影ある道になりました。
三穴の写真の橋を渡ってすぐ、自販機の前に女性が立っていました。我々が近づくと「お接待しますから、好きなものを言ってください」と言われました。
有難く、ユズレモンを頂きました。
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仁淀川大橋 |
仁淀川が高知市と土佐市の境 9:13 |
清流 仁淀川の眺め |
仁淀川で土佐市に入りました。四万十川より清流と言われ、最近人気が高まっていますね。
渡って堤防に沿って北上すると、おじさんが近寄ってきました。
我々と一緒に歩きながらOさんに話しかけ、熱心にいろいろ話しています。
そっと聞き耳を立てると、法華経の話でした。お遍路さんを捕まえて、空海の真言宗より法華経の優位性を説いている人のようです。
10分ほどOさんはお説教を聞かされたようです(笑)。
堤防の上から、はるかかなたの山の中腹に青龍寺が見えました。
どのお寺も高い所が好きですねえ。
道は国道56号線のバイパスに入ってきました。レストランやコンビニが数軒あります。昨夜、高知屋の大女将がこの辺で昼食が食べられると言っていたなと思いだしました。
ところで、青龍寺は、この付近から往復6キロほどの打戻で標高100mほどの中腹に行くことになります。ところがこの付近のタクシー屋さんで荷物を預かってくれると言う情報を昨日ちらっと聞きました。今朝も種間寺で出会った、いつも抜きつ抜かれつするお遍路さんが、遍路道を歩いていけば看板があるから解ると言っていました。
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56号線バイパス 9:33 |
9:53 |
近づくとますます高く見える |
案内に従いバイパスから右折すると、すぐ写真の案内がありました。事務所に伺うと、すぐ承知していただきました。少し休憩もして、納経に必要なものと飲み物だけ持って出発しました。2回目なので荷物は1回目に比べると軽くなっていますが、それでも肩に食い込みます。まして登りでは大助かりです。
休憩所から、しばらく田圃道を進み、高速道路の下を潜って登山口にでます。そこから約15分の登りです。荷物が軽いのは助かります。
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本堂付近に到着 10:31 |
下りは絶景 |
すき家の牛丼 11:37 |
お参りを済ませて帰り道は車道を下りました。ぶつぶつ言っていた登り道も、帰りは景色も良く楽ちんです。
休憩所に帰り、荷物を受け取り、さきほどバイパスで通った牛丼のすき家で昼食にしました。牛丼は旅人の強い味方です。早く、安く、美味い。
午後は36番青龍寺まで13キロです。