元伊勢巡り

元伊勢000伊勢神宮は現在伊勢市宇治に内宮、山田に外宮がある。

ただ内宮、外宮共に当初からここに有った訳ではなく、幾つかの候補地に何か月とか何年とか滞在し、最終的に現在の地に鎮まっています。

何故、奈良県の桜井を出て最終的に伊勢の地に向かわなければならなかったのかは不明だそうです。

全国に疫病や不作などがあり、天照大神を祀る地が間違っているのではないかと考え、各地を巡ったと聞いたこともあります。

で、元伊勢ですが、内宮の元伊勢と外宮の元伊勢があるようです。
内宮の元伊勢も、豊鍬入姫命が6箇所回り、倭姫命が引き継いで20箇所廻ったともl聞きます。

元伊勢889

今回は、上のの写真の本に示された16カ所を巡ろうとしています。

ただ、その16箇所も候補地がそれぞれあるようで、ここだったと確定はしていないようです。


元伊勢001なにせ、神代の昔のことですから仕方ないでしょう。

その16カ所を地図で示すと左上図の赤丸のようです。

左下の奈良県桜井市の大神神社の摂社である檜原神社が出発地で
大宇陀の阿紀神社、山辺の篠畑神社と滞在しながら進んでいきます。

その後、名張、柘植、信楽、米原、瑞穂と進み、尾張一宮、桑名、菰野と引き返していきます。

鈴鹿、津、松阪を経て伊勢市の磯神社が最終の元伊勢とされています。

そして現在の宇治の内宮に鎮まられたということです。

豊鍬入姫命の6箇所は丹後半島に及びますし、外宮の元伊勢も丹後半島にあるようですが、よく調べていません。

元伊勢791

2017年1月5日

大阪のOさんと10時に桜井駅で待ち合わせて、自家用車で廻った軌跡が上図です。カーナビを駆使して廻るのですが、事前調べをかなりしないと、目的地の設定がなかなかできません。

元伊勢002奈良県桜井市、大神神社の摂社である檜原神社です(笠縫邑)

桜井駅の北、纏向遺跡遺跡で有名な巻向駅の東側にあります。

一寸細いですが車で入れます。
駐車場もあります。

上の写真で鳥居の奥に見える山は二上山です。
天武天皇の皇子である大津皇子の墓があります。

第10代崇神天皇の時代までは、天照大神は宮中に祀られていました。

同天皇が皇女豊鍬入姫命に祀りの地を託され、初めて宮中を離れて祀られたのがこの地だそうです。

この豊鍬入姫命が初代斎王で、この後5か所を廻ったことになります。

写真左が檜原神社正面入り口

写真右は本殿ですが、今回廻った神社で数少ない神主さんが居られた神社でした。

大和盆地が一望できる景勝の地です。
桜井駅から20分位。


元伊勢786 元伊勢790

元伊勢003
大宇陀 阿紀神社
(宇陀阿喜宮 4年間滞在)


名阪国道の針テラスから吉野へ向かう道筋にあるので、何十回も通った道です。

万葉公園もありますが阿騎野という地名で有名です。
でもこれまで阿紀神社は訪れていません。

166号線からすぐですが細い道になります。
桜井市の道路工事の車が道を塞いで入れず、どいてもらいました。

桜井駅から25分ぐらいでした。

神武天皇は熊野の難所を越え、ここ阿騎野の地に先祖を祀り、国中へ押し出したとある。

神殿は伊勢神宮と同じ神明造り。

写真下右はお正月なので飾られていたか。

常駐の神主さんは居ない模様。






元伊勢795 元伊勢799

元伊勢004
榛原山辺 篠畑神社
(佐々波多宮 3か月滞在)


榛原から国道165号線で名張方面に向かうとすぐ左手に有る。

近くの国道沿いに葛神社の看板があり、神社の説明板にも倭姫云々の文字があり、当初間違えてそこにお参りしていた。

でもなんとなくおかしいのでよく付近を見ると篠畑神社0.4kの案内があった。

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額井岳登山でこの辺りを訪れると山部赤人の墓などがあったりする。葛神社から少し名張方面に走って、左側少し山の中腹にある。

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名張 蛭子神社へ