東海道 興津〜由比〜蒲原〜吉原
2016年4月4日
天気予報どおり朝から雨だった。
それでいつもなら7時頃には宿を出るが、今日は雨の小やみを待って8時頃宿を出た。
それで興津駅到着は8時20分頃で、出発は8時22分です。右上の写真は興津駅前の案内看板です。
今日の天気予報は9時頃まで強雨なので、街道一の絶景と言われる薩タ峠を10時頃にしようかなと思っていた。
昨日見た興津駅付近の看板に、薩タ峠まで112分と出ていたなあと。
国道に出ると左折、すぐ宗像神社の入り口があります。
福岡県にある宗像大社の海上航海の神様を祀っていると思いますが、女体の森とは何でしょうか?
調べると宗像三女神というのがあるそうですね。詳しくは知りません。
宗像大社は沖ノ島の数多くの国宝と共に世界遺産に申請されているとか。
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8:43 興津川 |
薩タ峠への案内 |
興津川 川越遺跡 |
興津駅から20分、興津川を渡ると薩?峠への案内がありました。私の資料では中道が書かれていて、そのつもりで居ました。でも説明を見ているうちに気が変わって上道を歩くことにしました。雨はまだ降っていますが、大した雨ではありません。上道に入るとすぐ川越遺跡の案内がありました。興津川の渡し賃は水笠に寄って12文〜42文まで5段階に分かれたそうです。当時はそば一杯が16文だったそうです。
また冬場は仮橋が架けられ無料で渡れたそうです。その間人足の生活はどうしたのでしょう。
道端に小さな石仏が有り顔は見えないのですが、牛頭観世音菩薩とありました。馬頭観音が普通ですが、牛頭観音も有ったのですね。
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牛頭観世音は珍しい |
8:55 上道はここで右へ |
9:06 左折、中道と合流か |
橋から7〜8分ほどで右に入って、一寸趣のある道を10分ほど歩くと登り口にでてきました。中道も合流するようです。
登り口からは地道ですが、登りはほんの5〜6分です。
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9:10 薩タ峠登り口 |
9:16 5〜6分で海が見える |
富士山は見えない |
すぐ海が見えてきて、眼下に東名高速が見える写真でお馴染みの風景です。富士山が見えないのが残念ですが、雨も弱く、まずまずの展望です。
新東名は左の山の向こうを走っているのですね。5分で東屋があり、更に5分で展望台みたいになっています。
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更に5〜6分で東屋 |
9:23 東屋の説明 |
3分でここが峠か |
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9:27 ポスターと同じだが富士山が無い |
9:31 一寸登ると地道は終了 |
ここからは車道になる |
ここが峠なのかな?さらに5分歩くと広場があり、ベンチとトイレがありました。遊歩道はここまでで、ここからは軽自動車が走れるような道になります。
駿河湾を右に見ながら20分ほど緩やかに下ると、昔は間の宿だった倉沢に降りてきました。なかなか趣のある街並みです。
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9:53 倉沢へ下りて来た |
倉沢は間ノ宿だった 本陣も有った |
10:11 レトロな時計台 |
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10:22 由比駅 |
10:40 由比は桜えびの街 |
由比宿は江戸から16番目の小規模な宿場 |
倉沢の街を30分ほど歩くとJR由比駅です。雨も上がってきたので、ここで雨具を脱ぎ、傘だけにしました。しばし休憩。
由比は桜えびの街だそうで、駅前は桜えび通りとなっています。販売店が多いのですが食堂は少ないようです。
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11:03 由比宿本陣公園 |
馬の水飲み場 |
正雪紺屋 |
駅から25分ほどで由比宿本陣公園に着きました。東海道広重美術館も併設されています。ここの公園でお握りを食べようと思っていたのですが本日休館日で入れませんでした。正雪紺屋は由井正雪の生家と言われる染物屋さんです。
七里役場というのを初めて知りました。紀州家が毎月定期的に又は緊急時も江戸から和歌山に飛脚を送っていて、その中継ぎ所のようです。
蒲原駅でお握りを食べました。 蒲原宿は蒲原駅ではなく20分ほど歩いた辺りから新蒲原駅にかけて有ったようですね。案内があり左折しました。
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紀州家の七里役場 |
11:30〜45 蒲原駅 |
12:10 蒲原宿案内 |
蒲原の暮雪だったか浮世絵の景色は頭に入っていました。でもどこにも無いなと思っていたら、商店のシャッターに描かれていました(笑)。
新蒲原の駅までの短い間ですが、旅館や本陣などいろいろな建物が残っているようです。
新蒲原の駅から5分ほどで送水管があり、蒲原宿の案内があります。
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イルカすまし? |
12:27 送水管 |
蒲原宿一里塚跡 江戸から38番目 |
その手前に商店があり「イルカすまし」と書いてありました。調べるとイルカの背びれとか尾びれの部分らしく、郷土料理だそうです。
鯨の脂身の「おばゆき」というのがありますが、それに似ているとか。
一里塚跡を過ぎて、県道が見えてくる辺りを左折していくのが街道のようです。
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12:32 ここを左折して坂を登る |
12:40 東名高速を渡る |
左折して10分ほど坂を登ると東名高速があります。これを渡って右折していきます。
後半の富士市へ