四国遍路2回目 10日目 40番観自在寺
2015年5月22日
今日は右下宿毛から松尾峠を越え愛媛県に入ります。そして40番観自在寺を参詣します。
ただ明日のこと、つまり宇和島からバスに乗る、を考えると、もう少し歩いて柏までは歩いておきたい。
それで柏の民宿や旅館に度々電話したが、一軒は都合で休む、他の二軒は留守電ばかりで通じない。ということで手前のよしもと民宿さんに予約してあります。
そこへ荷物を下ろして柏まで歩き、バスで引き返してくるよていです。距離は32キロかな。
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宿毛の街道 6:25 |
老舗の醤油屋さん |
宿毛一里塚跡 |
昨晩ローソンで買った朝食を食べて、今朝は6時25分に出発です。この点素泊まりは時間が自由で良いですね。
宿毛も歴史ある街ですね。歴史ありそうな醤油屋さんや一里塚跡などがあります。我家は何故か四万十市の醤油を使っていますが、宿毛にも二軒醤油屋さんがあるようです。
実は私、この先の大月町の柏島へダイビングに来るので、時々宿毛は通ります。今回も大月町経由の遍路道も考えましたが、遠回りなのと真稔遍路道に誘われて三原村経由にしました。
さて宿毛貝塚を過ぎると急な上り坂になり、すぐ宿毛湾が見えてきます。
今回松尾峠が標高300mなので、ここでこんなに登れば、最後の登りは少しで済むなと思っていたら、道は水平になり、今度は下り始めました。
貝塚から25分で集落に降りてきました。錦の集落でしょう。すぐまた山道に入ります。
少しアップダウンを繰り返し、また里に下りてしまいました、最初登った貯金は使ってしまいました。
小深浦から一寸地道に入り大深浦へ入ったのかなと思いますが、定かではありません。20分ほど里歩きをすると、ようやく松尾峠への登り口らしき場所にでました。
標高は50mも無いでしょう、一からの登り直しです。
急坂を20分ほど登ると、ちらっと宿毛湾が見えました。一瞬のことです。階段や石畳もありますが、きつい登りが続きます。
登り始めて45分、ようやく松尾峠です。松尾峠は伊予の国と土佐の国を結ぶ重要な街道で、往時は1日200人、多い日は300人の通行があったそうです。
昭和4年、宿毛トンネルが開通し、通行者が減少したと説明がありました。また純友城址からは宿毛湾が一望でき絶景だそうですが遠慮しました。
10分ほど休憩して出発しました。下りはなだらかな良い道です。25分ほどで里に降りてきました。愛媛県愛南町(旧一本松町)に入っています。
松尾峠が県境ですね。この辺りに宇和島藩の関所が有ったそうです。
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立派なトイレ 9:34 |
松尾大師 9:50 |
一本松 |
小山地区の広い道になり、小さな峠越えの手前に立派なトイレがあり、峠を越えて下ると松尾大師のお堂がありました。松尾峠から1時間強です。
5分で一本松の交差点で、大盛屋旅館の看板も見えます。
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国道を横断 9:59 |
旧道を行く 県道299号線 |
遍路道が右へ 10:33 |
直進して国道56号線を横断し、ローソンを越えたのが10時頃です。淡々と旧道を歩きますが一寸疲れもたまります。適当な休憩所がありません。
木陰で一休みしながら30分も歩くと、遍路道が少しあったりします。
15分ほどほっとするような遍路道を歩いてまた県道に出ると、7〜8分で立派な休憩所がありました。神社の傍でトイレも完備しています。
ここで昼食としました。
後半へ