飯田街道 根羽〜平谷〜波合〜駒場
2011年12月17日
今日は昨日の根羽村役場前から阿智村の駒場まで40キロ近く歩く必要があります。
冬至も近く、4時半には日も暮れそうで今日中には難しいように思われます。
途中、バスに乗って駒場へ向かうと、明日良い時間に引き返すバスが無いので、飯田まで歩くのは難しそうです。
幸い?根羽へ向かうバスが朝6時52分と早いので、7時過ぎからは歩けそうです。
宿の若奥さんに無理を言って、6時20分の朝食をお願いしました。
快く出して頂いた朝食は朝から湯豆腐つきの豪華版でした。
左の写真は青柳亭さんの外観です。
昨日のどんぐりバスがこの時間は上郷停まりでなく根羽村まで行きます。
県境を越えて走らすのは無駄かも知れませんが我々は助かります。
200円しか払わないので文句は言えませんが。そう言えば、昨日、根羽〜上郷のタクシー代は3000円だった。
過疎のタクシーで仕方ないけど5キロ3000円では乗る人も少ないだろうな。
7時16分に根羽村役場前到着、身支度やトイレを済ませて、出発は7時25分でした。
まずは朝から国道歩きです。気温はあきらかにマイナスのようです。寒風を突いて、国道を出たり入ったりです。
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まずは国道歩き |
色々石仏はある |
旧道へ入ったりする |
30分一寸の中野の集落で右に旧道が降って行きます。気持ちよく歩いていると道が消えてしまいました。
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向こうから国道へ出てきて |
また旧道に入る 中野あたりです |
道に迷って高台から国道を見る |
うろうろ15分ほどロスしましたが、結局、国道のすぐ下の車道へ登りました。横旗の集落です。そこに電話したが廃業しまいたと言われた信玄民宿さんがありました。8時半です。
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旧信玄民宿さん 8時半です。 |
神社の前を通って |
国道へ出る |
神社の前を通って取手で国道に合流しました。国道のサインがマイナス4度を知らしていました。8時55分です。
国道を45分歩いて9時40分頃、ネバーランドに到着しました。ピーターパンのネバーランドと根羽(ねば)村を掛け合わせたのでしょう、道の駅のような施設です。民宿も併設しているようでした。15分ほど休憩しました。
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マイナス4度だし |
ネバーランド |
平谷高原スキー場の前付近 |
赤坂峠を過ぎると平谷高原スキー場です。ネバーランドから20分ほどで平谷宿の集落に入ってきました。それは良いのですが、日陰の道は凍っていて、つるつる滑って恐々しか歩けません。
根羽宿は宿場らしいものが何も見当たらなかったのですが、平谷は少し残っているようです。壁画の描かれた道路の壁を見ながら入川を渡り、小さな坂を超えると平谷村の役場とひまわりの湯でした。昨日、五平餅のご主人が、ここに泊ると良いよと言っていました。10時35分に通過しました。
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古い旅館もあり、宿場町の雰囲気 |
中馬街道の壁画 |
ひまわりの湯 |
国道を渡ってまた集落に入ります。この辺は標高も950m近いので日陰の雪はなかなか溶けません。
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平松辺りの集落 |
平谷の大滝の案内で国道を潜る |
面白いつらら |
起畑から冶部坂峠へは左の図のように国道を離れて旧道を登ります。
30分ほど歩いて、うつぼ集落の外れに滝之澤城郭跡の看板がありました。
武田軍と織田軍が戦った跡らしい。
赤児石とか木地師の墓などもありました。
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信玄が作ったか 11時5分頃です |
木地師墓石群 |
山道に入り40分ほど登って、蛇峠山が近づく頃、ようやく国道153号線に出ました。もう冶部坂峠も近いはずです。広い路肩で小休止です。
10分ほど歩くと冶部坂峠への登り口がありました。国道はトンネルではなく雪除けのシェルッターになっていました。
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冶部坂峠への登り口 |
国道の標識 |
峠には案内は無かった 12時13分 |
12時13分に冶部坂峠と思われるあたりを通過しますが、特に峠の標識はありません。
冶部坂峠は12時と予想していたのですが、信玄民宿の辺りで道に迷った分だけ遅れたようです。
峠を下り始めると前方に白い峰が見えてきました。南アルプスの白峰三山辺りでしょうか。
スキー場近くの食堂に入りました。12時25分です。菊芋麺を使ったB級グルメがあるというので注文しました。
豚骨スープの付け麺でした。
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国道に降りてきた |
豚骨スープの付け麺 |
Iさんの食べたビーフシチューも美味そうだった(笑)。
食堂の小母さんに、これから駒場まで行きたいがと言うと、簡単に「いけます行けます」と言われてしまった。
一寸がっかり。
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