2015年11月21日 1番霊山寺 リンクを結ぶお礼参り

今日はこれから1番の霊山寺まで歩いてお礼参りします。お礼参りは必ずしも全員がするわけではなく、しない人も居ます。
また、するにしても、歩きでなく交通機関を使うなどいろいろのようです。

また、1番へお礼参りの後、徳島そして高野山まで歩く人も居るようです。
我々は、一番から歩き始めた遍路を1番に帰ることによって歩きの輪が繋がって完結するという考えに従うことにしました。

その後の高野山へは交通機関を使うつもりです。

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さてそのお礼参りの道筋ですが、多いのは大窪寺から10番の切幡寺へ向かい、そこから行きに辿った遍路道を逆に歩いて1番の霊山寺を目指す40キロの道です。
この場合、長尾寺から歩く場合、長尾寺から大窪寺が15キロ、そして大窪寺から切幡寺が18キロで33キロ。翌日が22キロです。秋も深まり日暮れも早いので、33キロは一寸長いので敬遠しました。

もう一方は赤線で、大窪寺から海沿いの引田へ出て、大坂峠で3番の金泉寺に出て1番を目指すルートです。この場合大窪寺から白鳥温泉が10キロで、この日は25キロ。翌日は30キロと長いがなんとかなるということで、このルートを選んだのでした。それと引田は亡きおふくろの出身地ということで、65年位前に何度か訪れたこともあると言うのも大きな理由でした。

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6時05分 国道に出た 6時43分 SL 7時04分

白鳥温泉は公営施設で朝は7時半しか食事がでない。お握りを前日貰って6時過ぎには出発した。40分ほど歩くと国道377号線に出る。再度旧道に入ると小学校があり、近くにSLが展示されていた。

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西山付近 7時19分 原始的な神社 7時24分 振り返って四国の山々 7時34分

西山で県道40号線に入る。素朴な神社が道沿いにあった。振り返ると四国の山々が懐かしい。

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四国の道 8時15分 高松自動車道 8時41分 JR引田駅 9時05分

白鳥温泉から2時間、県道を時々四国の道の案内に従って外れながら歩く。前方に高松自動車道が見えてくる。あれを潜れば引田駅は近い。
70年近く前に訪れた記憶は全くないが、3時間で引田駅に着いた。一寸懐かしい気分。弁当を買いたいが適当な店は無い。

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小島が見える 9時31分 線路沿いに四国の道 10時11分 登り口 10時14分

次の讃岐相生まで国道を歩いて、そこから線路を渡って大坂峠に向かうつもりだったが、陸橋があり、つい渡ってしまった。引田駅から1時間一寸で大坂峠への登山道に入った。高速道路の4車線化工事をしている。

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大坂峠へ 10時26分 快適な道 10時32分

登山口から10分で一旦車道にでる。霊山寺へは金泉寺経由でなく卯辰越というルートがあることは、1時間ほど前に話した地元のおじさんも言っていた。
ただ、このルートは霊山寺まで食堂が無さそうなので、やはり金泉寺ルートですね。

この大坂峠道は明治8年に改修されたそうで、険しい山道から荷駄も通れる緩やかな傾斜の道になっています。実に快適な登りです。

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播磨灘かN 10時38分 展望台付近 10時54分 県境 10時57分

瀬戸内の播磨灘と思われる海も時々見ながら、1時間40分ほどで県境に着きました。ここからは徳島県ですね。
そこから20分で三叉路に着き、標高も380mで大坂峠に着いたかなと思いました。でも三叉路を右か左か解りません。

道標には左大阪番所跡1.5キロ、右大坂峠休憩所0.2キロとあります。迷っていると地元の登山者が来て、左と教えてくれました。女性がお菓子のお接待もしてくれました。25分下ると、卯辰越との分岐に出ました。金泉寺まで6.5キロ、直接霊山寺は10.8キロです。

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大坂峠 11時16分

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卯辰越分岐 11時41分

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そこから20分、丁度12時に大坂番所跡に着きました。説明では、江戸時代阿波の国には50ヶ所もの番所が有ったそうで、讃岐街道に作られたこの番所は明治2年まで有ったそうです。

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阿波大宮駅 12時14分 県道1号線に合流 12時22分 あせび温泉 12時36分

番所跡からは人里になりますが食堂はありません。阿波大宮駅を経て県道1号線合流が12時22分。金泉寺付近まで昼食はお預けかと思っていたらあせび温泉と言う銭湯がありました。見ると中華そばと書いてあります。久しぶりのラーメンは美味しかった。

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久しぶりのラーメン 13時03分 3番金泉寺 13時40分 2番極楽寺 14時17分

ラーメン屋さんから35分で金泉寺でした。でもその時の記憶はあまりありません。極楽寺も遍路道もあいまいになっています。

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霊山寺前の売店 14時37分 1番霊山寺 居酒屋で一杯

1番霊山寺はさすがに記憶に残っていました。お礼参りを済ませて、板東駅への道もしっかり頭に残っていました。
この日は徳島のビジネスホテルに一泊して、居酒屋で一杯やりました。

でも明日は高野山に行くため、7時20分のバスで徳島港に行く必要があります。今日も控えめに打ち上げです(笑)。

費用

昼食     550円
納経費    320円
宿泊費   3800円
夕食費   4000円
翌朝食    450円
計      9120円

2015年11月22日 高野山奥ノ院へ 無事結願の報告に

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阿波踊り会館遠望 和歌山港 高野山の精進料理

6時半にホテルを出ると、阿波踊り会館が遠くに見えました。2月に来たとき、あの前の道を井戸寺から歩いて来たんだと思いだしました。
8時のフェリーで和歌山港着が10時過ぎ、何回電車で高野山到着は13時40分頃でした。

この日3連休の中日で高野山は満員の人出です。宿坊はすべて満室。食堂も長蛇の列ができていました。

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奥ノ院入口付近 ここより先撮影禁止 昼食 ちゃんぽん

昼食は諦めて、まず奥ノ院へ直行して、無事結願の報告をすることにしました。
私は高野山は何度も来ています。丁石道は三度登っているし、その外輪山一周や熊野古道小辺路、また大峰口から洞川温泉など6〜7回は来ている勘定です。

御朱印を頂いて、ようやく少し並ぶのが少なくなった食堂で昼食をとりました。根本大塔とも思いましたがバスも一杯で身動きできないので、今日の宿九度山へ下ることにしました。

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九度山は真田幸村一色 しし鍋で打ち上げ お初天神

九度山は来年の大河ドラマが真田幸村とかで、駅舎も雪村一色です。
ここで通常の夕食の他に猪鍋をおやじさんに頼んで別注し、ようやくゆっくりと打ち上げを行いました(笑)。

翌日はどういう訳か、曽根崎心中で有名なお初天神にお参りして帰りました。

費用

朝食      370円
フェリー他  2110円
納経費     320円
昼食      800円
南海      500円
宿泊費   13400円
計      17600円

23日費用

南海    1400円
バス    2550円
昼食     700円
近鉄     350円
計      5000円

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