参宮道(津〜高茶屋)
11/8/02 天気曇り 気温13度? メンバー単独
先日、日永追分から津まで歩いたとき、江戸橋付近で日没となり、江戸橋〜津は暗闇のなかを歩いてしまいました。
付近の景色を見落としていると思い再度歩くことにしました。
単に歩くだけでなく街道の名残も楽しまないと何もなりませんからねぇ。
今後は夜あるくのはやめにしましょう(笑)。
さて、今日は午後から用事があるのですが、今後の予定を考えると、少しでも歩いておかないと年末までに伊勢神宮にたどり着けそうもないので出かけました。
近鉄江戸橋の駅を出て広場を横切り左折するとすぐ江戸橋です。
江戸橋西詰は参宮道と伊勢別街道の合流点になり、道標と常夜燈があります。写真右。
道標の別街道方向には「高田本山」とあります。真宗高田派の総本山専修寺のことですね。
実は私の家はここが本来のお寺なのだそうです。
でも、お爺さんか曾祖父さんあたりが分家して京都に出てきたので、現在は西本願寺になっているんですが、私がまた三重県に帰ってきちゃったのでどうするかなあ。
伊勢別街道とは東海道関宿から江戸橋までの街道をいいます。
短いけど結構味のある街道です。
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江戸橋 |
西国何番かの札所? 一乗寺だったかな? |
江戸時代の豪商の典型的な 建築・阿部家 |
江戸橋から津方面は23号線から分かれたせいもあって、これが県庁所在地の駅の近くかと思えるほど開発から取り残されています。おかげで、江戸時代の豪商和田家の屋敷なんかがそのまま残っています。20分程で津の駅前です。10時15分頃です。
津駅前の大通りを越え、県庁前も越えて街道は23号線と平行して安農川まで進みます。右手には四天王寺なんかがあります。ここで一旦23号線に出て、塔世橋を渡ります。珍しくガス燈があります。渡って50mほどで右折し街道に入る。このあたり見るものもないが市役所まで行くと左手に城の石垣と堀が残っています。
岩田川の昭和橋を渡ると右手に津刑務所があり昔の建物も残っている。刑務所を過ぎて次の信号を何故か左折する。この辺、参宮道かどうか自信はないが、弁財天や結城神社のほうへ行くためには左折するしかない。23号線を渡り市営球場の前を通って、ともかく市杵島姫神社(弁財天)に出る。
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監獄の古い建物 |
弁財天のそばの閻魔堂? |
国道を渡るとこんな看板が
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弁財天の前を南下する道は、いかにも古い街道の面影がある。左手に結城神社への道を見ながら南下すると垂水南の交差点で23号線を渡る。JRの踏切を渡って細い街道を行く。不動尊のある交差点は左の広い道を直進する。藤方に入ると細い十字路の右手に道標と銅製の常夜燈がある。
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加良比野神社の参道かな |
加良比野神社参道の入口」の石碑 |
更に進むと高茶屋二丁目になる。高茶屋一丁目に入って橋を渡ると、右手に阿弥陀堂があった。眺めたり写真を写したりしていると、見ていたお婆さんが話しかけてきた。
「これは六阿弥堂といって、昔大きな光る木があり、そこから六体の阿弥陀さんを彫り、この地域にそれぞれお祀りした。」のだそうです。
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六阿弥堂 |
高茶屋神社の常夜燈 |
一寸離れて高茶屋神社と常夜燈があります。この辺り立派な家が多く感心しながら歩いていくと、右手に酒屋さんがあり、その前がすぐJR高茶屋駅への道です。12時25分の到着でした。
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