熊野脇道 宮川ルート その2(大宮町野原−滝原)
脇道23/15/03 天気 曇り時々雨 気温10度 メンバー単独

前回の田丸〜野原に続いて熊野脇道宮川ルートの2回目です。今週1週間は食べ過ぎ飲み過ぎで不摂生な1週間だったので、少し体内を浄化しなければと思って出かけました。

「現在四国沖に低気圧があり東に進んでいます。東海地方はまもなく雨になるでしょう。」といった天気予報を聞きながら駅に向かいました。

脇道七保9時47分、JR紀勢線栃原駅に列車は着きます。雨はぱらついていますが雨具をつける程でもないので、そのまま歩き始めます。前回は疲れた足取りで歩いた野原までの道も、今日は元気で、すぐ野原橋にかかります。宮川の手前が大台町、橋を渡れば大宮町です。

県道38号の野原の信号に10時20分です。この辺り七保は松阪牛の生産地です。今回のルートは殆ど県道38号線沿いです。

野原では一寸県道から離れて旧道に入ったりしながら歩きます。宮川の川面を見ながら歩いていると、対岸には熊野街道伊勢路で歩いた神瀬の集落が見えます。40分程で野添の集落です。ここでも旧道に入ると神社がありました。名前も解りませんが10分程休憩します。今回は急いで歩いても、滝原からの紀勢線が16時22分まで無いので、のんびり歩きます。

脇道神社 脇道分かれ 脇道杉2
野添の神社 42号線と分かれて左金輪へ 杉花粉がすごい

野添の集落を過ぎると道が分かれ、右は七保大橋から42号線へ、左は金輪方面です。金輪方面にとると道は山中に入り、車も殆どなくなります。でもこれが38号線です。私は花粉症ではないのですが、付近の杉林が黄金色に染まっています。天気の良い風の日は、雲のように花粉が飛び散るのをよく見ます。

脇道金輪

脇道神社2

脇道石標

金輪への石標

櫃井神社

櫃井原辺りの石標

金輪の手前に町の施設があり、その道端に石の道標がありました。集落を過ぎるころ櫃井神社というのがあり、すぐ広い車道と合流します。櫃井原で12時です。左にとるとバス停があります。古里の集落に入り、右手にお寺をみると道が分かれます。右手のスーパーのほうが旧道なので、そちらに入ります。この辺り空腹で、しきりと昼食を催促されますが、この状態が体内浄化の状態と我慢して歩きます。

また県道に出て少し歩くと野呂瀬橋という小さな橋があります。この袂に「右くまの道」という石碑があります。おそらくこのルートで「くまの」という字が出てくるのは、ここぐらいでしょう。ここで県道と分かれて橋を渡ります。12時30分です。この辺り標高は100m程です。ここから15分程は宮川の支流藤川の川面を見たりして風情があります。

脇道石標2

脇道川沿い

脇道水場

くまのみちの石碑

藤川を見ながら

七保の登りにある水場


南島町への県道46号線と分かれた38号線にまた出会います。ここから七保峠までは登りなので、元気を付けるため昼食にします。今日は粗食に耐えようとコンビニのおにぎりにしました。でも3つも食べてしまいました。25分程休んで1時10分に出発します。
車も少ない、緩やかな登りを30分ほど歩くと峠らしき所に出ました。標高は280m位です。付近の眺望もまずまずです。

脇道峠

脇道滝

脇道川

七保峠らしき所

頓登川の小さな滝

とんど川と珍しい名前


当然ながら峠を越えると下りになります。滝原神宮の境内を流れる「頓登川」の上流になります。途中、小さな滝などを見ながら35分程で森林公園にでます。

脇道川2

脇道くまのや

脇道大内山川

ここで伊勢路と合流する

くまのやさん

大内山川、滝原駅前

ここで県道と別れて右折します。滝原神宮ので1キロ弱です。滝原神宮の前には江戸時代からあるという「くまのや」という売店があります。神宮は前回お参りしたので、今回は道の駅の前にある昆虫館を訪ねました。特に見る物もないですが、世界の昆虫が展示されています。「くわがた」の標本は3000円以上もすることを知りました。

引き返して、再度神宮の前を通って滝原駅に向かいます。前回も入った、国道沿いのうどんやさんに着いたのは3時です。おでんを貰って麦酒とお酒を飲みながら1時間ほど居ました。おばさんに、地元ではこの辺が昔の熊野街道だったと言うことを知っているの?と訪ねたら、小学生が遠足で「三瀬坂峠」越えをしたりして教えていると言っていました。

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