参宮道その2(日永追分〜津)
11/30/02 天気くもり、気温13度?、メンバー単独
![伊勢街道2](../kumanokodo/isekaido2s.jpg)
今日からいよいよ東海道と別れて参宮道に入ります。初めて乗った近鉄内部線は追分の駅に8時30分に着きました。日永追分はすぐそこです。写真左。
追分で分かれた広い県道は、すぐ1号線のバイパスをくぐって南下します。この辺で車の中からしきりと挨拶する人がいました。誰だったのでしょう。
![参宮内部川](PB300184.JPGa.jpg)
30分程で内部川を渡ります。写真左。
県道のすぐ右が参宮道です。入るとすぐ石柱があり、宇治山田まで17里4町とあります。68キロ強ということでしょうか。
河原田神社の前を通り県道に合流すると鈴鹿市です。県道は鈴鹿橋へ登りますが、右手の測道に入ります。
JR関西線の踏切を越え、鈴鹿川の河川敷に出ると高岡の常夜燈があります。
堤防に上がり、少し上流の高岡橋を渡ります。渡って右を見ると常夜燈が見えるので、そこまで堤防を歩きます。9時30分頃です。
![参宮石柱](PB300185.JPGa.jpg) |
![参宮河原田神社](PB300186.JPGa.jpg) |
![参宮常夜灯1](PB300187.JPGa.jpg) |
石表に距離が刻まれている。 |
河原田神社 |
高岡の常夜灯 |
堤防を降りて集落を抜け、田んぼ道をしばらく行くと十宮町です。常夜燈もあります。この辺り、鈴鹿サーキットの車の爆音が聞こえてくるような気がします。
![伊勢街道33](../kumanokodo/isekaido33s.jpg)
少し歩くと神戸宿の入り口を守っていた「神戸の見付」跡があります。10時で少し休憩します。
宿場町の面影残す街道(写真左)を15分も歩けば近鉄鈴鹿市駅です。
この辺り、ややこしくて道案内できませんが、「神戸の別院」(写真左下)の前を通って歩いて行くとT字路になり左折します。
この付近でまた知人に会い説明に一苦労です。
左折して300m程で神戸の常夜燈があります。ここを右折したのですが間違いでした。
直進して県道を渡り、肥田町−北玉垣町が正解みたいです。
右折して飯野寺家町から安塚町の阿自賀神社の前を左折して、伊勢鉄道、23号線をくぐって北玉垣町に入りました。
入ってすぐ右折すると雰囲気のある道なのですが、事前に2万5千でルート予測をしたとき、この道は又23号線に出てしまうので外していました。なので直進したのですが、どうも街道の雰囲気がしない。ぐるぐる30分程歩いたあげく元の道に帰りました。
![参宮常夜灯3](PB300198.JPGa.jpg) |
![参宮寺家](PB300199.JPGa.jpg) |
![参宮阿自賀神社](PB300201.JPGa.jpg) |
神戸三丁目の常夜灯、直進が正解だった。 |
寺家町で見たお寺 |
阿自賀神社で右折した |
なんの変哲もない道ですが、昔の街道には独特の雰囲気があります。民家の格子戸や低い2階、旅館、神社仏閣のそばには仕出しやさん等ですね。明治時代には郵便局も作られています。地図では判らない現地の雰囲気を無視すると失敗しますね。
![参宮道標2](PB300203.JPGa.jpg) |
![参宮道標1](PB300202.JPGa.jpg) |
![参宮道標3](PB300204.JPGa.jpg) |
ここに丸い石の石碑 |
これです |
23号線の石碑、写真の方向へ |
元の道は曲がりくねっていますが要所には「いせみち」の石碑があります。23号線に出た所にも石碑があり直角に左折しています。ここで12時なので小さな洋食屋さんで昼食休憩しました。
30分程で出て少し歩くと弥都加岐神社です。少しお参りして、この角を右折南下します。フジクラ電線の前を通り近鉄の踏切を渡ると江島本町です。踏切を渡った所に地蔵菩薩のお堂がありました。鎌倉時代のものとか。
![参宮弥都加伎神社](PB300205.JPGa.jpg)
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![参宮六地蔵](PB300206.JPGa.jpg)
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![参宮役の行者](PB300207.JPGa.jpg) |
弥都加岐(みずかき)神社 |
北の端地蔵菩薩 |
役行者神変大菩薩 |
その地蔵菩薩の近くに役行者の碑がありました。役ノ小角なのでしょうか。
適当に街道らしき道を行きます。白子本町に入り、近鉄白子駅の近くには河芸郡の役所跡があります。白子港も近いので、自称アクティブダイバーの私としては、海を見ないわけにもいかないので見に行きました。
白子の街も海岸沿いとは思えないほど街道の面影があります。道は曲がりくねって街道はよく判りませんが、久留間神社を過ぎて少し行くと立派な和田家があり、角には立派な石碑もあります。
![参宮白子道標2](PB300214.JPGa.jpg)
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![参宮白子道標](PB300213.JPGa.jpg)
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![参宮子安観音1](PB300215.JPGa.jpg)
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白子和田家の石碑 |
立派な石碑 |
観音寺門前も風情がある |
![参宮子安観音2](PB300216.JPGa.jpg) |
![参宮道標5](PB300218.JPGa.jpg) |
![参宮道標6](PB300219.JPGa.jpg) |
子安観音寺 |
石碑 |
石碑 |
観音寺に寄り、少し歩くと「左くわんおん道右さんくう道」と刻まれた石碑がありました。次の角にも「左いせみち」の石碑です。
道なりに歩いていると堀切川の蓬莱橋に出ました。橋のたもとに石碑があり、それに従って橋を渡らず、右折して23号線を渡ります。堀切川を渡り、少し上流に歩いて左折し、磯山三丁目の集落に入っていきます。2時15分頃です。
![参宮道標7](PB300220.JPGa.jpg) |
![参宮磯山](PB300221.JPGa.jpg) |
![参宮磯山2](PB300222.JPGa.jpg) |
蓬莱橋たもとの石碑 |
磯山付近も街道の面影 |
磯山の八幡神社 |
中ノ川橋の手前で23号に出て橋を渡ります。少し歩いて左折し千里に入ります。近鉄千里駅に3時に着き、10分ほどベンチで休憩しました。足も疲れてきて電車で帰りたくなりますが、勇気を出して出発します(笑)。
駅の手前の踏切を渡り、23号も越えて上野の集落に入ります。この辺りで古老みたいな人(笑)に尋ねると、確かにこの道が伊勢街道だそうです。上野神社の前を通り、風情のある光勝寺の門前も通って23号へ出て、中瀬の集落を通って又23号に出ると、いよいよ津市です。
![伊勢街道44](../kumanokodo/isekaido44s.jpg)
4時を過ぎ、辺りも薄暗くなってきたので、真宗高田派の総本山がある近鉄高田本山辺りで帰ろうかと思いながら歩く。
23号と右に分かれて栗真小川町に入り、近鉄の踏切をすぎると逆川神社があります。(写真左)
栗真小川から栗真中山にかけては街道の風情が残る道のはずなのですが、夕暮れ近くあせっています。
高田本山は急行停車駅ではないので、次が面倒なので江戸橋まで頑張ることにする。
栗真町屋町に入ると大きな常夜燈があり、その説明には、一身田方面からと白塚方面からの合流地点に建てられているとありました。
ここは巡礼道との追分で、名残の松もあります。
そうなんですね、参宮道と言っても一本だけじゃなくていろいろあるんだと、妙に納得する。23号の三重大学前の交差点に着いてのは4時55分で、その手前にも常夜燈がありました。
![参宮津常夜灯](PB300232.JPGa.jpg) |
![参宮江戸橋](PB300233.JPGa.jpg) |
交差点手前の常夜灯 |
5時なのに真っ暗 |
辺りはもう真っ暗です。渡って左折し江戸橋に向かいます。手前で23号と分かれて右折し、旧江戸橋を渡ります。ここまで来たら津まで入ってしまおうと、夜道の街道を歩いて津駅に着いたのは5時25分でした。
疲れました。
津〜高茶屋へ