熊野古道中辺路−1
2000年8月12日 滝尻〜近露(熊野古道中辺路)
紀伊田辺発11:15のJRバスで滝尻へ向かう。滝尻まで40分の予定。今日の行程はガイドブック(山渓の熊野古道を歩く)で14キロ、6時間35分なので、民宿へ着く時間を考えると、もう少し早く出たいが三重県からではこれが精一杯。
バスを降りてすぐ歩きたいので、食事はバス停の前でちらし寿司を買ってバスの中で食べる。
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紀伊田辺駅前のバス停 |
熊野古道館 |
滝尻王子への入り口 |
お盆で国道が渋滞し12時05分着。川向こうの熊野古道館へ行く。
管理人さんからマムシに注意して棒でも持っていくようにと教えられて12時15分出発。
すぐ前の滝尻王子社の左手から熊野古道にはいる。
胎内くぐり、乳岩、不寝王子跡をすぎ飯盛山まで急登が30分続く。最初の1ピッチで既に汗びっしょり。
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藤原秀衡伝説の胎内くぐり |
不寝王子跡 |
眺望も良くなる |
そこから緩やかな下りで眺望も良い。やがて高原熊野神社に着く。ここまで約1時間15分。語り部さんが居て由来を聞き水を飲む。
すぐ近くに高原霧の里休憩所があり、展望台、駐車場、土産物、うどん等がある。
休憩所を出てうっかり左に道なりに歩いたが、「この道は熊野古道ではありません」の看板、休憩所の前から入る道が有ったらしい(^_^;)
民家の間を抜けて登っていくと「ここから近露まで民家はありません」の看板がある。
ここから今日のハイライト。はじめて他のグループに出会う。2日間で出会ったのは4〜5組だった。
高原池、大門王子社を経て眺望の良い十丈王子跡で休憩。悪四郎山(782M)の中腹を巻きながら上田和茶屋跡まで木立の中を歩く。
今回のコースは全般的に杉や檜、また広葉樹の林の中を歩くことが多く、涼しい日陰が多くて大変気持ちがいい。命の洗濯といえる。
台風9号の影響で雨がパラついてくる。逢坂峠を越え、大坂本王子跡を過ぎて、少し行くと311号線に出会い道の駅中辺路につく。
午後4時を少し廻ったあたりで残り30分程度なので道を渡って休憩する。
ここからはガイドブックに必ず写真の出てくる牛馬童子の石仏を見て箸折峠を経て30分程度で近露の宿場へ着く。
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大坂本王子跡 |
道の駅 中辺路 |
牛馬童子 フラッシュがまずいか(^^;) |
近露には近露王子、熊野古道なかへち美術館があり、民宿も数軒ある。
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近露の集落が見えてくる |
なかへち美術館 |
近露王子跡 |
我々は王子から少し川上に入った上小野温泉と併設する民宿近露が今夜の宿。
宿到着は5時であった。
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左上小野温泉、右民宿近露 |
宿の夕食、温泉鍋が面白い。 |
泡が出るんです(笑)。 |
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