大峰奥駈 弥山〜前鬼

奥駈行者トンネル大峰奥駈道の2回目に今回は北半分の更に半分、弥山から前鬼を2泊3日で歩いてきました。同行はいつもの大阪のOさんです。台風6号の影響を心配しながらでしたが、歩いている間は好天に恵まれ感謝でした。

6月18日(金)自宅〜弥山小屋

行者還トンネル西口12時30分−奥駈道出合1時20分−弁天の森1時50分−聖宝宿跡2時20〜30分−弥山小屋3時20分

近鉄下市口駅を10時15分に出た奈良交通バスは1時間で天川川合へ着きます。そこから天川タクシーに電話してトンネル西口(写真左)に着いたのは12時前です。タクシー代は4600円です。

途中水場があり水を補給しました。登り口にも沢がありますが、ここの水がよりきれいとのことです。西口には車が10台以上駐車していました。ここで昼食をとり12時30分に出発しました。天気は快晴です。標高は1200m位でしょうか。

奥駈弥山登り 奥駈弥山出会い 奥駈弥山眺め1
稜線まで50分の登り 奥駈道出会い 山上ヶ岳方面かな

奥駈道との出合までの50分は急登の連続で息がきれます。前回で懲りて今回は食事付小屋泊にしているので荷物は軽くその点楽です。途中石楠花の木が多いですが、すでに花はありません。標高は1600m位でしょう。

出合から聖宝宿跡までは平坦でのんびりできます。弁天の森の名前のとおり森の中なので周囲の眺望はききません。道を少し外れると鹿の糞が多く、蝿が多くて閉口します。木々の切れ目から山上ヶ岳がちらちらします。1時間ほどで大きな仏像のある聖宝宿跡です。

奥駈弥山石休宿 奥駈弁天森 奥駈聖宝宿
石休ノ宿 弁天の森 聖宝宿跡

ここから弥山小屋までは又登りになります。30分急登すると展望の良い尾根に出て涼しい風に吹かれます。ここまで来れば小屋はもうすぐです。
標高1900m近くにある弥山小屋は天川村の経営の立派な施設で定員は250名とのことです。でも今日は我々二人のほかに1名だけで合計3人です。小屋で受付を済ませて頂上の神社にお参りに行きました。歩いて2〜3分です。

奥駈弥山小屋 奥駈八経1 奥駈弥仙神社
弥山小屋 近畿最高峰 八経岳 弥山頂上神社

途中明日のコースの八経岳がすぐ近くに見えます。お参りの後、これもすぐ近くの「国見八方睨」へ行き二人でささやかな宴会をしました。時々雲が通って行きますが、鳥のさえずりを聞きながら雄大な景色を眺めながらの宴会は至福の時です。大普賢や山上ヶ岳・台高の山々が見えているようです。

奥駈弥山夕食 奥駈弥山売店 奥駈弥山小屋2
余りにも質素な食事 売店は高いけど充実 宿泊施設は立派

小屋の夕食は5時です。年に2回ほどヘリコプターで荷揚げしているという小屋の食事は質素なものです。缶ビールは600円です。おつまみやアルコールは自分で持って行くべきでしょう(笑)。宿泊代は3食付で8000円です。
食事の後、秋田から来ているという単独行の青年と、小屋の前のテーブルで日が暮れるまで飲んで寝てしまいました。

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