参宮道 伊勢長島〜伊勢神宮

急に思いついて伊勢神宮まで歩くことにしました。
私の住んでいる三重県の北の端長島町からは、桑名、四日市、鈴鹿、津、松阪そして明和町の斎宮を経て伊勢まで、約100キロです。
年末の28日か29日には伊勢神宮にお参りできるよう計画したい。
長島町から桑名七里の渡し、そして四日市の日永の追分までは旧東海道。そこから分かれて参宮道になる。
できるだけ旧街道を歩きたいと思ってガイドブックやインターネットを調べてみたが、東海道はいっぱいあるが参宮道は見あたらない。インターネットのホームページ検索やいろんなパンフレットなどで調査しました。ほぼ、旧参宮道を歩けたと思っています。
1日目は長島から日永の追分まで旧東海道を歩きました。
11/23/02 天気晴れ メンバー単独
国道1号線の木曽川を渡る尾張大橋、その南詰めが今日のスタートです。明治25年に建てられた「東海道」の石碑があります。写真上。
8時15分に出発、国道沿いに桑名へ向かいます。途中、長島インターへの道辺りから国道を離れ、旧道に入ります。中町の辺りは昔遊郭があったらしいですが今は面影もありません。写真右は長島中学付近。
役場の北側を通って長良川・揖斐川にかかる伊勢大橋に出ます。8時55分です。右手には鈴鹿セブンマウンテン、左手には長良川河口堰が見えます。
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長良川近くのお寺、芭蕉の句碑があるとか |
伊勢大橋袂から鈴鹿山脈 |
長良川河口堰 |
長い橋を渡って国道を少し歩くと、さすが鋳物の街桑名です。鋳物工場の看板が目につきます。左側に「参宮国道」の碑があります。そこから国道に別れて七里の渡しに着いたのは9時45分です。
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国道1号線沿いに参宮道の石碑 |
桑名の掘割 |
七里の渡し付近の舟溜り |
この辺り桑名城の城跡が三の丸公園になっていて一休みします。木曽三川と言われる木曽川、長良川、揖斐川は昔は橋も無かったでしょうから、熱田の宮から船で桑名へ渡ったのは賢明な選択だったのでしょう。10時に七里の渡しをでました。
きれいに石で舗装された旧街道を行きます。歌行灯や柿安のそばを通り、城の堀端を進と突き当たり右折します。博物館で広い道を左折して歩きます。途中十念寺でお祭りがあり、立ち寄ると「ミス桑名の撮影会」もあります。残念ながら時間の関係で諦めました(笑)。
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桑名市博物館の前辺り |
十念寺 桑名七福神ですか |
町屋橋跡の説明板 |
「七曲」を右折するのですが一寸判りにくいです。日進小学校の信号です。国道1号線を渡って少し行くとT字路になり「矢田の立場」があり、そこを左折します。258号線の下をくぐって直進すると町屋川に 出ます。手前に安永の常夜燈があります。そこから国道にでるのですが。堤防に東海道の案内があるので見に行ってください。10時50分です。
国道の町屋橋を渡って右折、すぐ旧道に入ります。JR伊勢朝日の踏切を渡り、東芝三重工場の前を行きます。この辺り、街道筋の家々に「東海道」の木札が掛かっています。東海道ルネッサンスのおかげでしょうか。朝明橋に着いたのが11時45分。この辺りは第2名神の工事で大きく変貌しそうです。手前に「多賀の常夜燈」が一人取り残されています。
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伊勢乃蔵さん |
東海道ルネッサンスのお陰か |
朝明橋を渡ると、どこかのウオーキンググループが三々五々歩いていました。造り酒屋さんの試飲会もあるらしく、私も仲間に入れて貰いお酒と酒入りケーキを頂きました(^^;)。伊勢之蔵さんありがとうございました。
JRの手前の中華料理店で12時10−45分まで 昼食休憩しました。
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富田一里塚跡 |
東海道の地図が |
三岐鉄道の下をくぐり、少し行くと富田の一里塚跡があります。また、線路の下をくぐって近鉄富田駅の近くへ出ます。この辺り、道も判りにくいですが、道案内に従って進みます。茂福、八田、羽津と進むと万古焼きの看板が出てきます。
途中、120キロの力石があり、持ち上げてみようかと思いましたが、腰を痛めているので自重しました(笑)。1時55分に国道1号線に合流し海蔵橋に向かいます。手前で左に入ると多度神社があり、堤防に「三ツ谷一里塚跡」の小公園がありました。2時10分です。
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なが餅の笹井屋さん |
三ツ谷の一理塚跡 |
本来は江戸の辻にあったとか |
海蔵橋を渡り、すぐ左の旧道に入ります
ながもちの笹井屋さんなんかもあります。
四日市は何故か「大入道」が名物なのです。
少し歩いて、アーケードの道を右折、国道を渡ると「諏訪神社」です。2時45分です。
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諏訪神社近くのアーケードに入る |
日永神社 |
神社の前の商店街を進みます。近鉄名古屋線の下をくぐり、近鉄内部線に沿って進むのが旧東海道です。
団扇で有名な日永はこの辺りです。しかし、この街道、半端でなく車が多いです。車2台がぎりぎりすれ違える道幅ですが、歩行者は横をすり抜けていく感じです。
1時間も歩いて、3時50分「日永の追分」に着きました。
次回は、東海道と分かれて参宮道に入ります。日永追分〜津へ
東海道の続きはこちら。
左の写真は日永追分にある神宮遙拝の石碑です。
旅人はここから拝むか、この鳥居をくぐって参宮道に入ったらしい。