初瀬街道(川合高岡〜東青山)
7/13/03 メンバー単独 天気雨 気温23度?

 前回の六軒〜川合高岡に続いて2回目の初瀬街道です。今年の梅雨は長くて少しも明けません。今日も天気予報は降水確率70%の雨ですが、最近土日がらみの出張やら雨の日ばかりで、少しも歩いていないので出かけることにしました。

初瀬街道1

 9時半に近鉄川合高岡駅に着きました。ここはJR名松線の一志駅とすぐ近くです。駅を出て県道15号線を右にとると、すぐ弁当屋さんがありました。前回の空腹に懲りているのですぐ買いました(笑)。予報どおりの雨なので、合羽のずぼんをはき、ザックにもカバーを被せ傘をさして出発したのは9時55分です。

初瀬21 初瀬石垣 初瀬雲出川
謂れありそうなお宮さん 古そうな石垣と石碑 雲出川

 すぐ左の旧道に入り、また県道に出ると美杉村への道が左に分かれます。500mほど県道を歩いて右に街道にはいります。謂われのありそうなお宮さんや常夜灯があります。古そうな石垣の谷戸坂の手前に、これも謂われのありそうな、かわいい石碑がありました。

薬師地蔵をすぎて古い役場のような建物をすぎるとまた県道に合流します。常夜灯もあります。500mほど県道を歩くと街道は左に分かれますが、私は右手の狭い片山橋で雲出川を渡りました。成福寺を見るためです。以前はここに大仰(おおのき)橋が架かっていたのです。この橋は有料だったそうです。

初瀬22 初瀬常夜灯2 初瀬地蔵3
常夜灯? 大仰橋 有料の碑 かさつき地蔵

現在の大仰橋に10時40分につきました。ここでも私は街道をとらず誕生寺の近くを通る道にしました。このあたりのお寺や旧跡はみな真盛上人の謂われがあります。私も始めて知った上人です。

再度、初瀬街道である県道に合流して雲出川の右岸を歩いて行くと、これも真盛上人謂われの笠着地蔵が岩に刻まれています。

初瀬笠着地蔵 初瀬川原 初瀬桜
笠着地蔵 向こうに青山高原 亀ヶ広の桜 案内

この前の河原に逆さ地蔵があったらしいのですが見逃しました。雨は降っていますが雲出川のはるか向こうに青山高原らしき山が見えて、なかなかの気分です。亀ヶ広の桜の堤をすぎると二本木の集落に入ります。

大三駅の近くまで来ると木格子の古そうな木造住宅が目につきます。角屋という旅館ですが、今は空き家らしいです。二本木の旅籠の名残です。

初瀬二本木へ 初瀬旅館 初瀬大三
雲出川を再度渡り二本木へ 歴史ありそうな木造住宅 大三過ぎた常夜灯

街道を右折して2〜3分で近鉄大三駅です。11時45分〜12時15分までベンチで昼食休憩しました。

街道に戻ると、すぐ常夜灯があります。さらに歩くと右手にお寺が二つ、道なりに歩いていくと街道が消えてしまいます。白山神社の石柱が見えるので、そのあたりで165号線へ。左折して高橋橋を渡って右折、道なりに歩くと白山町郷土資料館があります。1時到着で15分ほど見学しました。無料です(笑)。

初瀬公民館 初瀬道標1 初瀬資料館
街道沿いの公民館 初瀬街道の道標 白山町資料館

165号線に出会い、しばらく国道を歩くと信号があり、右に街道へ入ります。このあたり雨はいよいよ本降りです。天台宗成願寺は、やはり真盛上人のお寺です。山門の仁王さんが石彫りなのは珍しいです。一寸休憩。

初瀬成願寺 初瀬成願寺2 初瀬石仁王
雨は激しく 成願寺 成願寺 正面 石彫りの仁王像は珍しい

雨も盛んなので予定通り東青山の駅に向かうことにします。青山峠越えは次回にしましょう。国道を渡り、少し行ったところに山の神が集団で祀られた広場がありました。お寺なのでしょうか。

初瀬山ノ神
山ノ神さまの集団

国道にでると、東青山四季の里まで1.3キロの案内がありました。登りの1.3キロです。2時7分発の電車に間に合い、桑名へ帰りました。雨はまだ降っています。


初瀬街道3
初瀬街道2

初瀬街道3 青山峠越えへ